AsanaがSmart Workflow Galleryを発表してAIワークフローの導入を簡素化
米国Asana, Inc.の日本法人・アサナジャパン株式会社は、人間とAIの効果的な協働を実現するための新機能「Smart Workflow Gallery」を2025年5月30日に発表した。この機能は日常業務におけるAIの活用を拡大し、従業員の生産性をさらに向上させるために設計されており、あらかじめ構築されたAI搭載ワークフローのコレクションとなっている。
Smart Workflow Galleryは、AsanaのノーコードAIワークフロー構築ツールの「Asana AI Studio」を補完する機能で、顧客はゼロからAIワークフローを構築することに加え、テンプレートからすぐに導入することも可能となった。クリエイティブチームがギャラリーからワークフローを導入することで、AIが新規リクエストのレビューや概要の精査、追加情報の収集、タスクの優先順位付けなどを自動で実行し、単調な作業から人間を解放してくれるだろう。
Asana Work Innovation Labの調査では、企業の3分の2以上が限られた業務プロセスでしかAIを活用できておらず、知識労働者の時間の半分以上が低付加価値業務に費やされているという結果が出ている。一方、AIを業務フローに統合し全社的な活用を促進している企業は、売上増加の確率が43%、従業員の生産性向上の確率が40%高くなることがわかっているようだ。
Smart Workflow Galleryの初期提供ワークフロー一覧
IT部門 | マーケティング部門 | オペレーション部門 | |
---|---|---|---|
対象ワークフロー | 新規採用オンボーディング、チケット管理、アジャイル計画 | 編集カレンダー、キャンペーン管理、クリエイティブリクエスト | 戦略計画、業務受入、目標管理 |
提供時期 | 2025年5月から7月にかけて段階的に提供開始 | 2025年5月から7月にかけて段階的に提供開始 | 2025年5月から7月にかけて段階的に提供開始 |
trends編集部の一言
Smart Workflow GalleryがAsanaのノーコードAIワークフロー構築ツール「Asana AI Studio」を補完する形で提供されることで、AI活用のハードルが大幅に下がり企業の生産性向上が加速するだろう。特にAIを限られた業務プロセスでしか活用できていない企業の3分の2以上にとって、あらかじめ構築されたワークフローテンプレートの存在は全社的なAI活用への第一歩として非常に価値が高い。
ITやマーケティング、オペレーションの各部門に特化したワークフローが初期提供されることで、部門ごとの具体的な業務改善効果を実感しやすくなっている。Asana独自のデータモデル「Work Graph」を基盤とした構造によって、組織全体の作業履歴を文脈付きで把握でき、AIは精度の高い判断を下してアクションを実行できる。豊富な外部連携機能により既存システムとの統合もスムーズに行えるため、導入企業の運用負荷軽減にも大きく貢献するはずだ。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- 【Python】仮想環境から抜ける方法
- 【Python】文字列から改行コードを除去する方法
- 【Python】10回の繰り返し処理を実装する方法
- 【Python】df(DataFrame)とは?基本的な使い方やデータ操作について解説
- 【Python】指定のファイルがあれば削除する方法
ITやプログラミングに関するニュース
- Azure SQL Managed InstanceがVector型Public Preview対応開始、AI駆動アプリケーション開発の効率化を実現
- GoogleがGmailアプリにGeminiサマリーカードを導入、メール要約の自動表示機能が利用可能に
- ZenchordとNottaが共同開発したAIイヤホンZenchord 1をMakuakeで先行公開、音声認識から議事録作成まで自動化
- Ideinが音声解析AIサービス「Phonoscape」の提供を開始、対面接客現場での会話データ活用が可能に
- Microsoftが.NET 10 Preview 4でdotnet run app.cs機能をリリース、プロジェクトファイル不要でC#実行が可能に