株式会社トータルブレインケアは、認知機能測定ツール「脳体力トレーナーCogEvo®」の測定結果を生成AIで分析し、一人ひとりの趣味や仕事、生活習慣に合わせた行動提案を行うAIレコメンドサービス「CogEvo相談室」の提供を開始しました
CogEvo相談室が解消する「測って終わり」の課題と仕組み
CogEvoはこれまで、医療・介護の現場をはじめ、健康イベントや企業研修、商業施設のイベントなどで「体験型の健康コンテンツ」として活用が広がってきました。一方でイベント参加者からは、「結果の数字をどう受け止めればいいか分からなかった」「家に帰ったら忘れてしまった」といった声が寄せられてきました。
主催者側でも、「盛り上がるが、その後の行動変容や継続的な接点につながりにくい」「測定体験で終わってしまい、次のアクションに結びつかない」という課題が明らかになっています。CogEvo相談室はこの「測定と行動変容の間にある溝」を、生成AIの力で埋めるサービスとして設計されました。
サービスの体験フローは3ステップで完結します。まず、LINEアカウントでログイン後、AIキャラクター「ブレインジャー」とチャット形式で対話し、趣味・仕事・気になっていることを伝えます。
次に、CogEvoの測定結果のQRコードをスマートフォンカメラでスキャンします。スクリーンショットからの画像読み取りにも対応した設計です。最後に5軸レーダーチャートとともに、強みの活かし方・弱みへの共感と具体的アクション・今日すぐことができる1ステップが表示されるパーソナルなレポートを受け取ります。
CogEvo相談室の主な特徴
「CogEvo相談室」の主な特徴は次の3点です。
- 「仕事」「趣味」「普段の生活」「困りごと」の4分野から選択し、同じスコアでも分野に特化した異なるアドバイスを提供する選択式分析
- 「記憶力を鍛えましょう」ではなく「ウォーキング中にこの工夫を取り入れてみてください」のように、日常に即した実践的な提案を行う行動シーンレベルの具体性
- 360件超の専門知識ベースからリアルタイムに情報を取得する検索拡張生成(RAG)方式を採用し、ハルシネーションを抑制したエビデンスに基づくAI設計
測定される認知機能は空間認識力や見当識、記憶力、計画力・注意力の5軸×6段階で評価されます。AIは生成AIへの丸投げではなく、脳科学的根拠に基づく構造化された知識ベースを参照することによって、信頼性の高いアドバイスを実現します。
ナビゲーターを担うAIキャラクター「ブレインジャー」は、ユーザーを「○○さん」と名前で呼びかけ、親しみやすい口調で認知機能の特徴を解説します。認知機能を「脳のコンディション」として前向きに捉えるトーンを徹底し、医療的な診断や判定に関わる表現は一切使用しない設計です。
CogEvo相談室の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社トータルブレインケア |
| サービス名 | CogEvo相談室 |
| サービス種別 | AIレコメンドサービス |
| 対象ユーザー | CogEvo各種プランを契約中の企業・団体 |
| 費用 | 追加費用なし(CogEvoいずれかのプランの契約が前提) |
| 体験フロー | LINEログイン&情報入力 → QRコードスキャン → AIレポート受け取りの3ステップ |
| 知識ベース | 360件超の専門知識ベース(検索拡張生成(RAG)方式) |
| 測定軸 | 空間認識力や見当識、記憶力、計画力・注意力の5軸×6段階 |
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区港島中町4-1-1 ポートアイランドビル6F |
| 代表者 | 河越眞介氏 |
| 設立 | 2015年11月 |
| 会社ホームページ | https://tbcare.jp/ |
| 製品ホームページ | https://cog-evo.jp/ |
trends編集部の一言
360件超の専門知識ベースを検索拡張生成(RAG)方式で参照しながらパーソナルなアドバイスを生成する設計は、生成AIの信頼性問題に対する実務的なアプローチとして注目されます。業界全体としては、AIが出力する情報の品質担保が共通課題となっており、「AIに任せる範囲」を構造化された知識ベースの参照に限定する設計は、ヘルスケア領域を超えた業界横断の動向として読み取れます。
「測って終わり」という課題は、ヘルスケアに限った話ではないのではないでしょうか。マーケティングの文脈に置き換えると、アンケートや診断ツールを施策に組み込んでも、その結果が次の行動に接続されないまま終わるケースは珍しくありません。イベント体験をパーソナルなレポートとして「持ち帰れる価値」に変える設計は、ヘルスケアやマーケティング領域における顧客接点設計の新たな潮流として注目される動きです。
今後の展開として、スポーツや子育てへの対応分野の拡大、介護施設での継続モニタリングとの連携、測定履歴に基づく経時変化レポートの提供が予定されています。単発イベントの体験を中長期的な顧客接点へと育てていく構想として、業界全体の動向としても注目しておく価値があります。
References
- ^ PR TIMES. 「CogEvo®初のAIレコメンドサービス「CogEvo相談室」を提供開始 ── 認知機能の測定結果をAIが「自分ごと化」し、日常の行動変容を後押し | 株式会社トータルブレインケアのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000068511.html, (参照 26-05-20).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
PythonをWebで実行する方法
共通テスト「情報Ⅰ」2年目で変わる、日本の教育と学び方
gitでブランチ(branch)を切り替える方法
git cloneでブランチを指定する方法
64GBのメモリが必要な人・不要な人の特徴
PCを再起動するコマンド一覧
CapsLock以外で大文字になる原因【Windows編】
パソコンで大文字になるのを解除する方法
面白いAIの活用事例を業界別に紹介
Gitでcommit(コミット)を取り消す方法
ITやプログラミングに関するニュース
awooが富澤商店のEC事例を公開、AIハッシュタグで回遊率3.9倍・CVR5.5倍を実現
NTTがLLM「tsuzumi 2」をアップデート、図表入り日本語ビジネス文書の理解力を強化
TOKIUMがボルテックスにAIヘルプデスク導入、300以上の規程を一元管理
株式会社Elithが法人向けAI教育プログラムを体系化、対象別7講座を展開
鴻池運輸がAI基盤「Glean」を導入、700名超のAI人材育成へ
フィシルコム、AIコードエディタ「Cursor」を全社導入し開発速度と品質の均一化を推進
アトム法律グループが「Claude利用促進手当」を導入、最大25,000円補助で職種横断のAI活用を後押し
雲孫が税務特化AI「Zeims(ゼイムス)」の無料トライアルを開始
アジラが行動認識AIで介護施設の居室内見守り実証実験を開始、転倒早期発見と職員負担軽減を両立
株式会社コミクスが新入社員・異動者向け生成AI研修プランを開始、職種別設計と月2回の実務伴走で現場定着を支援
