Adapterパターンとは?意味をわかりやすく簡単に解説
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Adapterパターンとは
Adapterパターンとは、互換性のないインターフェースを持つクラス同士を連携させるため、中間的な変換役となるクラスを用意する設計パターンのことです。既存のクラスを修正することなく、異なるインターフェース仕様を持つシステム間で、データやメソッドのやり取りを可能にします。
このパターンは、GoFによるデザインパターンの一つとして分類されており、構造に関するパターンとして位置付けられています。英名ではAdapter PatternまたはWrapper Patternと呼ばれ、既存のコードを再利用しながら新しい要件に対応できる柔軟性を提供します。
クラスアダプターとオブジェクトアダプター
Adapterパターンには、「継承を利用するクラスアダプター」と「委譲を利用するオブジェクトアダプター」の2種類の実装方式が存在しています。クラスアダプターは多重継承を使ってアダプティとターゲットの両方を継承する方式、オブジェクトアダプターはアダプティのインスタンスをアダプター内に保持する方式です。
オブジェクトアダプター方式は、単一継承しかサポートしていないJavaやC#などの言語でも実装可能であり、実務では広く採用されています。クラスアダプター方式は、アダプティの振る舞いをオーバーライドできる利点がありますが、多重継承をサポートしない言語では使用できません。
| 実装方式 | 手法 | 特徴 |
|---|---|---|
| クラスアダプター | 継承を使用 | 多重継承が必要 |
| オブジェクトアダプター | 委譲を使用 | 柔軟性が高い |
Javaでの具体的な実装例
Javaでオブジェクトアダプター方式を実装する場合、既存クラスのインスタンスをフィールドとして保持し、ターゲットインターフェースを実装します。以下のコードは、旧システムの電圧変換クラスを、新しいインターフェース仕様に適合させる例を示しています。
// ターゲットインターフェース
public interface Voltage {
int getVoltage();
}
// 既存の旧システムクラス
public class OldVoltageSystem {
public int provideVoltage220V() {
return 220;
}
}
// アダプタークラス
public class VoltageAdapter implements Voltage {
private OldVoltageSystem oldSystem;
public VoltageAdapter(OldVoltageSystem oldSystem) {
this.oldSystem = oldSystem;
}
@Override
public int getVoltage() {
return oldSystem.provideVoltage220V() / 2;
}
}
上記の実装では、VoltageAdapterクラスがOldVoltageSystemを内包し、Voltageインターフェースを実装しています。クライアント側はVoltage、インターフェース経由で統一的にアクセスできるため、既存システムの詳細な実装を意識する必要がなくなります。
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