AIVy株式会社は、AIアバター「PITALIy」(ピタリー)に、ユーザーの回答に応じておすすめ商品やプランを提案する「診断機能」の提供を開始しました。
PITALIyの診断機能が生まれた背景と解決する課題
ECサイトやサービスサイトでは、商品数やプラン数が増えるほど、ユーザーは自分に合うものを選びにくくなる傾向があります。Web接客の現場では、ユーザーが選びきれずに離脱したり、迷いが問い合わせ増加につながったりといった課題が繰り返し発生してきました。
企業側もユーザーの悩みや検討条件を事前に把握しにくいという問題を抱えています。これらの課題は、「選択肢を網羅的に並べる」従来のWeb設計に依存していることに起因しています。PITALIyの診断機能は、AIアバターが会話を通じて条件を整理し、ユーザーに合った選択肢や次の行動を提示することによって、「選べない」状態の解消を支援するものです。
PITALIy診断機能の3つの特徴
PITALIyの診断機能には、主に次の3つの特徴があります。
- AIアバターが会話を通じて悩みや条件を順番に整理し、選択肢に向き合う負担を軽減する
- EC商品、美容クリニックの施術メニュー、SaaSプランなど業界・商材に合わせた診断ロジックを設計できる
- おすすめ提示にとどまらず、購入・予約・問い合わせ・資料請求・LINE登録などの導線へそのまま案内できる
特に3点目は、理解と納得が高まったタイミングで次の行動を提示できるため、コンバージョンへの接続が自然です。ユーザー理解と次の行動への接続を一体化できる点が特徴です。
PITALIy診断機能の想定される利用シーンと導入の流れ
診断機能は、幅広い業種・商材への対応を想定しています。
美容・健康商材では肌悩みや生活習慣に応じた商品ラインナップを案内しました。ギフト選びでは贈る相手やシーン、予算などをヒアリングしながら候補を絞り込む形での活用が想定されています。SaaSプラン比較では従業員規模や利用目的をもとに最適なプランを整理して案内することが可能です。
導入にあたっては、診断の目的と対象ユーザーの整理から始まり、質問項目の設計および診断ロジックと結果パターンの構築を行います。その後、会話シナリオの設計と事前テストを経て公開するプロセスを、AIVy株式会社が一貫して支援しています。公開後も実際の回答データをもとに、質問項目や分岐、結果コンテンツを継続的に改善していく方針です。
AIVy株式会社とPITALIyの主な機能・対応領域
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | AIVy株式会社 |
| 代表取締役 | 村上卓斗氏 |
| 所在地 | 東京都 |
| サービス名 | PITALIy(ピタリー) |
| サービスカテゴリ | AIアバター / AI接客コンシェルジュ |
| 主な機能 | 診断機能、AIプレゼンモード、Web予約機能、LINE登録機能、自動FAQ追加機能、カメラ診断AI接客サービスほか |
| 対応領域 | Web接客、EC、採用、教育、自治体、ヘルスケア、エンタメ、BtoB営業ほか |
| 公式サイト | https://pitaliy.jp/ |
trends編集部の一言
「選択肢が増えるほど選べなくなる」という課題は、マーケティングの現場でも実感を伴うテーマです。Webマーケティングの現場でも、プラン比較表の選択肢を増やしたことで、かえって問い合わせが減少するケースが報告されており、情報量と意思決定のしやすさは必ずしも比例しないと言えます。AIアバターが会話を通じて条件を整理するアプローチは、業界を問わず「選ばせ方」の設計として注目できるのではないでしょうか。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、診断コンテンツ自体はクイズ形式のリード獲得施策として、すでに普及してきました。一方で、コンバージョン導線との連携まで一体設計できるツールはまだ限られています。業界全体としても、診断導線とコンバージョン導線を統合する動きは広がりつつあり、コンバージョン率改善を目指すWebマーケティング領域において今後のスタンダードな設計思想の一つとして注目されそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「AIアバター「PITALIy」、ユーザーに合った商品やプランを提案する「診断機能」を提供開始 | AIVy株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000123193.html, (参照 26-06-09).
