【Python】format関数とf文字列で桁数を指定する方法を解説
公開: 更新:Pythonのformatで桁数を指定する方法
Pythonのformat()メソッドまたはf-stringsを使用することで、数値の桁数を簡単に指定できます。format()メソッドは文字列内の置換フィールドを指定された値で置き換え、桁数の指定にも非常に便利です。書式指定子を使用することで、整数や浮動小数点数の表示桁数を制御できます。
# サンプルコード
number = 123.456789
# 小数点以下3桁まで表示 (四捨五入される)
formatted_number = "{:.3f}".format(number)
print(formatted_number)
# 全体で8桁、小数点以下2桁で表示 (左側にスペースが埋められる)
formatted_number2 = "{:8.2f}".format(number)
print(formatted_number2)
# 整数を5桁のゼロ埋めで表示
integer = 42
formatted_integer = "{:05d}".format(integer)
print(formatted_integer)
# 実行結果
123.457
123.46
00042
format()メソッドの書式指定子では、:の後に桁数や表示形式を指定します。.3fは小数点以下3桁までの浮動小数点数を表し、8.2fは全体で8桁(小数点を含む)、小数点以下2桁の浮動小数点数を表し、8桁に満たない場合は左側にスペースが追加されます。 整数の場合、05dは5桁のゼロ埋めを意味し、5桁に満たない場合は数値の前に0が追加されます。
format()メソッドを使用することで、数値の表示形式を柔軟に制御できます。桁数指定だけではなく左寄せや右寄せなどの配置指定も可能であり、データの視覚的な整理や表示に役立ちます。
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format()メソッドとほぼ同じ機能を持つf文字列で桁数を指定する方法
Python 3.6以降では、f文字列(フォーマット済み文字列リテラル)を使用することで、より簡潔に桁数を指定できます。f文字列は文字列の先頭にfまたはFを付けることで使用でき、中括弧{}内に直接Pythonの式を記述できます。
# サンプルコード
number = 123.456789
integer = 42
# 小数点以下2桁まで表示 (四捨五入)
print(f"{number:.2f}")
# 全体で10桁、小数点以下3桁で表示(左寄せ)
print(f"{number:<10.3f}")
# 整数を4桁のゼロ埋めで表示
print(f"{integer:04d}")
# 複数の値を同時にフォーマット
print(f"Number: {number:.2f}, Integer: {integer:03d}")
# 実行結果
123.46
123.457
0042
Number: 123.46, Integer: 042
f文字列を使用することによって、コード内で直接変数の値を参照しながら桁数を指定できる為、コードの可読性が向上し文字列のフォーマットがより直感的になります。f文字列内では、format()メソッドと同様の書式指定子を使用できます。
f文字列は複数の値を同時にフォーマットする場合にも便利です。1つの文字列内で複数の変数を参照し、それぞれに異なる桁数や表示形式を指定できる為、これによりコードの簡潔さを保ちながら複雑なフォーマットを実現できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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