Vercelは、画像の生成と編集に対応するモデルSeedream 5.0 ProをAI Gatewayで利用できるようになったと発表しました。AI SDKのgenerateImage呼び出しとAI Gatewayの認証設定がすでに整っている場合、modelにbytedance/seedream-5.0-proを指定するとこのモデルへ切り替えられます。
今回の発表 3行まとめ
Vercelの発表の要点は、次の3点です。
- Seedream 5.0 ProがAI Gatewayで利用可能に
- AI SDKでモデルIDを指定して呼び出す方式
- 推論に上乗せ手数料を課さないと明記
発表の原文は、Vercel公式『Seedream 5.0 Pro is now available on AI Gateway』の発表本文で確認できます。
本記事は公表時点の情報にもとづきます。仕様や提供状況、料金は変わる可能性があります。
導入や利用の判断は各自の責任で公式情報の最新の内容をご確認ください。設定変更やアップデートを行う場合は、必ず事前にバックアップを取得し、検証環境で確認したうえで実施してください。
Seedream 5.0 Proはどんなモデルか
画像生成と編集に対応するモデル
Seedream 5.0 Proは、テキストから画像を生成し、画像を編集するモデルです。AI Gatewayのモデルページでは、提供元がByteDanceと示されています。
発表文は「AI Gatewayで利用可能になった」と説明していますが、プレビューや一般提供(GA)といった提供状態のラベルは付けていません。
Vercelが説明する主な特徴
Vercelが発表文で挙げた主な特徴は、次のとおりです。
- 綴りを誤らず、文字組みの規則に沿って文字を描画する
- チャートやタイムラインを含む高密度な図版を生成する
これらはVercelによるモデル説明であり、第三者の比較試験や品質保証ではありません。文字の正確さや図版の構成が用途に合うかは、実際のプロンプトで確認する必要があります。
このセクションの用語
- インフォグラフィック
- チャートやタイムライン、レイアウトを組み合わせて情報を図として見せる表現。今回の発表では、写実的な画像表現も併せ持つ高密度な図版を生成できる例として挙げられている。
- タイポグラフィ
- 文字の書体や配置、字間などを整える文字組みの規則。画像内に文字を描く生成モデルでは、綴りの正しさと並んで仕上がりを左右する要素になる。
モデルの能力に関する説明の原文は、Vercel公式『Seedream 5.0 Pro is now available on AI Gateway』のモデル説明で確認できます。
提供元の表記は、AI GatewayのSeedream 5.0 Proモデルページ(ByteDance表記)で確認できます。
AI SDKからの呼び出しと、公式のコード例
利用前提と認証
発表文が示す利用手順は、AI SDKでmodelにbytedance/seedream-5.0-proを設定するという記述です。AI Gatewayの認証とgenerateImageの呼び出しがすでに整っているプロジェクトであれば、モデル指定をこのIDへ変更してSeedream 5.0 Proを呼び出せます。
公式のコード例はgenerateImageを直接importする一方、公式モデルページの例はexperimental_generateImage as generateImageという別名importを使っています。どちらのページにもバージョン表記はなく、公式ページ間で例が異なる場合は導入済みAI SDKのバージョンに対応するAPIリファレンスを確認してください。
ここに示すコードは、発表文に掲載された最小限の断片です。動かすには、Vercel公式『Authentication & BYOK』ドキュメントが示すAI_GATEWAY_API_KEY環境変数やOIDCトークンなどの認証設定を別途行う必要があります。
公式コード例
次のコードは、Vercelが公式発表に掲載したTypeScriptの例です。プロンプトから画像を生成するリクエストを送るコードです。
import { generateImage } from 'ai';
const result = await generateImage({
model: 'bytedance/seedream-5.0-pro',
prompt: 'Design an 8-bit diagram outlining the 2026 world cup stadium locations in black and white.',
});
この例はテキストから画像を生成するコードで、画像編集の使い方は示していません。画像編集の入力形式や参照画像・マスクの渡し方について、発表文には記載がありません。
プロンプトの内容は、2026年ワールドカップのスタジアム所在地を白黒の8ビット風の図解でデザインするという指示で、公式発表にはこの指示から生成された画像も掲載されています。コード例の原文は、Vercel公式『Seedream 5.0 Pro is now available on AI Gateway』のコード例で確認できます。
公式コード例に含まれない実装
公式コード例から省略されている主な実装は、次のとおりです。
- 失敗時のエラー処理
- タイムアウトの設定
- 生成結果の保存処理
発表文はモデルIDを使う最小例を示すもので、本番運用に必要な失敗処理や保存方法まで定めた実装例ではありません。導入時は、利用中のAI SDKとAI Gatewayの現行ドキュメントで要件を確認してください。
AI Gatewayが担う統一APIと運用機能
モデル呼び出しをまとめる統一API
今回のモデル追加は、AI Gatewayという土台の上で行われました。AI Gatewayは、モデル呼び出しの統一API、使用量とコストの追跡、リトライ・フェイルオーバー・性能最適化の設定を1か所にまとめる仕組みです。
Vercelは、この仕組みによってプロバイダ単体より高い稼働率(higher-than-provider uptime)を狙うと説明しています。これはAI Gateway全体の一般的な機能説明で、Seedream 5.0 Pro固有の効果を保証するものではありません。
発表文に挙げられた運用機能
Vercelが発表文で挙げたAI Gatewayの機能は、次のとおりです。
- 組み込みのカスタムレポート
- Zero Data Retentionへの対応
- APIキー単位の予算設定
- ルーティングルール
発表文はこの列挙のあとを「ほか(and more)」と続けており、完全な一覧ではありません。個々の機能の適用条件も、この発表文には書かれていない点に留意が必要です。
機能の記述の原文は、Vercel公式チェンジログのAI Gateway機能に関する記述で確認できます。
モデル固有の対応範囲は別途確認
カスタムレポートやZero Data Retention、ルーティングルールはAI Gateway全体の機能として挙げられています。Seedream 5.0 Proでの適用条件や設定方法を個別に説明した発表ではありません。
導入時の設定や利用条件は、Vercel公式のAI Gateway案内から各機能の現行ドキュメントを確認してください。
料金は「プロバイダ価格のまま」と明記
発表文に書かれた料金方針と、書かれていない条件を次の表にまとめます。
| 項目 | 発表文の記載 |
|---|---|
| 料金方針 | プロバイダ価格を反映し、マークアップなし |
| 推論手数料 | プラットフォーム手数料なし |
| BYOK | 同じ推論手数料方針を適用 |
| 発表にない情報 | 単価・プラン条件・追加機能料金 |
「上乗せなし」は利用料金が常に0円という意味ではありません。モデル単価はSeedream 5.0 Proモデルページ、現行のプランや追加機能の条件はAI Gateway Pricingで確認してください。
BYOKの利用条件や資格情報失敗時の扱いは、Vercel公式のBYOKドキュメントで確認できます。料金方針の原文は、Vercel公式チェンジログの料金に関する記述にあります。
試せる場所と、モデルの人気を追うリーダーボード
モデルプレイグラウンドで試す
実際の出力を見たい場合、Vercelはモデルプレイグラウンドで試すよう案内しています。プレイグラウンドの遷移先は、モデルページと同じSeedream 5.0 Pro向けのURLです。
ただし、プレイグラウンドで確認できるのはテキストプロンプトによる画像生成のUIで、画像編集の能力まで試せるかどうかは公式ページからは確認できません。
Seedream 5.0 Proは、AI GatewayのSeedream 5.0 Proモデルプレイグラウンドで実際に試せます。
モデルリーダーボードで人気を追う
同じ発表には、AI Gatewayのモデルリーダーボードの案内も添えられました。発表文内の案内は、Gatewayの全トラフィックで処理されたトークン量を基準に、人気モデルの推移を追うものと説明しています。
2026年7月13日時点のリーダーボード画面に掲載されている指標は、次の3つです。
- Token Volume
- Requests
- Spend
これらは利用状況や支出の指標であり、生成画像の枚数や品質を直接評価するものではありません。発表時の説明はVercel公式チェンジログの案内、現在の表示はAI Gatewayのモデルリーダーボードで確認できます。
導入前に確認すべき制約
今回の発表文に数値や条件が示されていない主な運用条件は、次のとおりです。
- レート上限、タイムアウト、同時実行数
- 生成できる画像の最大枚数
- 編集用画像の容量と入力形式
- SLA、コンテンツポリシー、地域制限
発表文に記載がないことは、制限が存在しないことを意味しません。導入前に契約中のプランと利用するモデルの現行仕様を確認してください。
モデルの現在の表示はSeedream 5.0 Proモデルページ、料金とプラン条件はAI Gateway Pricingで確認できます。
今回の発表の概要
発表日や執筆者を含め、今回の内容を次の表にまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表元 | Vercel(公式チェンジログ) |
| 発表日 | 2026年7月11日 |
| 執筆者 | Walter Korman、Jerilyn Zheng |
| 対象モデル | Seedream 5.0 Pro(提供元はByteDance) |
| モデル識別子 | bytedance/seedream-5.0-pro |
| 用途 | テキストからの画像生成と、画像の編集 |
| 呼び出し方法 | AI SDKのmodelへ識別子を指定 |
| 提供状態 | 「利用可能」とのみ記載(GA/プレビューの明記なし) |
| 課金の扱い | プロバイダ価格を反映し上乗せなし |
| BYOKの扱い | 推論のプラットフォーム手数料は課されない |
| 試用 | モデルプレイグラウンド |
trends編集部の一言
今回の発表は、AI Gatewayのモデル一覧に画像生成の選択肢が1つ増えたという内容です。generateImageの呼び出しとAI Gatewayの認証がすでに整っているプロジェクトなら、モデル指定の変更だけで試しやすい形になっています。
一方で、Vercelが挙げた文字描画やインフォグラフィックの強みは、あくまで発表文の主張です。文字入りの図版は用途によって許容できる誤差が大きく変わるため、実際のプロンプトで出力を確かめる工程は省けません。
料金についても、上乗せがないという方針と、モデル自体の単価は別の話です。導入判断の前に、モデルページの価格表示と自分たちの生成枚数を突き合わせておくと見積もりがぶれにくくなります。
References
参照した一次情報は、次のとおりです。
- Vercel. 「Seedream 5.0 Pro is now available on AI Gateway」. https://vercel.com/changelog/seedream-5-0-pro-is-now-available-on-ai-gateway, (参照 2026-07-13).
- Vercel. 「Seedream 5.0 Pro(AI Gateway モデルページ/プレイグラウンド)」. https://vercel.com/ai-gateway/models/seedream-5.0-pro, (参照 2026-07-13).
- Vercel. 「AI Gateway」. https://vercel.com/ai-gateway, (参照 2026-07-13).
- Vercel. 「AI Gateway model leaderboard」. https://vercel.com/ai-gateway/leaderboards, (参照 2026-07-13).
- Vercel. 「Authentication & BYOK(AI Gateway ドキュメント)」. https://vercel.com/docs/ai-gateway/authentication-and-byok, (参照 2026-07-13).
- Vercel. 「Pricing(AI Gateway ドキュメント)」. https://vercel.com/docs/ai-gateway/pricing, (参照 2026-07-13).
- Vercel. 「Bring Your Own Key(BYOK)」. https://vercel.com/docs/ai-gateway/authentication-and-byok/byok, (参照 2026-07-13).
※本記事は公式発表を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合は、以下フォームよりご報告ください。
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