株式会社CINCは、SEO・AI検索最適化(GEO/LLMO)の調査・分析ツール「Keywordmap」において、「AI検索結果レポート(β版)」のデータ取得対象にMicrosoftが提供する生成AI『Copilot』を追加する機能アップデートを実施しました。
KeywordmapのAI検索結果レポート(β版)の概要と今回のアップデート
「AI検索結果レポート(β版)」は、生成AIがどのような情報を引用・参照しているかを可視化・分析できる機能です。自社や競合他社のブランドの推奨状況を定量的に把握できます。単一の回答抽出にとどまらず、数千件規模の大量のプロンプトに対する回答結果を一括で取得・解析できる点が最大の特徴です。
生成AIごとの言及傾向の違いやAIが回答の根拠とする「引用ドメイン」のランキング、ブランドごとの言及シェア(Share of Voice)を算出することによって、従来のSEOの枠を超えたマーケティング戦略を可能にします。
今回のアップデートで追加されたCopilotは、高度なセキュリティ面・ガバナンス面への信頼から、大企業を中心に社内で利用する生成AIとして標準採用されるケースが増えました。ビジネスパーソンの意思決定プロセスが「業務環境内のAIへの問いかけ」から始まるケースが増加する中、Copilotの回答データを網羅することはAI検索対策(GEO/LLMO)上、不可欠な要素となっています。
KeywordmapのAI検索結果レポート(β版)で実現する4つの機能
今回のアップデートにより、「AI検索結果レポート(β版)」では以下の4点が可能です。
- 従来の4つのAI(ChatGPT / Gemini / Perplexity / AI Mode)にCopilotを加えた回答データの数千件規模での自動一括取得・比較
- Copilotを含めた各AIの回答内における自社・競合の引用回数・言及回数の集計とシェア可視化
- Copilot固有の引用・参照傾向に対応した有力ドメインの特定とパブリシティ戦略の優先順位付け
- Copilotデータを含む網羅的な切り口での集計とCSV出力による社内レポートへの組み込み対応
Copilotは、他のAIとは異なる引用・参照をする傾向にあることから、解像度の高い分析と、より多角的な施策の実行を支援します。CSV出力により、独自の高度なデータ活用も容易です。
Keywordmapの活用シーンと期待される効果
BtoBマーケターや大企業向けサービスを展開する企業にとっては、ターゲット顧客がCopilotに質問した際に、自社ブランドが競合と比較してどの程度紹介されているかを定量的に測定できます。BtoBにおけるデジタル認知の健康診断として活用されてきました。
「一般消費者がChatGPTで検索したときの回答」と「ビジネスパーソンがCopilotで検索したときの回答」を並列で比較することによって、AIの利用シーンやプラットフォームごとの言及の差分を可視化できます。これにより、どの領域の対策(SEO/GEO)が不足しているかを特定し、Bing SEOおよびコンテンツ・パブリッシング戦略の立案が可能です。
大企業の導入が多い傾向にあるCopilot内での認知状況を定点観測することによって、競合他社が気づいていない「AI内でのシェア奪取」にいち早く着手することが可能です。自社が言及されず、競合ばかりが推奨されることによる機会損失を未然に防ぐ効果も期待されます。
Keywordmapおよび株式会社CINCの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社CINC |
| 代表者 | 代表取締役社長 石松友典氏 |
| 設立 | 2014年4月 |
| 本社 | 東京都港区虎ノ門1丁目21-19 東急虎ノ門ビル6階 |
| サービス名 | Keywordmap(キーワードマップ) |
| 今回の機能 | AI検索結果レポート(β版)へのCopilot追加 |
| 対応AI | ChatGPT / Gemini / Perplexity / AI Mode / Copilot |
| 主な特徴 | 数千件規模の一括取得・言及シェア算出・引用ドメイン特定・CSV出力 |
| 受賞歴 | ITreview Best Software in Japan 2年連続受賞(2025年度:58位、2024年度:41位) BOXIL Good Sevice受賞・お役立ち度・機能満足度No.1 |
| サービスURL | https://keywordmap.jp/ |
trends編集部の一言
数千件規模のプロンプトを一括で解析し、AIごとの言及シェアを可視化できる点は、マーケティングの現場でも関心が高いテーマです。業界全体としても、SEOの延長としてGEO/LLMOへの注目が急速に高まっており、「どのAIで言及されているか」が戦略指標として認識されるようになりました。
今回のCopilot対応は、BtoB企業にとって特に意味が大きいアップデートではないでしょうか。マーケティング業界の文脈に置き換えると、「検索AI」と「業務AI」の使われ方の違いへの意識は業界横断で広がっており、Copilot内でのブランド想起を把握する手段が整ったことで、エンタープライズ向けのGEO戦略が具体的に動き出す契機として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「SEO・GEOツールのKeywordmap、生成AI『Copilot』回答データの取得・分析機能を追加 | 株式会社CINCのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000485.000019378.html, (参照 26-06-13).
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