株式会社Village AIは、AI環境への適応可能性を測定する「AI活用適性診断」のサービスを2026年7月中旬より提供開始すると発表しました。
AI活用適性診断が着目するAI人材不足の背景
IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2025」(2025年6月)では、日本企業の85.1%がDX推進に必要な人材が不足していると回答しています。一方、JUAS(日本情報システム・ユーザー協会)の「企業IT動向調査2025」(2025年2月)によると、生成AI導入企業は前年比+14.3ポイントの41.2%に達しました。
AI導入の裾野が急速に広がる中、企業の採用・育成の現場では「今のAIスキルがある人」を採用することに注力しており、「AIで伸びる潜在適性を持つ人」を見つけ育成する視点が不足しています。心理学・認知科学の知見からは、柔軟な思考・素早いパターン認識・新環境への適応力といった認知特性が、AI活用力の伸びに深く関わることが示されました。
AI活用適性診断の3層構造による潜在適性測定
「AI活用適性診断」は、流動性知能・処理速度といった認知基盤層、メタ認知・学習応答性といった行動適応層、問題発見力・認知柔軟性といった実務応用層という3層構造でAI環境への適応可能性を測定します。毛内 拡 氏による学術監修のもと、脳科学・認知科学の知見に基づいた科学的根拠のある設計です。
診断の対象は学生や新卒、キャリアチェンジ層、管理職まで幅広く、学歴や職位、現在のAI知識に依存しない評価が特徴です。現在のスキルではなく今後の適応可能性を測るため、偏見のない人材配置・育成計画の実現を目指しています。所要時間は約45分で、個人レポートによって、強みと開発領域を可視化します。
AI活用適性診断のサービス概要と学術監修者プロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | AI活用適性診断 |
| 提供主体 | 株式会社Village AI(株式会社インフィニットマインドと共創、毛内 拡 氏 学術監修) |
| 提供開始 | 2026年7月中旬 |
| 提供形態 | 受託型オンラインアセスメント |
| 対象 | 法人(DX推進・人材育成・研修・人事部門) |
| 所要時間 | 約45分 |
| 料金 | ¥50,000(税抜)/ 診断1回 + ¥5,000(税抜)/ 人(2名以降) 例:10名 = ¥95,000 / 100名 = ¥545,000 |
| 測定内容 | 流動性知能・処理速度(認知基盤層)、メタ認知・学習応答性(行動適応層)、問題発見力・認知柔軟性(実務応用層)の3層ハイブリッド設計 |
| アウトプット | 個人レポート(強み・開発領域の可視化) |
| 学術監修者 | 毛内 拡 氏(お茶の水女子大学 ヒューマンライフサイエンス研究所 助教) |
| Village AI所在地 | 鹿児島県熊毛郡中種子町野間5185−1 |
| Village AI代表 | 里 洋平 氏 |
| インフィニットマインド代表 | 秦 有樹 氏 |
trends編集部の一言
日本企業の85.1%がDX人材不足を訴えているという数字は、業界を問わず重く響きます。マーケティング業界全体としても「AIツールを使いこなせる人材」を確保する動きは加速しており、採用時に現スキルのみで判断することへの限界感は、業界横断で語られるテーマになっています。
「今できる人」ではなく「伸びる人」を科学的に見極めるという発想は、人材育成の評価軸そのものを転換するものです。本サービスは脳科学者の学術監修という裏付けを持つ設計であるため、信頼性の根拠として機能します。マーケティング業界の文脈に置き換えると、生成AI活用人材の見極めという課題への関心は高まっており、適性評価の科学化は業界全体の動向としても注目される取り組みです。
References
- ^ PR TIMES. 「「脳科学×AIで「伸びる人」を発掘|AI活用適性診断 サービス提供開始」 | 株式会社Village AIのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000110143.html, (参照 26-05-30).
