株式会社Micoは、AI電話システム「Mico Voice AI」において、AIによる受電(インバウンド)機能の提供を開始しました。
営業時間外の問い合わせ取りこぼしを防ぎ、顧客体験の向上と業務効率化への貢献を目指す設計です。
Mico Voice AIのAI受電機能が解決する受電業務の課題
「Mico Voice AI」はこれまで、営業やカスタマーサポートの分野で多くの企業のDXを支援してきました。導入企業からは、土日・夜間の受電対応や架電・受電データの一元管理を求める声が高まっていました。
企業の受電業務では、営業時間外や対応スタッフ不足による問い合わせの取りこぼし、対応品質のばらつき、担当者への引き継ぎロスといった課題が依然として残っています。こうした声を受け、架電で培ったAI音声対話技術を受電領域に展開した本機能の開発・提供に至りました。
Mico Voice AIのAI受電機能の3つの主要機能
今回提供を開始した受電機能の特徴は、次の3点です。
- 24時間365日の問い合わせ対応と機会損失防止
- 温度感の高い顧客への即時転送と電話やSMS、LINEによるクロスチャネルフォロー
- 通話データの蓄積・分析によるPDCA基盤の構築とCRM連携
AIは、音声認識と自然言語処理を組み合わせ、顧客名を呼びかけるパーソナライズ応対や自然な会話を実現します。温度感の高い問い合わせは担当者へ即時転送され、転送前に発信者情報と問い合わせ内容が音声で通知(ウィスパーメッセージ)されます。担当者はすぐに本題から対応可能です。
担当者が不通の場合には、SMSを自動送信してフォローアップします。電話対応が難しい顧客にはLINEへの登録を促す設計で、電話やSMS、LINEをまたいだクロスチャネル対応が可能です。
通話データは、着信件数や応答率、転送率をリアルタイムで可視化し、全通話を自動録音します。CRM連携によって、受電内容と対応結果が自動的に記録され、情報共有・活用の属人化を防ぐことが可能です。
Mico Voice AIの活用想定業界
同機能は、幅広い業界での活用を想定しています。主な対象業種と用途は以下の通りです。
- 不動産:物件問い合わせ・内見予約の24時間自動受付
- スクール・塾:体験予約から問い合わせ対応まで即時応答
- 金融・保険:問い合わせへの即時一次対応でフォローアップ
- 人材紹介・派遣:応募直後の受電をAIが対応しキャリアアドバイザーへ引き継ぎ
- 通信:定型的な受電問い合わせの自動化によるオペレーター負荷削減
架電・受電の両輪で電話業務全体の自動化・最適化を図れる構成です。
Mico Voice AI受電機能提供開始記念ウェビナーの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| タイトル | 夜間と休日に、売上は逃げている。 — 完全従量課金で始める、AI受電 × SMSの機会損失ゼロ設計 |
| 開催日時 | 2026年6月16日(火)12:00〜13:00 |
| 形式 | オンライン(ウェビナー) |
| 参加費 | 無料 |
| 対象者 | マーケティング・CRM・営業企画担当者 |
| 主催 | 株式会社Mico |
| 登壇者 | 株式会社Mico Conversational AI 統括本部 淡島 良太氏 |
| 申込URL | https://mico-inc.com/seminar/mv-20260616/ |
株式会社Micoの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Mico |
| 所在地 | 大阪府大阪市北区大深町6番38号 グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 5階 JAM-OFFICE 5-A・5-B |
| 代表者 | 代表取締役社長 山田 修氏 |
| 設立 | 2017年10月30日 |
| 資本金 | 1億円(累計調達額:63億円) |
| 事業内容 | LINEやSMS/RCS、AIコールを活用した顧客エンゲージメントプラットフォームの企画・開発・販売 |
| 公式HP | https://mico-inc.com |
| 導入実績 | 5,500ブランド以上 |
trends編集部の一言
5,500ブランドを超える導入実績を持つ株式会社Micoが、架電に続いて受電領域へAIを展開した点は、電話業務のDXが「かける側」から「受ける側」へと本格的に広がりつつある流れとして注目されます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、問い合わせ対応の時間帯ロスや引き継ぎのばらつきは業界横断で語られてきた共通課題であり、AIが24時間対応を担う動きは業界全体の構造変化を示す動向と言えます。
「温度感の高い顧客をリアルタイムで判定して即時転送する」という設計は、リードの熱量が冷める前に人が介入するという発想です。マーケティングの文脈に置き換えると「MAツールのスコアリング後アクション」に近い考え方であり、電話やSMS、LINEをまたいだクロスチャネル設計と組み合わさることで、受電業務をコスト部門ではなく売上創出の起点として再設計しようとする意図が窺えます。完全従量課金モデルの採用は、初期費用がネックとなりがちなAI導入において参入障壁を下げる要因として、業界全体の動向としても注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「Mico、AI受電機能を提供開始。SMS自動送信との組み合わせで、問い合わせの取りこぼしを防ぐ | 株式会社Micoのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000040834.html, (参照 26-06-13).
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