株式会社プエンテは、一人社長会社・小規模法人向けの社長専属AI秘書サービス「A子さん」の提供を開始しました。
社長専属AI秘書A子さんが実現する無人化AI企業の仕組み
「A子さん」は、Anthropic社のClaude APIを中核に、プエンテ独自のAIエージェント基盤「Puente Platform」上で動作するAI秘書サービスです。社長の唯一の業務窓口として、24時間365日待機し、対話で受けた指示を裏側の業務システム(MCPサーバ群)に取り次いで自動実行します。「社長以外は、無人のAI企業を作りたい」という小規模法人のニーズに応える形で、一人社長でも業務オペレーションが回る構造を提供しています。
「今のプロジェクトはどこ?」という問いかけに対し、状況を即時応答し、必要な承認項目を要約して提示します。業務指示も進捗確認も承認も、すべて「A子さん」との対話で完結する設計です。社長の口癖や優先順位、判断パターンを学習し、業界辞書やスタイルガイド、ダッシュボード項目を貴社向けに最適化します。
技術面では、クラウドサーバ環境とClaude他APIをプエンテが一括契約・運用します。顧客は、月額一本化請求を受け取るだけで、技術運用の負担はゼロです。マルチテナント設計によりデータは完全分離されており、将来的に自社運用へ切り替える場合も「A子さん」プロンプト辞書や業界辞書、データ一式を引き継ぐできます。
A子さんの6つの特徴と今後のエディション展開
「A子さん」の主な特徴は次の6点です。
- 業務指示・進捗確認・承認をすべて対話で完結
- サーバ・AI API管理をプエンテが一括代行
- 業種別マルチテナント設計でエディションを順次提供
- 社長の判断パターンを学習する専属チューニング
- CEO保科氏によるソロ開発とボリビアチームによるコードレビュー体制で3ヶ月での本番稼働を実現
- データ完全分離と自社運用への引き継ぎに対応
業務ロジックは「Puente MCP Hub Platform」のMCPサーバ群に集約されています。出版業エディションを皮切りに、士業やコンサル、EC・小売向けエディションを順次展開する予定です。
2026年内に出版業エディションを正式リリース後、2027年Q1までに士業やコンサル、EC・小売向けエディションの提供開始を目指します。マルチエディション展開により、2027年中にARR 1億円規模を目標としています。
開発背景について、特筆すべき点があります。Anthropic社公式のClaude Codeを活用したAI支援開発と、プエンテによる単独実装の組み合わせにより、開発期間3ヶ月での提供を実現しました。品質は、ボリビアチームによるコードレビュー体制で担保しています。
サービス概要および会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社プエンテ(PUENTE Inc.) |
| サービス名 | 社長専属AI秘書サービス「A子さん」 |
| 提供形態 | クラウドSaaS(Puente Platform上で稼働) |
| 対応業種 | 出版(先行)/士業/コンサル/EC・小売(順次) |
| 初期費用 | 540万円(税別)〜(業種・要件により変動) |
| 月額利用料金 | 30万円/月〜(税別)※サーバ実費+Claude API実費+Puente MCP利用料+保守を一本化 |
| 標準導入期間 | 3ヶ月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 保科 一男氏(Kazuo Hoshina) |
| 所在地 | 埼玉県所沢市東狭山ヶ丘2-2951-44 アートベースA-202 |
| 設立 | 2025年4月 |
| 主要取引先 | 株式会社タイレルシステムズ(東証プライム上場PCA株式会社100%子会社) |
| URL | https://www.puentework.com/ |
trends編集部の一言
「月額30万円でサーバやAPIと保守をすべて一本化する」という価格設計は、一人社長会社にとってのAI導入コストを可視化した点で注目に値します。マーケティングの現場でも、ツール費用の見積もりにAPI利用料やインフラ費、保守費が別途積み上がる構造は、意思決定を遅らせる要因になりがちです。業界全体としても、費用構造を単純化する訴求は増えており、初期コストの透明性をサービス設計の軸に据える動きは同種サービスでも広がりつつあります。
「社長は対話するだけ」という運用モデルは、AIエージェントが単なる質問応答ツールから「業務実行の代理人」へと移行しつつある流れを象徴しています。マーケティング業界の文脈に置き換えると、承認フローや進捗確認を自然言語で完結させる仕組みは、少人数運営を前提とした企業モデルへの関心が高まりつつあるといえます。小規模法人市場の動向としては、業務執行をAIに委譲しながら経営判断のみに集中するモデルへの注目が今後さらに強まるでしょう。2027年中のARR 1億円規模という目標とともに、エディション展開の進捗には引き続き注目しておきたいところです。
References
- ^ PR TIMES. 「株式会社プエンテ、社長専属AI秘書サービス「A子さん」を提供開始 ── 自然言語対話で全業務を操作、月額30万円から | 株式会社プエンテのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000161935.html, (参照 26-05-28).
