株式会社SUPERNOVAは2026年7月1日(水)、生成AIサービス「Stella AI for Biz」にスライド生成機能(β版)の提供開始を発表しました。
スライド生成機能(β版)の仕組みと特徴
スライド生成機能は、業務内容や調査テーマをチャットに入力してAIと壁打ちしながら構成を固め、そのままPowerPoint形式で自動生成できる対話型の機能です。「この章をもっと具体的にしたい」「競合比較を入れてほしい」といった対話を続けることで、構成を段階的に調整できます。納得のいく内容が固まった段階で生成するため、「AIに丸投げして使えないものが出てきた」という事態を回避できます。
出力されるファイルは、PowerPoint形式(.pptx)に限定されている点も特徴です。テキストの修正やスライドの追加削除、社内テンプレートへの差し替えが自由に行えるため、AIによる生成を起点に人の手で仕上げる実務的なフローに自然に対応します。デザインは、シンプルで整ったスタイルを採用しており、生成物をそのまま、あるいは少し手を加えた上で業務に使えることを重視した設計です。
β版期間中は消費クレジット10で利用でき、ホーム画面からスライド生成を選択すれば使い始められます。追加設定は不要で、既存のアカウントからすぐに試せる仕様です。
スライド生成機能(β版)を追加した背景
ビジネスの現場では、プレゼンテーション資料の作成に多くの工数が割かれています。構成を考え、スライドに落とし込む作業そのものに時間がかかるという課題が根強い状況です。
近年、AIを活用したスライド自動生成ツールが広まってきました。しかし、画像生成やHTMLをベースとした従来ツールはビジュアルの完成度が高い一方、テキストや構成の編集が困難で、社内での継続利用や修正作業に向かないケースが多くありました。PowerPoint形式で出力されるケースでも、生成に時間がかかることやAIが生成したとわかるデザインが、企業での利用に使いにくいという課題もあります。
今回の機能は、デザインの派手さではなく、企業内での利用しやすさと編集容易性にフォーカスしました。出力形式をPowerPoint(.pptx)に限定することによって、生成後にそのまま手を加えられる実用性を確保しています。
スライド生成機能(β版)の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社SUPERNOVA |
| 対象サービス | Stella AI for Biz |
| 機能名 | スライド生成機能(β版) |
| 提供開始日 | 2026年7月1日(水) |
| 出力形式 | PowerPoint形式(.pptx) |
| 生成時間 | 最短3分程度(構成決定後) |
| β版利用クレジット | 消費クレジット10 |
| セキュリティ認証 | ISO/IEC 27001取得・プライバシーマーク取得 |
| その他認定 | デジタル化・AI導入補助金2026認定事業者 |
| 設立 | 2024年1月11日 |
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門2 丁目2 番1 号住友不動産虎ノ門タワー19F |
| 代表取締役 | 木本 東賢氏 |
| HP | https://supernova-inc.com |
trends編集部の一言
「構成が決まった後の生成が最短3分程度」という点は、業種を問わずインパクトのある数字です。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、提案資料や施策レポートの作成における構成設計の工数は業界横断で語られてきた課題であり、壁打ちしながら構成を段階的に詰められる設計は、その入口のボトルネックを取り除く仕組みといえます。
AIを活用したスライド生成ツールは増えてきていますが、業界全体としては「ビジュアルは派手だが編集できない」という課題を抱える製品が多い傾向が続いています。出力形式をPowerPoint(.pptx)に絞り、社内テンプレートへの差し替えや追記が前提の設計にした点は、見栄えより実務での継続利用を優先した判断だったといえるでしょう。
AIが構成案を提示し、人が対話しながら内容を固めてから出力するフローは、「AIに丸投げしない」という使い方を意識した設計です。
生成AIツールの定着率が課題になりやすいマーケティングツール領域では、こうした段階的な関与を前提とした設計が今後さらに広がっていく動向として読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「「Stella AI for Biz」にスライド生成機能(β版)を追加 | 株式会社SUPERNOVAのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000138218.html, (参照 26-07-02).
