SCデジタル株式会社は、2026年5月27日より法人向け研修プログラム「生成AI研修プログラム」の提供開始を発表しました。
「生成AI研修プログラム」提供開始の背景にある日本企業のAI活用課題
総務省「令和7年版 情報通信白書」(2025年)によると、生成AIの活用方針を「積極的に活用する方針」または「活用領域を限定して利用する方針」と定めている日本企業の割合は、2024年度時点で49.7%に達しました。一方で、その比率は米国や中国、ドイツと比較すると低い水準にとどまっています。
企業の現場では、生成AIへの関心が高まりつつも、「何から始めればよいかわからない」「一部の社員しか活用できていない」「業務効率化につながる具体的な使い方が定着しない」といった課題が顕在化しています。
ツールの使い方を学ぶだけではなく、プロンプト・コンテキスト設計や業務フローへの組み込みなど、実務に即した知識と運用設計が求められるようになりました。
SCデジタル株式会社は、「AIトランスフォーメーション(AIX)」と「マーケティングDX」を両輪に、企業が改善を内製化できる体制構築までを見据えた伴走を重視してきました。「生成AI研修プログラム」は、こうした支援姿勢と現場で積み上げた知見をもとに設計された研修です。
「生成AI研修プログラム」の3つの特徴
プログラムの主な特徴は次の3点です。
- 基礎から実務活用まで段階的に学べる体系的カリキュラム
- 個人の活用スキルをチーム・組織で再利用できる知見へ転換
- 厚生労働省の人材開発支援助成金等を活用できる可能性
カリキュラムでは、生成AIの仕組みや安全な使い方・リスク対処法から、情報収集や要約、資料作成、データ分析まで体系的に扱います。
プロンプトの作成方法に加え、適切なコンテキストの設計、システムプロンプトのテンプレート化、品質評価、改善サイクルの設計までを含む点が特徴です。
属人的な活用にとどめず、チームや部門で共有・再利用できるナレッジとして、生成AI活用を定着させることを目指しています。
また、一定の要件を満たす場合、厚生労働省の人材開発支援助成金等を活用できる可能性があります。適用可否や条件は企業ごとに異なるため、詳細はサービスサイトよりお問い合わせください。
「生成AI研修プログラム」のサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | 生成AI研修プログラム |
| 提供開始日 | 2026年5月27日 |
| 対象 | 生成AIの業務活用を推進したい企業・部門 |
| 形式 | 講義・演習・ワークショップ形式 |
| 実施方法 | オンラインまたは対面 |
| 回数 | 全12回 |
| 料金 | 1名あたり24万円(税別) 例)10名受講の場合240万 |
| 設立 | 2017年12月 |
trends編集部の一言
日本企業の生成AI活用方針の策定割合が2024年度時点で49.7%という数字は、裏を返すと半数超がまだ方針を定めていないことを意味します。
業界全体としても、ツールを試したものの特定担当者のみの活用にとどまるケースが多く、組織への浸透が共通の課題となっています。
「一人が使えるようになる」段階から「チームの知見として蓄積される」段階へ引き上げる設計は、マーケティング業界でも施策の属人化を防ぐ観点から注目されてきました。プロンプトのテンプレート化や改善サイクルの設計まで扱うカリキュラムは、生成AI導入初期の市場において有効なアプローチとして業界内で捉えられています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、住友商事グループという事業基盤を持つSCデジタル株式会社が、AIXとマーケティングDXの両輪で支援する設計は、業界内でも関心を集める動きです。
References
- ^ PR TIMES. 「SCデジタルが、企業の生成AI活用を実務定着まで支援する「生成AI研修プログラム」を提供開始 | SCデジタル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000164.000033617.html, (参照 26-05-28).
