freecracy株式会社は、タレントインテリジェンスシステム「TalentsForce」と、株式会社ベネッセコーポレーションが日本国内で展開する「Udemy Business」とのAPI連携に向けた取り組みを開始しました。
TalentsForceとUdemy Business連携の背景課題
多くの企業では、リスキリングやアップスキリングの必要性が高まる一方で、「社員にどの学習コンテンツを薦めるべきか」が見えづらいという課題が生じがちです。学習環境は整備されていても、社員にとっては自分に必要な学びが分からず、自律的な行動につながりにくい状況が続いてきました。
人事部門にとっても、学習行動を配置や育成、人材ポートフォリオの意思決定に活かしきれないケースが少なくありません。学習、スキル、キャリア、配置が分断されたままでは、人的資本経営の実践が難しい状況です。こうした課題を背景に、TalentsForceとUdemy BusinessはAPI連携に向けた取り組みを開始しました。
TalentsForceが実現するスキルベースの学習体験
社員がTalentsForce上で自身の職務経験、スキル、キャリア志向を登録・更新すると、Udemy Businessのコース情報と組み合わせて現在のスキルギャップや目指すキャリアに応じた学習機会が提示されます。現在のスキルギャップを把握できれば、必要な学びの方向性が明確です。
たとえばデータ分析職を目指す社員に対しては、現在の経験・スキルと目標ポジションとの差分を可視化し、次に学ぶべき講座が提案されます。社員にとっては、「会社から指定された研修を受ける」のではなく、「自分のキャリアに近づくために何を学ぶべきか」が分かる体験です。
学習の目的が明確になることで受講への納得感が高まり、自律的なキャリア形成や継続的な学習行動の促進につながります。経営層にとっても、事業戦略上必要なスキルと現在社内に存在するスキル、そして社員が学習によって獲得しつつあるスキルを結びつける仕組みとして機能します。これにより、育成投資の可視化と戦略的人材活用が実践的に進められるでしょう。
TalentsForceとUdemy Business連携の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | freecracy株式会社 |
| 連携サービス | TalentsForceとUdemy BusinessのAPI連携 |
| サービス区分 | タレントインテリジェンスシステム |
| 連携先 | 株式会社ベネッセコーポレーション(Udemy Business日本展開) |
| 業務提携開始 | 2015年(株式会社ベネッセコーポレーションと米国Udemy社による日本における独占的業務提携) |
| Udemyの規模 | 世界8,400万人が学ぶオンライン学習プラットフォーム |
| Udemy Businessの講座数 | 世界29万以上の講座から厳選した30,000以上の講座を定額利用可 |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿7-1-12 8F |
| 公式サイト | https://freecracy.com/ |
| プロダクトページ | https://freecracy.com/talentsforce |
trends編集部の一言
世界8,400万人が学ぶUdemyのプラットフォームと、社員のキャリア志向や職務経歴を保有するタレントシステムをAPIでつなぐアプローチは、業界全体としてスキルベース人材マネジメントが本格化しつつある流れと重なります。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、学習行動と配置可能性を結びつけて可視化する仕組みへの関心は高まっており、「学習環境は整っているが活用が進まない」という分断の解消は業界横断で語られてきたテーマです。「会社から指定された研修」から「自分のキャリアに近づくための学び」への転換という設計思想は、社員エンゲージメントの観点からも注目される動きです。リスキリング施策の投資対効果を問われる局面が増えているなかで、同種の連携アプローチは今後も広がっていくと見られます。
References
- ^ PR TIMES. 「UdemyとTalentsForce、ラーニングとタレントデータをスキルベースに連携し、AIによる判断支援を強化 | freecracy株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000037201.html, (参照 26-06-24).
