Anaplan ジャパン株式会社は、米国時間2026年3月25日に新たな AI イノベーションを発表しました。
Anaplan CoModeler・Custom Analyst・Agent Studioによる意思決定基盤の拡張
Anaplan は、企業が長年抱えてきた課題として、断片化したデータと意思決定プロセスのずれを挙げています。大規模言語モデル (LLM) の対話型アクセス機能と推論能力を、プランニング エンジンと組み合わせることで、正確かつ追跡可能で監査可能な計算を実現します。
ファイナンス、サプライチェーン、セールス、ワークフォース プランニングの各分野で 10 年以上にわたる専門知識を蓄積してきました。これにより、AI が企業データを解釈するために不可欠なビジネス コンテキストを提供できる点が特徴です。
Anaplan の AI を活用したシナリオ プランニング・分析プラットフォームは、世界を牽引する多くの AI 関連企業に活用されています。代表的な利用企業は、AWS、Google、NVIDIA、Microsoft、OpenAI、ServiceNow、Salesforce などです。Anaplan は、企業内のシステムやワークフローと深く統合しているため、独自のシナリオデータを継続的に生成し、より迅速なインサイトと確信を持った意思決定を可能にします。
今回発表された AI 関連の新機能は以下の通りです。
- Anaplan CoModeler:プランニング モデルの作成・拡張・最適化を支援するロールベース AI エージェント
- Anaplan Custom Analyst と Agent Studio:生成 AI・対話型 AI を活用して独自モデルから即座にインサイトを取得し、カスタム AI アシスタントの開発期間短縮と完全なガバナンス管理を実現する強力なツールキット
Sky 社 プランニング システム/BI マネージャーである Gary Loveday 氏は、CoModeler について「複雑な数式を構築する際にもう一人サポートがいるような感覚」と評価し、チームの時間節約と経験の浅いモデル ビルダーの生産性向上に貢献すると述べています。Virgin Media O2 社 プランニング責任者である Lucy Crampton 氏は、一般的なタスクに対して数分で包括的な実装計画を提示し、見落としがちな最適化の機会を明らかにする点を評価しています。
Anaplan 新アプリケーション12種類の概要
Anaplan はまた、12 種類の新しい専用アプリケーションの提供開始も発表しました。これらは、ファイナンス、セールス、サプライチェーン、人事の各部門が直面する課題に対処するためのものです。10 年以上にわたるエンタープライズ プランニングの経験を活かして開発されており、各分野におけるベスト プラクティスが組み込まれています。
ファイナンス部門向けの主なアプリケーションは次の通りです。
- Project Cost Planning:プロジェクト支出をファイナンス戦略と直接結び ROI を最大化
- Profitability Analysis:資産配分戦略の検証とリスク評価をリアルタイムで支援
- Subscription Revenue Planning:財務目標と営業実行を単一プラットフォームで統合
- Consensus Margin Planning:ファイナンスとサプライチェーン部門間のギャップを解消
- Software Spend Optimization:テクノロジー投資をビジネス優先事項と整合させる支出管理
これらのアプリケーションを複数連携させることで、価値実現までの時間を短縮し、導入リスクを低減できる設計となっています。
サプライチェーンと小売業界向けには、次の 4 種類が用意されました。
- Trade Promotion Management
- Spend Analysis and Forecasting
- Assortment Planning
- Allocation and Replenishment Planning
人事・ワークフォース領域では、Contact Center Planning と Project Resource Planning を提供します。営業・マーケティング向けの Sales Forecasting は、動的なシナリオ モデリングとリアルタイムのパイプライン可視化により、予測可能で再現性のある収益実績の達成を支援するものです。
Anaplan 発表概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表元 | Anaplan ジャパン株式会社(Anaplan, Inc. 日本法人) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 社長執行役員 | 中田 淳氏 |
| 発表日 | 米国時間2026年3月25日 |
| 新機能 | Anaplan CoModeler、Custom Analyst、Agent Studio |
| 新規アプリケーション数 | 12 種類 |
| 対応 AI 技術 | 予測 AI、生成 AI、エージェント型 AI |
| プランニング専門知識 | 10 年以上 |
| 導入企業数 | 2,600を超えるグローバル企業 |
| 公式サイト | www.anaplan.com/jp |
trends編集部の一言
2,600を超えるグローバル企業がプランニングに活用しているという規模感は、単なるニッチツールではなく意思決定インフラとして定着しつつあることを示しています。業界全体としては、AI ツールの導入が「使ってみた段階」から「意思決定プロセスに組み込む段階」へと移行しつつあり、今回の発表はその流れを象徴するものと読み取れるのではないでしょうか。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、シナリオ プランニングと AI エージェントの組み合わせは、予算配分や施策の優先順位付けにおける意思決定の精度向上という業界横断のテーマと親和性が高いと言えます。財務成果と現場データをリアルタイムで連動させる設計は、業種を超えた経営管理の標準的な動向として業界全体でも注目を集めつつある状況です。
References
- ^ PR TIMES. 「Anaplan、企業の意思決定を推進する最新の AI を活用したイノベーションとアプリケーションを発表 | Anaplan Incのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000095775.html, (参照 26-06-17).
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