SDT株式会社がPanorama AI BoxをGemma 3、Phi-4、Qwen 3に対応しオフライン環境でのLLM活用を強化
SDT株式会社は2025年5月26日、オフライン環境でLLMを活用できる「Panorama AI Box」を拡張し、GoogleのGemma 3、MicrosoftのPhi-4、AlibabaのQwen 3への対応を開始したと発表した。高いセキュリティが求められる工場や病院、公共インフラなどインターネット接続が許可されない環境において、クラウド型LLMが利用できない課題を解決するソリューションとして位置付けられている。
Panorama AI Boxは2024年にELYZAとRAG技術を組み合わせた安全なAI活用基盤として発表され、今回の拡張により顧客がタスクやデータに応じて最適なLLMを選択できる自由度が大幅に向上した。軽量・高効率なGemma 3、高度な推論を小規模モデルで実現するPhi-4、ハイブリッド推論を行うQwen 3の対応により、多様なユースケースへの対応力が強化されている。
既存のPanorama AI Boxユーザーは無償でアップデートが可能であり、新規導入についても従来価格を維持したまま提供される。導入コンサルティングやRAG用データ整備を含むパッケージも用意され、製造業での熟練技術者の暗黙知の形式知化や医療機関での医療インシデント分析、自治体での政策資料検索など幅広い活用シーンが想定されているのだ。
Panorama AI Boxの対応LLMと特徴

PR TIMESより
GoogleのGemma 3 | MicrosoftのPhi-4 | AlibabaのQwen 3 | |
---|---|---|---|
主要特徴 | 軽量・高効率 | 高度な推論を小規模モデルで実現 | ハイブリッド推論 |
適用分野 | 効率重視のタスク | 推論が必要な複雑なタスク | 多様な推論パターンが必要なタスク |
主な活用例 | マニュアル検索、作業手順案内 | トラブルシューティング、リスク予測 | 政策立案支援、複合的問い合わせ対応 |
trends編集部の一言
Panorama AI BoxのマルチLLM対応は、セキュリティ要件が厳しい環境でのAI活用において画期的な進歩を実現している。特に製造業や医療機関、自治体などインターネット接続が制限される現場では、これまでクラウド型LLMの恩恵を受けることができなかったが、オンプレミス環境で複数のLLMを使い分けることで業務効率化と知識活用の両立が可能になるはずだ。
既存ユーザーへの無償アップデート提供と従来価格の維持は、導入企業にとって大きなメリットとなる。RAG技術と組み合わせることで企業独自のデータを活用した高精度な回答生成が実現され、熟練技術者の暗黙知の形式知化や医療安全の向上など、各業界が抱える具体的な課題解決に直結する価値を提供するだろう。
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