Webデザインにおいて、グラフィックタブレットは重要なツールのひとつです。しかし、グラフィックタブレットには多くの種類があり、どれを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、Webデザイナーにおすすめのグラフィックタブレットを10選厳選しました。それぞれのタブレットの特徴やおすすめポイントを解説しますので、参考にしてみてください。
目次
- グラフィックタブレットとは
- グラフィックタブレットの必要性
- グラフィックタブレットのメリット
- グラフィックタブレットのデメリット
- グラフィックタブレットの選び方
- タブレットの種類で選ぶ
- タブレットのサイズ
- 筆圧 傾き検知機能
- ワイヤレス接続の有無
- 価格帯
- Webデザイナーにおすすめのタブレット10選
- Wacom Intuos Pro (Lサイズ)
- XP-Pen Deco 03
- GAOMON S620
- Wacom Intuos small CTL-4100
- WACOM Cintiq 27QHD
- WACOM Cintiq Pro 24
- HUION Kamvas22 Plus
- HUION H430P
- XPPen Artist 22セカンド
- WACOM Cintiq22HD
- まとめ
グラフィックタブレットとは
グラフィックタブレットとは、専用のペンを使って直接タブレット上に描画できる入力デバイスです。タブレット上に描いたデータはパソコンに転送され、PhotoshopやIllustratorなどのソフトウェアで加工することができます。
グラフィックタブレットの必要性
Webデザイン業務としてロゴやイラストを作成する際、細かいディテールや微妙なニュアンスが求められます。マウスを使って描画することもできますが、手描きのような自然な表現が難しくなるのがデメリットです。
グラフィックタブレットを使えば、手描きに近い表現が可能になります。また、タブレットで直接描画できるので作業効率も向上します。
グラフィックタブレットのメリット
グラフィックタブレットとタッチペンを使うことで、紙の上に書くように直感的な表現で書くことができます。また、細かい部分の修正やレイヤーの操作がマウスよりも簡単にできるのがメリットです。
タブレットを使ったデザインは、ペーパープロトタイプのようにアイデアを形にしやすいため、クライアントとのコミュニケーションがしやすくなります。
グラフィックタブレットのデメリット
グラフィックタブレットのデメリットは、持ち運びに不便なことや初心者にとっては扱いにくい場合があることです。
たとえば板タブレットを使う場合、ディスプレイを見ながら手を動かすので慣れるまでに時間がかかることがあります。その反面、操作に慣れると効率よく直感的なデザインを作成できるようになります。
また、サイズが大きいと出先で使用するときの負担になります。職場やカフェなど日常的に持ち運んで利用する方は、コンパクトサイズで軽量なグラフィックタブレットがおすすめです。
グラフィックタブレットの選び方
グラフィックタブレットの選び方は下記の通りです。
タブレットの種類で選ぶ
グラフィックタブレットの種類は主に3つあります。
- 板タブレット
- 液晶ペンタブレット
- タブレットPC
板タブレット
板タブレットはペン型デバイスで専用の板に触れることで、PCやモニター画面上を操作できるタブレット。紙のように摩擦感のある書き心地が特徴で、グラフィックタブレットのなかでも比較的安い値段で購入できます。
液晶ペンタブレット
液晶ペンタブレットは、タブレット本体に液晶ディスプレイが搭載されているのが特徴。ディスプレイの上に専用のペンで直接描画することができるため、より自然な描画感覚を得られます。
価格帯やサイズもさまざまで、大画面のものから小型のものまで幅広く展開されています。
タブレットPC
タブレットPCはタブレットとしての機能に加え、PCとしての機能も備えたハイブリッドなデバイスです。WindowsやiOSなどのオペレーティングシステムを搭載しており、PCソフトウェアも利用できます。タブレットとしての機能とPCとしての機能を両立しているため、ビジネス用途にも適しています。
上記のようにそれぞれ特徴が異なるため、自分に合ったタブレットを選ぶことが大切です。
タブレットのサイズ
グラフィックタブレットのサイズは、自分が描画する範囲によって選ぶ必要があります。大きいタブレットは広い範囲を描画できますが、持ち運びに不便です。
また、板タブレットを使用する方はサイズだけでなく、利用するモニターと同じアスペクト比のモデルを選ぶことがおすすめ。双方のアスペクト比が異なると、板タブレットで書いている場所とモニターに反映される場所が異なって書きにくくなります。
筆圧 傾き検知機能
筆圧検知機能は、描画する際の筆圧を感知して太さや濃度を自動的に調整する機能。神に書くように自然な線の太さと濃度を実現できます。
一方、傾き検知機能はペンの傾きを感知して、描画される線の太さや濃度を調整する機能です。双方の機能は、自然な描画体験を実現するために欠かせないものとなっています。
ただし、機能によっては対応しているソフトウェアが限られている場合もあるので、使用するソフトウェアに合わせて選ぶことが重要です。
ワイヤレス接続の有無
ワイヤレス接続機能があるかどうかも重要なポイントです。有線接続だとタブレットとパソコンが直接つながっているため、作業スペースの確保や移動の際の取り外しが面倒になることがあります。
一方、ワイヤレス接続に対応しているタブレットであれば自由自在に移動できるため、作業の効率化につながります。
以上のように、グラフィックタブレットを選ぶ際には、自分がどのような用途に使いたいのかを考慮して、機能や性能などをしっかりと比較検討しましょう。
価格帯
グラフィックタブレットの価格帯は、数千円から数十万円まで幅広くあります。価格に応じてタブレットの性能や機能が異なるため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。
初心者や予算が限られている場合は、安価なタブレットから始めることをおすすめします。
Webデザイナーにおすすめのタブレット10選
Webデザイナーにおすすめのタブレットを10商品紹介します。
Wacom Intuos Pro (Lサイズ)
CintiqからWacom Intuos Pro Lサイズにメイン機材切換えます!ありがとうCintiqの古いヤツ! pic.twitter.com/uXVzs05dzE
— ぬりぬりぞんび (@ketu_supu) November 14, 2022
プロフェッショナルな制作に対応する高性能なグラフィックタブレットです。8192レベルの筆圧感知や±60レベルの傾き検知機能が搭載されており、紙に書いたような線の太さと濃度を実現します。
マルチタッチ機能などを備えており、作品の拡大 縮小 回転などを自由に操作できるのが魅力。マルチタッチ認識数は合計10点なので、1回で複数の動作を可能にする機能性に優れたモデルです。
サイズは横311×縦216mmと広い作業領域を提供し、複数のモニターにも対応します。また、Bluetoothを使ったワイヤレス接続もできるところがおすすめポイントです。
XP-Pen Deco 03
NEW VIDEO: XP-PEN DECO 03 Digital Graphics Drawing Tablet + Stylus Pen https://t.co/sRWjNjH7vl via @YouTube 😎👍--#Deco03 #GraphicsTablet #XPPen @xppen_uk @XPPen @XPPenUSA pic.twitter.com/7G0ZQC4d3c
— Chigz TR (@ChigzTechReview) April 21, 2018
コンパクトでスタイリッシュなデザインのグラフィックタブレット。8192レベルの筆圧感知や6個のカスタマイズ可能なショートカットキーを搭載しており、快適な操作性を実現します。
本製品の側面にはマルチファンクションダイヤルが搭載されており、表示画像の拡大や縮小などを直感的に操作できるのが特徴。カスタマイズにも対応しており、自分がよく使う機能を割り当てることもできます。
また、Bluetooth接続にも対応しており、配線を気にせず利用できるのも魅力のひとつです。
GAOMON S620
GAOMON S620 6.5 x 4 Inches 8192 Level Battery-free Pen Support Android Windows Mac Digital Graphic Tablet for Drawing & Game OSU #beautiful #love https://t.co/QFwFXkuR6M pic.twitter.com/SxUGsIgeEd
— Swift Shopping Street (@swiftshoppings1) March 21, 2023
厚さ6.3mm、重量135gと超軽量で薄型のグラフィックタブレット。電池不要のペンが付属されており、コストパフォーマンスに優れています。また、Android端末とも接続できるので、スマホやタブレットでも使えます。
Windows macOS Androidなど幅広いOSと端末に対応しており、汎用性に優れているのが特徴。サイズは横211×縦174mmと比較的コンパクトなので、外に持ち運んでデザインを作成するのにおすすめです。
Wacom Intuos small CTL-4100
Wacom Intuos Small ベーシック CTL-4100/K0-DX買ってきた!人生初のペンタブです。 pic.twitter.com/jW1mpzhkqw
— ハッシィ (@hassy_sa223) September 29, 2019
初心者向けのシンプルで使いやすいグラフィックタブレットです。4096レベルの筆圧感知や4個のカスタマイズ可能なショートカットキーを備えており、基本的な機能が揃っています。
Windows Mac Chromebook 6.0以降のAndroid OSなどさまざまなOSに対応しており、汎用性の高いところが魅力。ブラック ピスタチオグリーン ベリーピンクの3色から選べるので、デザインにもこだわりたい方におすすめです。
WACOM Cintiq 27QHD
うちの要塞です左上:NEC MultiSync LCD-PA242W-B5右上:EIZO FORIS FS2331下 :Wacom Cintiq 27QHD Touch#絵描きさんの作業環境が見たい pic.twitter.com/bdi0XFo0NS
— ぼーる丸₍₍⁽⁽🐤₎₎⁾⁾イラストレーター (@ballmaru0) May 6, 2018
27インチQHD液晶画面を搭載した大画面のグラフィックタブレットです。2560×1440pxの高解像度と97%のAdobe RGB色域により、鮮明で美しい映像表現が可能です。
また、ExpressKey Remoteという専用リモコンも付属しており、多彩な操作を行えるところがおすすめです。
WACOM Cintiq Pro 24
Working on some oysters next.Wacom Cintiq Pro 24 & Photoshop#SciArt pic.twitter.com/npSUrAW4sq
— René Campbell (@ReneCampbellArt) March 26, 2023
23.6インチ4K液晶画面を搭載したプロ仕様のグラフィックタブレットです。3840×2160ピクセルの超高解像度と99%のAdobe RGB色域により、精密で鮮やかな映像表現を実現できます。
8192レベルの筆圧感知や傾き検知、マルチタッチ機能も備えており、自然な描き心地を提供します。また、USB-CポートやHDMIポートなども豊富に装備しており、接続性にも優れているところがおすすめのモデルです。
HUION Kamvas22 Plus
プライムデーでぽちって、液タブをHUION Kamvas22 Plusに買い替えました👍今まで使ってたのは同じHUIONのGT220で四年ほど使ったらしい。めちゃくちゃ描きやすくなってて感動。悩んだけど買ってよかった。。 pic.twitter.com/SFvh4HMH7G
— 九継薫 (@kkutugi) June 23, 2021
21.5インチフルHD液晶画面を搭載したコスパ抜群のグラフィックタブレット。1920×1080pxの高解像度と140%のsRGB色域により、クリアで鮮明な映像表現が可能です。
8192レベルの筆圧感知や±60°傾き検知、電池不要ペンなども搭載しており、快適な描き心地でデザインできるのが特徴。また、ディスプレイには視野角の広いIPSパネルとアンチグレアガラスを採用。光の反射を気にせず精度の高いデザインを実現できます。
HUION H430P
今回Android対応の3000円弱のペンタブHUION H430Pで美奈都の誕生日のなぞり絵を描いてみました最初Xperia Z4 TabletがUSBメモリすら認識しなくてOSを更新してOTGで給電せずに接続したら認識して無事ibisPaintで筆圧感知できるように😃ペンのボタンの[取り消し]と[やり直し]を使いまくってました😆 pic.twitter.com/9G3PwRN5Kc
— ふぇいりー (@fei2503) June 16, 2019
サイズが横186.6×縦139.2mm、重量が135gとコンパクトで軽量なグラフィックタブレット。カフェやコワーキングスペースなどの出先でデザインする機会の多い方におすすめです。
4096レベルの筆圧感知や4個のカスタマイズ可能なショートカットキーを備えており、機能性に優れているのが特徴です。また、OSU!や描画ソフトなどに対応しており、多彩な用途に活用できます。
XPPen Artist 22セカンド
21.5インチフルHD液晶画面を搭載しており、高画質で広い画面が特徴的なグラフィックタブレットです。88%のNTSC色域により、明るく美しい映像表現が可能です。
8192レベルの筆圧感知機能と±45°傾き検知機能により、紙に近い線の太さと濃度を実現。電池不要のペンなども搭載しており、滑らかな描き心地を提供します。
WACOM Cintiq22HD
WacomのCINTIQ22HDだよ! pic.twitter.com/iTnhnFKajz
— 百乃木桃埜@漫アシ (@hentaiaya) July 29, 2018
1920×1080pxの高解像度と72%のNTSC色域により、鮮明で自然なデザインを可能にしたグラフィックタブレットです。2048レベルの筆圧感知や傾き検知、マルチタッチ機能なども備えており、直感的な操作性を実現します。
16個のカスタマイズ可能なショートカットキーと2個の回転リングも付属しており、豊富な機能を搭載しているのが魅力。効率よくデザイン作業できるモデルを選びたい方におすすめです。
まとめ
グラフィックタブレットを使うことで、自然な描画ができるだけでなく正確な線や曲線を表現できます。
また、自分のイメージをスムーズにアウトプットできるので、Webデザイナーの仕事でもあるロゴやアイコン作成などの作業効率化にも繋がります。価格帯や機能などを比較して、自分に合ったタブレットを選びましょう。
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