GRAND株式会社は、社内横断のAIツール群「GRAND AI」を軸に、オフィスビル広告メディア『GRAND』における広告リーチ可視化へのAI活用を本格化しました。
GRANDのテナント企業データとAIで到達先の特定を高度化
『GRAND』は東京・関西・福岡の主要オフィスビルのエレベーター・サイネージに展開するメディアで、設置ビルのテナント企業を事前に開示するターゲットリスト型の運用を特長としてきました。
設置台数6,200台・設置ビル1,700棟、月間UU310万人というスケールを持ち、視聴者の99%がビジネスパーソンです。
これまでも「届く先が分かったうえで出稿できる」点を強みとしてきました。今回の取り組みでは、この可視化をさらに高度化します。保有するテナント企業データの整備・照合工程にAIを活用し、リーチ可視化の精度とスピードを高めます。
GRAND AIで進めるAI活用領域
GRAND株式会社が「GRAND AI」を通じて取り組む内容は、以下の4領域です。
- テナント企業データの整備:ビル別の入居企業情報を構造化し、法人番号などとの突合・更新をAIで効率化
- リーチ企業の可視化:到達する企業・社数・業種・在籍層を出稿前に把握・提示する精度を向上
- 業種・在籍層の把握:金融・SaaS・製造など、どの業種・決裁者層にどれだけ届くかの可視化を支援
- 競合・出稿基準の整理:出稿可否・競合排除の判定工程を整備し、提案スピードを向上
これらの取り組みは段階的に高度化を進めている途上であり、適用範囲・提供形態は順次拡大予定です。
GRAND株式会社は、広告主・代理店が「どの大手企業に・どれだけ届くか」をより正確に把握したうえで出稿判断できる運用の高度化を目指しています。
GRANDの主要プラン一覧と媒体スペック
2026年7-9月期の主要プランは、全プランにブランドリフト調査(BLS)が無償付帯されています。申込締切は、出稿開始日の8営業日前までです。
| プラン | 期間/尺 | 料金(税抜) |
|---|---|---|
| Standard | 1週間/15秒 | 300万円〜 |
| Premium | 1週間/30秒 | 450万円〜 |
| 1ヶ月Bulk | 4週間/15秒 | 1,000万円〜 |
| 追加ブーストStandard | 当日加算 | +60万円/日 |
| 追加ブーストPremium | 当日加算 | +90万円/日 |
リーチ可能テナント企業は2.8万社、国内上場企業へのリーチは1,620社(全上場企業の41.3%)です。
BtoB高単価商材の認知獲得や指名検索獲得、営業支援への活用がされています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 社名 | GRAND株式会社 |
| グループ | 三菱地所グループ |
| 代表取締役社長 | 坂上仁氏 |
| 所在地 | 東京都新宿区四谷3-3-1 四谷安田ビル6階 |
| 事業内容 | オフィスビルメディア『GRAND』の運営 |
| 設置台数 | 6,200台 |
| 設置ビル | 1,700棟 |
| 月間UU | 310万人 |
| リーチ可能テナント企業 | 2.8万社 |
| 国内上場企業へのリーチ | 1,620社(全上場企業の41.3%) |
| 展開エリア | 東京・関西・福岡 |
| URL | https://tokyo-grand.jp/ |
trends編集部の一言
国内上場企業の41.3%にリーチできるという数字は、BtoB広告市場においても注目を集める規模です。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、「広告を出したが誰に届いたか分からない」という課題は業界横断で長らく語られてきたテーマです。出稿前に到達企業リストを把握できる設計は、業界全体としての課題感への応答として注目される取り組みと言えます。
全プランにブランドリフト調査(BLS)を無償付帯している点も、効果検証を重視する動きが強まるマーケティング業界において評価されるアプローチです。
自社データとAIを組み合わせて可視化精度を高める仕組みは、デジタル広告の配信精度とは異なる軸での差別化として、業界全体の広告運用プロセス転換を象徴する動きとして注目されています。
References
- ^ PR TIMES. 「社内横断のAIツール群「GRAND AI」を活用。テナント企業データを整備し「どの企業に届くか」の可視化を高度化—三菱地所グループのオフィスビルメディア『GRAND』 | GRAND株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000047349.html, (参照 26-06-05).
