エクスチュア株式会社は、AIで自然言語分析できるマネージドサービス「SEMAIA(セマイア)」の提供を開始しました。
SEMAIAが対応するデータ分析課題
企業のデジタルマーケティング現場では、データ分析の需要が高まる一方、「レポートを依頼して待つ」という非効率なフローが多くの組織に残っています。Adobe AnalyticsからGA4への移行が進む中、ツール切り替えのタイミングでレポート設計を一から見直すコストも課題となっていました。
SEMAIA(Semantic AI Analytics)は、AIとデータの間にセマンティックレイヤーを設けることで、こうした課題に応えます。「売上に貢献しているページは?」のような質問を入力するだけで、社内の指標定義に基づいた回答が返ってくる仕組みです。現場担当者が、データアナリストに依頼することなく自らデータを活用できる環境を提供します。
主な特徴は次の3点です。
- セマンティックレイヤーによる分析精度のチューニング
- BigQueryおよびGA4データへの対応
- 初期設定から運用チューニングまでのマネージドサービス提供
社内の指標定義や業務用語、分析ロジックをあらかじめ設定することによって、AIが業務文脈に沿った回答を返します。BigQueryに格納された各種データソースをそのまま分析対象にできます。
SEMAIAの提供概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | エクスチュア株式会社 |
| サービス名 | SEMAIA(セマイア) |
| 正式名称 | Semantic AI Analytics |
| カテゴリ | マネージドサービス |
| 対応データソース | GA4・BigQueryに格納された各種データソース |
| 主な機能 | 自然言語による即時分析 セマンティックレイヤーによる精度チューニング 初期設定・運用チューニングの伴走支援 |
| 料金 | 初期費用100万円〜 |
| 本社 | 東京都 |
| 代表取締役 | 原田憲悟氏 |
trends編集部の一言
「レポートを依頼して待つ」というフローが多くの組織に残っているという指摘は、マーケティング業界全体としても長らく語られてきた構造的な課題です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、施策評価のたびに分析担当者への依頼と待ち時間が発生するボトルネックは業界横断で共通しており、自然言語で問いかけるだけで即時に回答が返る仕組みは、その入口にある「依頼→待機」というフロー自体を変える動きと読み取れます。
注目したのは、セマンティックレイヤーで社内の指標定義や業務用語をあらかじめ設定する設計です。AIへの問いかけが「社内の文脈」に沿った回答として返ってくる点は、マーケティングの現場でも施策評価の精度に直結するテーマと言えます。Adobe AnalyticsからGA4への移行が進む市場動向の中で、注目されやすいテーマと位置づけられるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「エクスチュア株式会社、AIで自然言語分析できるマネージドサービス「SEMAIA」を提供開始 | エクスチュア株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000088074.html, (参照 26-06-01).
