日本ビジネスシステムズ株式会社(以下「JBS」)は、「JBS AI & Data ガバナンスオペレーションズ」の提供を開始しました。
JBSが考える生成AI時代のガバナンス課題
生成AIの急速な普及により、企業における業務効率化やデータ活用は大きく進展しました。その一方で、これまで見過ごされていたデータのセキュリティリスクが表面化し、AI管理に関連する新たなリスクも生じました。
生成AIは、ユーザー権限に基づいて社内データを横断的に参照する特性を持ちます。そのため、アクセス権の不備やデータ管理の甘さが、そのまま情報漏えいリスクへとつながりました。シャドーAIの増加や不適切なAI利用、AIエージェントの設定不備など、管理の難易度と負荷は急速に高まっています。
企業にとって重要なのは「AIを導入すること」そのものではなくなり、「安全に活用し続けられるかどうか」が問われる段階に移ってきました。「データ」と「AI」を個別に管理するのではなく、両者を一体として組織が統制するガバナンスの確立が必要だという認識のもと、JBSは本サービスの開発に至っています。
JBS AI & Data ガバナンスオペレーションズの主な特長
「JBS AI & Data ガバナンスオペレーションズ」は、AIに関するセキュリティ懸念や導入後の統制課題を解消するサービスです。主な特長は以下の3点です。
- データとAIを統合管理するガバナンス基盤でリスクを継続的に検知・是正
- 24時間 365日対応を含むマネージド運用により、高度なリスク対策を低負荷で実現
- セキュリティ上の懸念を解消し、AIを安全に利活用できる体制を整備
データ領域では、Varonis Data Security PlatformおよびMicrosoft Purviewを活用します。社内データの配置状況やアクセス権を可視化し、過剰な権限や不適切な公開状態、機密情報の露出リスクを検知して、継続的な監視と是正対応を行います。
AI領域では、Microsoft Agent 365(以下「Agent 365」)を活用し、生成AIの利用状況やAIエージェントの動作を監視する仕組みです。不適切なプロンプト入力や機密情報の扱い、設定不備や脆弱性といったリスクを検知し、是正を支援します。今後はAgent 365の機能拡張に加え、AIリスク対策製品の追加・活用によってAI領域のガバナンス支援をさらに強化していく方針です。
導入にあたっては、リスクアセスメントにより現状を把握し、ガバナンス方針やポリシーを設計します。Varonis製品の実装から導入後の維持管理、MDDR(Managed Data Detection and Response)によるリスク分析、インシデント対応、フォレンジックまでをワンストップで提供する体制です。24時間 365日の監視と専任サポート部隊による定期レビューおよび最適化の代行など、継続的な改善も実施します。
こうした体制は、セキュリティ整備に人員を割きにくい企業にとって実質的なインパクトが大きいといえます。業界全体としては、導入そのものより継続運用のハードルが高いという状況が共通した課題です。
日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 日本ビジネスシステムズ株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役社長 牧田幸弘氏 |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 設立 | 1990年10月4日 |
| 社員数(連結) | 2,831名(2026年3月31日現在) |
| 証券コード | 5036 |
| 主な受賞歴 | マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤーを2013年より連続受賞(2025年はDynamics 365 Service・Low Code Application Development・Converged Communicationの3部門) |
| 認定資格 | マイクロソフト ソリューション パートナー認定(6カテゴリー+コンプリートバッジ保有) |
| URL | https://www.jbs.co.jp |
trends編集部の一言
24時間 365日の監視と運用をまとめて代行するという設計は、セキュリティ体制の整備に人員を割きにくい企業が増える中で注目される仕組みです。マーケティング業界の文脈に置き換えると、ツール導入後に「誰が監視するのか」「設定変更が必要になったとき誰が対応するのか」という運用フェーズでの課題は業界横断で語られてきたテーマであり、継続運用を外部に委ねる選択肢への関心は高まりつつあります。
「データ」と「AI」を個別に管理するのではなく一体で統制するという考え方は、生成AIが社内データを横断参照する特性を踏まえると、合理的な発想です。業界全体としては、セキュリティリスクへの懸念が意思決定を遅らせる構造が定着しており、外部マネージドサービスによる統制支援は今後さらに需要が高まる領域と捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「JBS、データ×AI 統合型のガバナンスサービスを提供 | 日本ビジネスシステムズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000051640.html, (参照 26-06-18).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
マークダウンで改行する方法
【CSS】notで複数の件を除外する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
GitLabとGitHubの違いを解説
パソコンのメモリの目安を用途別に選ぶ方法
Linuxで環境変数を確認する方法
CapsLockキーを解除する方法
UbuntuのIPアドレスを確認する方法
ITやプログラミングに関するニュース
株式会社AOZORA COMPANYがAI中古車仕入れ分析システムを導入、店舗別需要予測で在庫効率化を実現
日本ビジネスシステムズが「JBS AI & Data ガバナンスオペレーションズ」を提供開始、データとAIを統合管理
デンソーテンが車載エッジでRAGを省メモリ実行する生成AI技術を開発、メモリ容量を30~60%削減しつつ検索精度を維持
米 PTCがCAD最新版「Creo 13」「Creo+ 13.3」を提供開始、Creo AI Assistantを搭載
株式会社オロがAIO支援サービスを提供開始、Semrushのデータを活用しAI検索の可視化から施策実行まで一気通貫で対応
エルボーズがリアル産業向けAIエージェント導入・業務変革支援を本格提供開始、200近いDXプロジェクトの知見を活用
株式会社TOKIUMが「AI申請ドラフト機能」の提供を開始、見積書から稟議の下書きを自動作成し申請業務の負担を軽減
HODL1が「AI経営管理エージェント」のAIレクチャープランを提供開始、AI活用可能性の整理を支援
株式会社Upflowの「Upflow」が株式会社canuuに導入され、現時点で打ち合わせ時間を5〜10%削減
まほろば創研と計測検査がAI非破壊判定ソフトウェアを共同開発、配管劣化を写真1枚で判定
