REHATCH株式会社は、マーケティングAI OS「ENSOR(エンソー)」に、Meta広告向けカルーセル形式の漫画クリエイティブを自動生成する新機能「漫画クリエイティブ生成」を追加しました。
ENSORの漫画クリエイティブ生成機能の主な仕組み
「漫画クリエイティブ生成」機能は、商品情報やターゲット、解決したい課題をENSORに入力すると、AIが5幕構成のカルーセル漫画クリエイティブを自動生成する機能です。Meta広告のカルーセル形式に最適化されたサイズで出力されるため、そのまま広告入稿に活用できます。
5幕の構成は次の通りです。
- 1幕:登場人物の課題・悩みを提示
- 2幕:課題が深刻化する状況を描写
- 3幕:解決策(商品・サービス)との出会い
- 4幕:使用後の変化・ビフォーアフター
- 5幕:CTAと訴求まとめ
利用は、2ステップで完結します。まず商品・サービス情報、ターゲット、解決課題をENSORに入力し、次にAIがシナリオを構成して5幕構成の漫画クリエイティブを自動生成する流れです。
シナリオ設計・コマ割り・デザインをAIが代行するため、イラストレーターやシナリオライターがいない体制でも漫画広告の制作を自社完結に移行できます。
導入前後の変化と活用シーン
従来の漫画広告制作では、外部のイラストレーターや制作会社への委託が必要で、1本数十万円・数週間の制作期間が一般的でした。本機能の追加により、商品情報と訴求テーマを入力するだけで5幕構成のカルーセル漫画広告をAIが即生成します。内製化と量産を低コストで実現できます。
すでに広告運用をインハウス化しているチームでは、ABテスト用バリエーションを内製で量産するために活用できます。外部委託なしに訴求パターンを変えた漫画広告を即日生成できるため、クリエイティブの回転速度を維持しながら漫画フォーマットを広告ミックスに組み込むことが可能です。
漫画広告を外部制作会社に委託している企業にとっては、内製化の第一歩として活用できます。
ENSOR(エンソー)の主な機能と特徴
ENSORは、「勝ちバナーを量産するAI──学び続けるマーケティングOS」をコンセプトとしたマーケター向けAIクリエイティブ生成プラットフォームです。クリエイティブの施策立案から連携・生成までを従来の1/5の時間で実行します。広告やGAなどに散在するデータを統合して、AIがリアルタイムで分析・施策提案を実行します。
主な機能は以下の通りです。
- AI編集:背景差し替えや横展開を含め3分での修正・10分での入稿完了を実現
- ラフ作成:ブランド理解済みAIとの対話で最適な訴求軸とコピーを生成
- 動画生成:静止画バナーを簡単操作で動画化し、多彩な表現に対応
- LP生成:チャット形式でAIと会話し、実装用コードを取得
- ブランドトンマナ:URLを入力するだけでカラー・フォント・トンマナを自動抽出
そのほか、複数マーケティングデータを統合して分析から施策改善まで活用できる「データ連携」と、広告表現ルールやブランド準拠性をAIが自動チェックする「ブランドチェック」も備えています。さらに100種類以上のテンプレートから選択できる「テンプレート」機能も提供しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | REHATCH株式会社 |
| 所在地 | 東京都千代田区東神田2-10-9 THE PORTAL AKIHABARA 8F |
| 代表者 | 代表取締役 迫田 亮太氏 |
| 設立 | 2019年8月 |
| サービス名 | ENSOR(エンソー) |
| カテゴリ | マーケティングAI OS |
| 新機能 | 漫画クリエイティブ生成 |
| 対応フォーマット | Meta広告カルーセル形式・5幕構成 |
| 主な機能 | AI編集・ラフ作成・動画生成・LP生成・データ連携・ブランドトンマナ・ブランドチェック・テンプレート(100種類以上) |
| サービスサイト | https://ensor.ai/ |
trends編集部の一言
1本数十万円・数週間という制作コストは、漫画広告に興味があっても踏み出せなかったチームにとって現実的な壁でした。業界全体としては、広告クリエイティブの内製化が加速するなかで、専門スキルを持たない体制でも漫画フォーマットへの参入が現実的になった点は、インハウス運用チームを取り巻く環境の変化として注目されます。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、「ツールを使いこなせるチーム」と「ツールの存在は知っているが活用が止まっているチーム」との差が広がりつつある傾向は、クリエイティブ制作の領域でも同様に観察されてきました。シナリオ・コマ割り・デザインをAIが代行する仕組みは、その差を縮める構造的なアプローチとして業界動向のなかでも示唆を含む取り組みです。
「勝ちバナーを量産するAI」というコンセプトが示す通り、ENSORは生成から分析・改善までを一つのOSとして統合しようとしています。クリエイティブの回転速度を重視するチームにおいて、漫画広告という新たな選択肢がどう機能していくかが今後の注目点と言えるでしょう。
References
- ^ PR TIMES. 「マーケティングAI OS「ENSOR」、「漫画クリエイティブ生成」機能を追加──Meta広告向けカルーセル漫画を5幕構成でAIが自動生成 | REHATCH株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000060706.html, (参照 26-05-21).
