アズ・マーケティング株式会社は2026年7月7日(火)より、BtoB企業のリード獲得に特化したノンシナリオ型AIチャットボット「AIComms(エーアイコムズ)」の提供開始を発表しました。
AICommsが応えるBtoBサイトの「見えない離脱」課題
BtoB企業のWebサイトでは、訪問者の約99%がコンバージョンせずに離脱しているといわれています。問い合わせフォームへの記入をためらう、検討段階での質問がしづらいといった理由から、興味を持った見込み顧客の多くが声を上げることなく去っていく現状がありました。
従来の問い合わせフォームを中心としたWebマーケティングでは、コンバージョン率は1〜2%にとどまります。残り98〜99%の訪問者は、サイトオーナーから見えないまま失われていました。シナリオ型・選択式ボタン型のチャットボットも、想定外の質問への対応不可やフォーム遷移での離脱といった構造的な限界が指摘されてきました。
AIComms(エーアイコムズ)は、こうした課題に対して「ノンシナリオ型」というアプローチで応えるサービスです。最新の生成AI(AWS Bedrock経由のAnthropic Claude)が、訪問者の自由な発言に対してその都度最適な対話を組み立てます。対話の開始から、ニーズの引き出し、会社名や担当者名、電話番号、メールアドレスの取得まで、すべて自然な会話の流れの中で完結する設計です。
AIComms(エーアイコムズ)の主な機能
AICommsの特徴を支える主な機能として、次の3点が挙げられます。
- 自然な会話によるリード獲得(フォーム遷移なし)
- HOT/WARM/COLDの3段階による商談化可能性の自動判定
- HOTリード発生時のメール・Slackへのリアルタイム通知
HOT/WARM/COLDの自動温度判定は、会話の内容と着地点をもとに、商談化の可能性を3段階で分類しました。電話説明を希望する訪問者はHOT、資料送付を希望する訪問者はWARM、会話が途切れた訪問者はCOLDとして判定され、営業活動の優先順位付けに活用できます。リアルタイム通知によって、熱量の高いタイミングで素早くアプローチでき、商談化率の向上が期待できます。
導入はノーコードで完結です。JavaScriptタグ1行をサイトに貼るだけで設置が完了しました。WordPressやShopify、自社CMSなど、あらゆる環境に対応しています。
データはすべて日本国内(AWS東京リージョン)で処理・保管される仕組みです。通信時はTLS 1.3、保管時はAES-256で暗号化を実施し、GDPR・個人情報保護法に準拠した運用体制をとっています。AWS側・Anthropic側ともに、会話データを学習目的で利用したり、人間がアクセスしたりすることはありません。
AIComms(エーアイコムズ)の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | AIComms(エーアイコムズ) |
| 提供企業 | アズ・マーケティング株式会社 |
| 提供開始日 | 2026年7月7日(火) |
| カテゴリ | ノンシナリオ型AIチャットボット |
| 利用料金 | Starter:19,800円/月(200回/月・1名運用) Team:79,800円/月(700回/月・小規模チーム) Business:148,000円/月(2,000回/月・中規模チーム・複数サイト運用) Enterprize:個別見積(無制限・大企業・複数事業部) ※年額契約で15%オフ |
| 無料トライアル | 14日間(Enterprizeを除く全プラン) |
| 導入方法 | JavaScriptタグ1行を貼るだけ(ノーコード) |
| 対応環境 | WordPressやShopify、自社CMS等すべての環境 |
| データ処理 | 日本国内(東京リージョン)で完結 |
| セキュリティ | TLS 1.3・AES-256・GDPR・個人情報保護法準拠 |
| 設立 | 2024年7月 |
| 所在地 | 埼玉県越谷市 |
| 代表者 | 代表取締役 菊地真人氏 |
| コーポレートサイト | https://az-mark.jp |
trends編集部の一言
BtoB企業のWebサイトで訪問者の約99%がコンバージョンせずに離脱しているという数字は、マーケティング業界全体で長らく共有されてきた課題です。業界全体としては、「問い合わせ」という行為の設計そのものを見直す動きが加速しており、フォームに頼らない接点設計への関心が高まってきました。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、「話を聞いてみたい」という温度感のまま会話の中で連絡先を取得できる設計は、コンテンツマーケティングとインサイドセールスの間にある取りこぼしを埋める試みとして、注目しておく価値があります。同種サービスとの差別化要素として、HOT/WARM/COLDの自動判定による営業優先度の可視化は、リード管理の精度向上という観点からも注目されそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「BtoBリード獲得特化!対話形式でリードを獲得する、シナリオに頼らない「ノンシナリオ型AIチャットボット」AICommsを2026年7月7日リリース | アズ・マーケティング株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000145899.html, (参照 26-06-25).
