ログリー株式会社は、BtoB広告向けのAI運用支援サービス『ウルテク 広告AIエージェント』の提供を2026年6月3日(水)より開始しました。
ウルテク 広告AIエージェント提供開始の背景
BtoB企業のデジタルマーケティングにおいて、広告運用は継続的な成果改善が求められる領域です。配信状況の確認、予算やクリエイティブの調整、レポート作成、改善案の検討など、日々多くの業務が発生します。これらを担う人材の採用・育成には時間とコストがかかり、専任担当者への業務の属人化も課題になりやすい状況です。
特に広告運用を少人数で担っている企業や外部パートナーと連携しながら運用している企業では、「今の広告成果をすぐに把握したい」「次に何を改善すべきか知りたい」「社内報告用のレポート作成に時間がかかる」といった課題が生じやすくなっています。AIエージェントの普及により、広告運用の実務をAIが継続的に担える環境が整いつつある中、ログリー株式会社はこうした背景を踏まえ、自社で開発・公開するAI広告運用フレームワーク『mureo』をベースにした同サービスの提供を開始します。
ウルテク 広告AIエージェントの仕組みと主な特徴
『ウルテク 広告AIエージェント』は、Claude CodeやCursor、CodexなどのAIエージェント環境から利用できるサービスです。ChatGPTやClaudeなどの通常のチャットとは異なり、AIエージェント環境からの活用を前提としています。単発の質問回答にとどまらず、広告データの読み取りから改善方針の検討、必要な運用アクションにつなげる一連の業務フローを構築できる設計です。
ベースとなるAI広告運用フレームワーク『mureo』は、Google広告やMeta広告、Google Search Console、GA4といった各媒体の公式連携(MCP)の上位レイヤーとして機能します。AIエージェントに「戦略」「評価指標」「操作履歴(監査ログ)」を与えることで、ビジネス戦略に基づいたAI自律運用を実現する設計です。mureoの公式サイトはhttps://mureo.io/で公開されています。
サービスの主な特徴は次の5点です。
- 『mureo』ベースのAI広告運用チームを企業ごとに構築し、診断・改善・実行・レポート・学習を継続的に実施
- Claude Code・Cursor・CodexなどのAIエージェント環境から広告運用の一連フローを実行
- 検索語句の整理、予算配分の見直し、クリエイティブ改善など実務に近い領域まで支援
- 月額5万円から導入でき、24時間365日稼働するAI広告運用チームとして機能
- 『ウルテク』のインテントデータやLOGLY Ads Contextとの連携でBtoB広告に特化した運用が可能
BtoB向けの配信・運用ルールを標準搭載しています。PC配信を重視した設計、土日・深夜など法人利用が少ない時間帯の配信・入札の調整、個人向け・採用系・学生系の検索語句の除外など、BtoB広告特有の設定を初期から組み込みました。BtoB特有の運用ノウハウをあらかじめ搭載した設計により、ゼロから学習させる手間なく導入直後から活用できます。
CPAの急な悪化、予算消化ペースの異常、クリエイティブの疲労などを継続的に監視し、週次で改善案を整理する常時モニタリング型の運用も特徴です。
導入時には、MCP設定や広告媒体連携などの技術的な初期設定をログリー株式会社が支援します。初期環境構築には、広告アカウント・GA4・Google Search Consoleの各種診断と、ランディングページ・キーワード・クリエイティブの診断が含まれる構成です。あわせて、BtoB向けの改善レポートとAI広告運用チームの初期設定も対応範囲に含まれます。
ウルテク 広告AIエージェントの提供概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | ログリー株式会社 |
| サービス名 | ウルテク 広告AIエージェント |
| 提供開始日 | 2026年6月3日(水) |
| ベース技術 | AI広告運用フレームワーク「mureo」(Apache License 2.0) |
| 対応AIエージェント環境 | Claude Code、Cursor、Codex など |
| 利用料 | 月額5万円〜 |
| 初期環境構築費用 | 20万円(20社限定で無料となるキャンペーンを実施) |
| 対象企業 | BtoB広告運用をAIで実行・改善・効率化したい企業 |
| 備考 | 『ウルテク』ご契約企業は月額利用料を無料で利用可能(一部有料プランあり) |
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿一丁目19-15 ウノサワ東急ビル7階 |
| 代表者 | 吉永浩和氏 |
| 公式HP | https://corp.logly.co.jp/ |
trends編集部の一言
月額5万円から24時間365日稼働するAI広告運用チームを構築できるという点は、規模を問わずインパクトがある発表です。マーケティングの現場でも、広告レポートの作成や検索語句の整理といった定常業務に毎週時間が取られており、AIエージェントがこの領域を継続的に担える環境が整いつつあることは、業界全体の動向として注目が集まっています。
特に印象的なのは、汎用的なAIではなくBtoB広告の運用ルールをあらかじめ組み込んでいる点です。PC配信を重視した設計や土日・深夜帯の入札調整など、BtoB特有の運用ノウハウを初期から搭載した構成は、ゼロから学習させるコストを省く実装です。マーケティング業界全体でも、導入初期から運用ルールを組み込む流れが強まりつつあり、こうしたアプローチは業界の作業プロセス転換を象徴する動きと捉えられます。
Claude CodeやCursor、CodexなどのAIエージェント環境からの活用を前提とした設計も、現在のマーケティングテック市場の潮流を反映した構成です。単発の質問回答ではなく、データの読み取りから改善アクションまでを一連のフローとして回せる仕組みは、「AIに何を任せるか」という議論が進む中で、今後の市場トレンドを占う指標として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「BtoB広告運用をAIエージェントで実行する『ウルテク 広告AIエージェント』を提供開始 | ログリー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000006043.html, (参照 26-06-05).
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