AIVy株式会社は、AI接客コンシェルジュ「PITALIy(ピタリー)」の新機能として、「Webカタログ機能」の提供を開始しました。
PITALIyのAIアバターが対話形式で商品を案内する仕組み
「Webカタログ機能」は、既存の商品カテゴリや特徴、価格帯・利用シーン・比較ポイント・よくある質問などをもとに、AIアバターがユーザーの質問や関心に合わせて商品・サービス情報を案内する機能です。ユーザーは、カタログを眺めるのではなく、気になる商品についてAIアバターに直接質問しながら、理解を深められます。
従来のカタログ設計では、情報の整理や絞り込みをユーザー自身に委ねる構造でした。商品数の増加とともに比較検討の負担が大きくなり、結果として検討途中での離脱が増えやすいという課題がありました。
特に高機能商品やBtoB商材、住宅設備、美容家電、教育講座、観光プランなど比較検討を経て選択する商材は少なくありません。こうした商材では、情報を並べるだけでは価値が伝わりづらいという指摘が根強く残ります。
「Webカタログ機能」は、こうした「掲載して終わり」のカタログを、AIアバターに質問しながら、理解を深められる接客コンテンツへと変える機能として設計されています。
PITALIyの主な機能と想定される活用シーン
本機能で実現できる主な活用は次の4点です。
- 商品情報やサービス一覧の会話型案内
- 商品カテゴリや特徴、価格帯・利用シーンの説明と比較ポイントの案内
- 展示会後のフォローサイトや商品紹介ページでの活用
- 会話ログをもとにした興味・迷いの可視化とカタログ改善への活用
ユーザーには「自分に関係する商品にたどり着きやすい体験」を、企業には「興味関心の可視化と次の行動への接続を一体化させた接客」を提供する設計です。問い合わせや購入、予約・資料請求・LINE登録などの導線へ自然につなげる点に強みがあります。
想定される利用シーンは幅広く、美容家電や住宅設備、BtoB商材・観光プラン・教育講座・ギフトカタログ・ECの商品一覧ページなどが対象です。会話ログから、どの商品に関心が集まり、どこで迷いが生まれているかを把握できるため、商品ページやFAQ、営業資料の改善にも活用できます。
PITALIyとWebカタログ機能の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | AIVy株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役 村上卓斗氏 |
| 所在地 | 東京都 |
| 対象サービス | AI接客コンシェルジュ「PITALIy(ピタリー)」 |
| 新機能名 | Webカタログ機能 |
| 主な機能 | 会話型商品案内・比較ポイント案内・CTA誘導・会話ログによる改善支援 |
| 想定用途 | 美容家電や住宅設備、BtoB商材・観光プラン・教育講座・ギフトカタログ・ECほか |
| サービスURL | https://pitaliy.jp/ |
trends編集部の一言
カタログや商品一覧ページは情報量が多い一方で、ユーザーが、自分に関係する情報に自力でたどり着く負担は、商品数が増えるほど大きくなります。マーケティング領域では、情報量が増えるほど読了率が下がる傾向は以前から指摘されており、資料やランディングページの設計においても繰り返し議論されてきたテーマです。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、「情報を網羅的に置く設計」から「関心に応じて出し分ける設計」への転換は、長年議論されながらもコスト面で実現しにくかった課題でした。AIアバターがその役割を担う形が現実的な選択肢になってきた点は、業界全体の動向としても注目しておく価値がありそうです。
会話ログから「どの商品で迷いが生まれているか」を可視化できる点は、コンテンツ改善の観点でも示唆を含みます。施策の効果測定に使えるデータをAIが接客しながら、同時に蓄積していく設計は、今後の接客DXにおける標準的なアプローチになっていくと考えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「AIコンシェルジュピタリー、「AIWebカタログ機能」を提供開始 | AIVy株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000123193.html, (参照 26-06-05).
