
【Python】Null代入の方法とNoneを使ったデフォルト引数の活用例
公開: 更新:PythonでNullを代入する方法
【サンプルコード】
variable = None
print(variable)
if variable is None:
print("変数はNullです")
【実行結果】
None
変数はNullです
1行目のvariable = None
では、variable
という変数にNone
を代入しています。None
はPythonで「何もない」「値が存在しない」状態を表す特殊な値です。Pythonでは、変数が存在しても、その中身が空(Null)の場合にNone
を使用します。
2行目のprint(variable)
は、variable
変数の現在の値を出力します。この時、variable
にはNone
が代入されているため、「None」と表示されます。
3行目のif variable is None:
は条件分岐の一部で、variable
がNone
かどうかをチェックしています。このis
はPythonのキーワードで、「等しいかどうか」を比較する際に使われます。
条件が真(True)の場合、即ちvariable
がNone
の場合、4行目が実行されます。
4行目のprint("変数はNullです")
は、条件分岐が真の場合に実行され、「変数はNullです」という文字列を出力します。
上記のサンプルコードは、PythonでNull(None
)を代入し、その値を確認する基本的な方法を示しています。
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Noneの活用例: デフォルト引数として
【サンプルコード】
def greet(name=None):
if name is None:
print("こんにちは、ゲストさん!")
else:
print(f"こんにちは、{name}さん!")
greet()
greet("山田")
【実行結果】
こんにちは、ゲストさん!
こんにちは、山田さん!
1行目のdef greet(name=None):
で、greet
という関数を定義しています。この関数の引数name
にはデフォルト値としてNone
が設定されています。引数にデフォルト値を設定することで、関数を呼び出す際に引数を省略可能にしています。
2行目のif name is None:
は、引数name
がNone
かどうかを判定しています。
3行目では、name
がNone
の場合、「こんにちは、ゲストさん!」と出力されます。
一方、5行目のelse:
以下の部分は、name
に何らかの値が入っている場合に実行されます。
6行目のprint(f"こんにちは、{name}さん!")
は、name
に格納されている値を文字列に埋め込んで出力します。
9行目のgreet()
では引数を省略しており、デフォルトのNone
が使用されます。
10行目のgreet("山田")
では、引数として「山田」を渡しており、この値がname
に代入されます。
NoneとNullの違い
Pythonでは「値がない」状態を表すためにNone
を使用します。他のプログラミング言語では「Null」を表すために異なる表現を用います。
例えば、JavaScriptやJavaではnull
、SQLではNULL
と表記されます。
これらの言語では、PythonのNone
と同じように「何もない」状態を表すために使用されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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