SALESCORE株式会社は2026年6月3日、営業支援AI「Value Intelligence」(VI)の新機能として「商談準備AI」の提供を開始しました。
Value Intelligenceが属人化した営業ノウハウを組織全体で再現する商談準備AIの仕組み
優れた営業担当者は、相手企業に関する公開情報や過去の接点、ヒアリング内容を組み合わせ、最もありえそうな課題を予想することに長けています。たとえば「iPhoneの生産量が3倍になる」というニュースから、「ラインを2倍までは昼夜稼働で対応できるが、3倍ならライン増設が必要」「A社にも増産の影響がある」「A社にはライン増設に伴い、工程上の自社商品が必要になる」という連鎖的な推論を瞬時に行います。
こうした複雑な推論は、担当者が長年の経験と顧客固有の知識をもとに行っているため、組織として再現が難しいという課題がありました。SFAの導入やセールスイネーブルメントも広く進められてきましたが、戦略を立てても現場の行動として定着するまでには大きな壁がありました。
汎用的なAIも、業界の一般的な話は答えられても、各社固有の受注パターンや顧客の文脈に踏み込んだ提案は出せません。SALESCORE株式会社は独自の方法論として「営業実行学」を提唱しており、「Value Map」(特許取得済み)はその考え方を実装する基盤です。商談準備AIは、その思想をAIエージェントとして具現化した機能として位置づけられています。
商談準備AIが持つValue Intelligenceの主な機能とユースケース
商談準備AIが提供する主な機能は次の3つです。
- 商談相手のリサーチと課題仮説の生成
- 「Value Map」に基づく勝ち筋ルートの仮説立案
- 仮説に沿ったカスタマイズ資料の自動生成
リサーチ機能では、相手の事業内容や競合、リリース情報、担当者のプロフィール、SFA/CRMに蓄積された過去の接点や商談情報を横断的に収集・整理します。
物流サービス事業者がアパレルEC企業へ提案する場合を例にとると、相手企業の商材特性や配送量、利用配送業者などを公開情報とSFAから自動取得し、サプライチェーン構造をマップとして可視化できる仕組みです。
勝ち筋ルートの仮説立案では、収集した情報をもとに「Value Map」上でどのルートをたどれば合意形成に至りやすいかをAIが提案します。ニーズがあると判断した根拠と、合意を引き出すためのトーク例もあわせて示すため、商談で何を握るべきかが明確です。
カスタマイズ資料の自動生成では、立案した仮説に沿って提案スライドや事例資料、ヒアリング資料を自動生成します。既存の自社資料と組み合わせることも可能です。
商談準備AIおよびValue Intelligenceの提供概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | SALESCORE株式会社 |
| 対象サービス | Value Intelligence(VI) |
| 提供開始日 | 2026年6月3日 |
| 主な機能 | 商談相手のリサーチ・課題仮説立案 Value Mapに基づく勝ち筋ルート提案 カスタマイズ提案資料の自動生成 |
| 対応業種 | 業界・業種を問わず利用可能 |
| 所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-20-11 渋谷協和ビル7階 |
| 代表者 | 代表取締役 CEO 中内 崇人氏 |
| 設立 | 2018年12月 |
trends編集部の一言
「ツールの存在を知っている社員」と「自社の勝ち筋を踏まえた商談準備を習慣化できている社員」との間には、どの組織でも大きな開きがあります。業界全体としては、施策背景の共有や顧客インサイトの組織化は長年の課題であり、属人化の解消は業界を超えた共通テーマとして語られてきました。
営業支援AI市場の動向としては、顧客インサイトを構造化したフレームワークをAIに持たせ、個人の経験を組織資産に変える取り組みがすでに各所で始まっています。商談準備AIが「Value Map」という自社固有の受注パターンをAIに組み込む点は、汎用AIとの差別化として注目される動きです。今後、商談前アプローチから育成まで複数のエージェントで営業の各フローを支援するプラットフォーム構想も明らかにされており、営業支援AI市場の方向性を示す取り組みとして業界の関心を集めるでしょう。
References
- ^ PR TIMES. 「自社の勝ち筋に沿ってリサーチから提案資料までを自動化する「商談準備AI」|Value Intelligenceで提供開始 | SALESCORE株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000043275.html, (参照 26-06-05).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
【Git】remote設定を変更する方法
【VBA】コメントアウトを設定する方法
マークダウンで改行する方法
【CSS】notで複数の件を除外する方法
x86とx64の違いを分かりやすく解説
GitLabとGitHubの違いを解説
パソコンのメモリの目安を用途別に選ぶ方法
Linuxで環境変数を確認する方法
CapsLockキーを解除する方法
UbuntuのIPアドレスを確認する方法
ITやプログラミングに関するニュース
AITORAがAI検索での競合比較を可視化、対策レポートをモニター価格月額10万円〜で提供
株式会社MIXIが「Romi(Lacatanモデル)」の選べる声を全4種類に拡大、キャラ変との組み合わせが広がる
藤枝市役所が国産LLM「Sarashina」活用の窓口AI実証事業で総務省採択、ソフトバンクと協定締結
Hanji株式会社がAIチューター「Knock」に赤入れ添削機能を追加、数十秒〜1分程度で大学入試レベルまで対応
KozotaiがAIネイティブ会計ソフト「KOZOTAI」を正式リリース、自然言語入力だけで仕訳から決算書まで一貫処理
NTT西日本株式会社が大阪・福岡に次世代AI対応型データセンターを新設、西日本のAIインフラ強化へ
パテント・インテグレーション株式会社が「サマリア」の弁理士法対応を強化、利用規約改訂と注意喚起機能を追加
アステリアキャンバスがAI業務プラットフォーム「Bakusoku.AI」を提供開始、最短3分で業務ソフトウェアを自動生成
合同会社DMM.comが「DMMキャラトーク」を提供開始、1,000以上のパターンのキャラクターと1対1でトーク
株式会社アスレバがゴリラセールスAI商談を正式リリース、顧客の検討熱度が高い瞬間にAIが商談化を自動化
