EC2 G7インスタンスが米国東部(バージニア北部)で利用可能に、G6比でAI推論性能が最大4.6倍

EC2 G7インスタンスが米国東部(バージニア北部)で利用可能に、G6比でAI推論性能が最大4.6倍

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AWSは2026年7月10日、同日からNVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUを搭載するAmazon EC2 G7インスタンスが、米国東部(バージニア北部)リージョンで利用可能になったと発表しました。G7インスタンスはG6インスタンスと比べてAI推論性能が最大4.6倍とされ、GPUを使うワークロードが対象です。



EC2 G7のバージニア北部提供要点

NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUを搭載するEC2 G7について、発表の主要な変更点を次の3点に絞りました。

  • Amazon EC2 G7インスタンスが米国東部(バージニア北部)で利用可能に
  • Blackwell Server Edition GPUを最大8基
  • G6比でAI推論性能は最大4.6倍とAWSが説明

本記事は公表時点の情報にもとづきます。仕様や提供状況、料金は変わる可能性があります。

導入や利用の判断は各自の責任で公式情報の最新の内容をご確認ください。設定変更やアップデートを行う場合は、必ず事前にバックアップを取得し、検証環境で確認したうえで実施してください。

EC2 G7が利用できる3つのAWSリージョン

今回の変更は、Amazon EC2 G7インスタンスが米国東部(バージニア北部)リージョンでも利用できるようになったことです。G7インスタンスそのものはNVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUを搭載するGPUインスタンスで、今回の発表はその提供地域が広がったというリージョン追加の告知にあたります。

G7インスタンスの提供リージョンとしてAWSが発表文で挙げる「3つのAWSリージョン」は、次の表のとおりです。

地域 リージョン
米国東部 バージニア北部
米国東部 オハイオ
米国西部 オレゴン

EC2 G7の提供リージョン境界と配置判断

発表文が明記しているのはこの3リージョンだけで、他リージョンへの展開時期には触れていないため、日本を含むそれ以外のリージョンで使えるかどうかは断定できません。また、発表文は「now available(現在利用可能)」と述べるにとどまり、GA(一般提供)やプレビューといった提供状態の区分を明記していないため、本記事でも記載のない提供状態は補いません。

実務では、既存のG6インスタンスやほかのGPUインスタンスを使っている環境で、対象の3リージョンに配置できるかがまず判断材料です。提供リージョンの原文は、AWS公式発表の3つのAWSリージョンに関する記述で確認してください。


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EC2 G7のNVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPU構成

G7インスタンスの構成として、AWSは最大8基のNVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUとカスタムIntel Xeon 6プロセッサを搭載し、GPUあたりのメモリは32GBだと説明しています。発表文が示すG7インスタンスの主なスペックは、次のとおりです。

  • GPU:Blackwell Server Edition 最大8基
  • GPUメモリ:GPUあたり32GB
  • CPU:カスタムIntel Xeon 6プロセッサ
  • 仮想CPU(vCPU):最大192
  • システムメモリ:最大768GiB
  • ネットワーク:最大700GbpsのEFA帯域
  • ローカルストレージ:最大7.6TBのNVMe SSD

EC2 G7のEFA・NVMeと最大仕様の見方

仕組みの面では、最大700GbpsのElastic Fabric Adapter(EFA)帯域はネットワーク経由のデータ転送に、最大7.6TBのローカルNVMe SSDストレージはインスタンス内でのモデルやデータセットの読み込みに関わります。推論やデータ分析では読み込みが処理時間を左右するため、GPU基数に加えて、この2つの数値も構成選択で確認する要素です。

境界として、上の一覧で「最大」と示した仕様値は、いずれも発表文の「up to(最大)」値です。GPUメモリはGPUあたり32GBと記載され、カスタムIntel Xeon 6はプロセッサの種別で、どちらも最大値の表記ではありません。

最大値はすべてのインスタンスサイズで得られる値ではありません。インスタンスサイズごとの構成内訳は発表文に記載がないため、本記事では列挙しません。

サイズ別の内訳は、AWS公式のG7インスタンスページ(製品仕様)で確認してください。発表文が案内先として挙げているのもこのページで、原文の該当箇所はAWS公式発表のG7インスタンスページへの案内にあります。

このセクションの用語

Elastic Fabric Adapter(EFA)
今回の発表でG7のネットワーク機能として挙げられ、最大700Gbpsの帯域に対応すると記載されている。
NVMe SSD
今回の発表でG7のローカルストレージとして挙げられ、最大7.6TBまで利用できると記載されている。
GiB
今回の発表がシステムメモリに用いる単位。発表文はシステムメモリをGiB、GPUメモリをGBで表記している。

EC2 G7とG6のAI推論・グラフィックス性能比較

性能について、AWSはG6インスタンスとの比較で、AI推論性能が最大4.6倍と説明しています。世代間の比較値であり、絶対的な処理速度を示すものではありません。

グラフィックス性能についても、AWSはG6インスタンスとの比較で最大2.1という値を挙げています。ただし原文の表記は「up to 2.1 graphics performance」で、AI推論側の「4.6x」と異なり倍率記号を伴わないため、本記事では原文の値をそのまま示すにとどめます。

EC2 G7のデータ分析性能とG6比較条件

加えてAWSは、GPUで高速化するデータ分析ワークロードでも、G7インスタンスがより高速な性能を提供すると述べています。こちらは比較対象や倍率が発表文に示されておらず、数値での比較はできません。

境界として、AI推論の4.6倍とグラフィックスの2.1はAWS自身が示した値ですが、測定方法の詳細は発表文に記載がありません。「最大(up to)」の表記であるため、すべてのワークロードで同じ性能向上が得られることを意味しません。

実務では、G6からの移行を検討する場合でも、この4.6倍という値をそのまま自社のスループット改善見込みとして扱うのは適切ではなく、対象の推論モデルとバッチサイズで実際にベンチマークを取る必要があります。性能比の原文は、AWS公式発表のG6比の性能に関する記述で確認できます。

EC2 G7でAWSが挙げるAI・グラフィックス・データ分析用途

発表文に挙げられたG7の各ワークロードとその位置づけを、次の表で4系統に整理しました。この4分類は本記事上の整理であり、AWSが公式に4分類しているわけではありません。

系統 ワークロード例 発表文での位置づけ
AIモデルのデプロイ 言語翻訳、動画・画像解析、音声認識 モデルの配備
グラフィックスワークロード 映画品質のリアルタイム描画・レンダリング G7が高速化する対象
グラフィックスワークロード ゲームストリーミング G7が高速化する対象
動画・空間 動画トランスコード、空間コンピューティング 対応ワークロード
データ分析 レコメンダーシステム 対応ワークロード例
データ分析 Retrieval Augmented Generation(RAG)推論 対応ワークロード例
データ分析 リアルタイムデータパイプライン 対応ワークロード例

原文では、グラフィックス用途とデータ分析ワークロードの具体例に例示表現が使われています。列挙された用途はG7が扱えるワークロードの完全な一覧を意味せず、必ずG7が最適という意味でもありません。

このセクションの用語

Retrieval Augmented Generation(RAG)推論
発表文でG7が対応するデータ分析ワークロードの例として挙げられる名称。具体的な構成は発表文で説明されていない。
空間コンピューティング
発表文でspatial computingと表記される対応ワークロード。具体的な構成や対象範囲は発表文で説明されていない。
レコメンダーシステム
発表文でG7が対応するデータ分析ワークロードの例として挙げられる名称。具体的な構成は発表文で説明されていない。

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EC2 G7の購入オプションとAWSでの利用開始経路

AWSはG7インスタンスについて3つの購入オプションを案内しており、発表文はこれ以外の購入形態を使えるかどうかには触れていません。案内された購入オプションは、次のとおりです。

  • オンデマンドインスタンス
  • スポットインスタンス
  • Savings Plansの一部として購入

EC2 G7の利用開始経路と購入判断

AWSが挙げる利用開始の入口は3つで、発表文に具体的な起動コマンドやパラメータの記載はないため、本記事でも独自の手順やコマンド例は示しません。3つの入口は、次のとおりです。

  • AWSマネジメントコンソール
  • AWS コマンドラインインターフェイス(CLI)
  • AWS SDK

発表文は、3つの購入オプションごとの料金条件・中断条件、サイズ別の利用可否を説明していません。編集部の運用上の確認事項として、対象リージョンで必要なG7サイズを起動できるかを、サービスクォータと実際の容量の両面で確認してください。

利用開始の入口の原文はAWS公式発表の利用開始に関する記述で、さらに詳しい情報は同発表が案内するAWS公式のG7インスタンスページで確認できます。

このセクションの用語

スポットインスタンス
発表文でG7の購入オプションの一つとして挙げられる名称。料金条件や中断条件は発表文で説明されていない。
Savings Plans
発表文でG7の購入オプションの一つとして挙げられる名称。契約期間や割引条件は発表文で説明されていない。

EC2 G7の発表時点の提供地域・仕様一覧

NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPUを搭載するEC2 G7について、発表時点の提供地域と仕様を次の確認表に整理しました。

項目 詳細
提供元 AWS
発表日 2026年7月10日
対象サービス Amazon EC2 G7インスタンス
変更点 米国東部(バージニア北部)リージョンで利用可能に
提供リージョン バージニア北部・オハイオ・オレゴンの3リージョン
提供状態 発表文はnow availableのみでGA・プレビューの明記なし
NVIDIA RTX PRO 4500 Blackwell Server Edition GPU 最大8基
GPUメモリ GPUあたり32GB
プロセッサ カスタムIntel Xeon 6
vCPU・メモリ 最大192vCPU・最大768GiB
ネットワーク 最大700GbpsのEFA帯域
ローカルストレージ 最大7.6TBのNVMe SSD
性能(G6比) AI推論は最大4.6倍・グラフィックスは最大2.1
購入オプション オンデマンド・スポット・Savings Plans

trends編集部の一言

今回のバージニア北部の追加で、G7インスタンスを利用できるのは米国内の3リージョンになりました。導入時は、利用したいリージョンが発表対象に含まれるかを公式情報で確認する必要があります。

注目したいのは、AWSがG7についてAI推論に加えて、複数分野のワークロードも挙げている点です。trends編集部の見立てでは、推論と描画の双方を扱う環境でインスタンス群を分けずに済むかどうかは構成検討の論点ですが、AWS発表が同一インスタンスへの混載や性能を保証するものではありません。

一方で、G6比4.6倍という値は測定条件が示されていません。自社の推論モデルで同じ効果が出るとは限らないため、公式のサイズ別仕様を確認したうえで、必要なGPU数とGPUあたり32GBというメモリ条件を満たす構成で実測するところからです。

References

  1. AWS. 「Amazon EC2 G7 instances are now available in the AWS US East (N. Virginia) Region」. https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-ec2-g7-available-North-Virginia, (参照 2026-07-13).
  2. AWS. 「Amazon EC2 G7 Instances」. https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/g7/, (参照 2026-07-13).

※本記事は公式発表を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合は、以下フォームよりご報告ください。

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