【時間がない人向け】記事の3行要約
- Firefox 127.0が2024年6月11日にリリース
- Windowsでの起動時のFirefox自動起動や、HTTPSへのアップグレードなどの新機能
- パスワードマネージャーのセキュリティ強化、Screenshotsの大幅アップデートなども
Firefox127がリリース、自動起動などの新機能を追加
Mozilla は2024年6月11日、デスクトップ向け「Firefox 127」を正式リリースした。Firefox 127の目玉の1つは、Windowsでの起動時にFirefoxを自動的に立ち上げる機能だ。この設定を有効にすれば、PCの起動と同時にすぐにWebブラウジングが開始できる。[1]
また、<img>、
タブ関連の改善点としては、タブバーの「すべてのタブを一覧表示」ウィジェットやタブのコンテキストメニューから、重複するタブをすべて閉じる「重複タブを閉じる」コマンドが利用可能になった。タブが増えすぎた際の整理に役立つ機能と言える。
MacOSとWindowsでパスワードマネージャーのセキュリティが強化
MacOSとWindowsでは、Firefoxに内蔵のパスワードマネージャー(about:loginsページ)へのアクセスや、保存パスワードの入力時に、OSのサインイン(パスワード、指紋、顔、音声ログインなど)を要求できるようになった。セキュリティ意識の高いユーザーにとっては嬉しい改善点だ。
加えて、Firefoxのスクリーンショット機能が大幅にアップデートされた。SVGやXMLをはじめとする各種ファイルタイプや、about:設定ページなどのFirefox内部ページのキャプチャが可能になったほか、キーボードショートカットの実装、テーマ対応やハイコントラストモード(HCM)のサポートなど、アクセシビリティの改善も図られている。
そのほか、セキュリティ修正を中心とした変更も多数含まれる。Firefoxは引き続き月例リリースを継続しており、今後も利便性とセキュリティの両面での改善が期待できる。パワーユーザーのみならず、幅広いユーザーにとって使いやすいブラウザへと進化を遂げている。
trends編集部「K」の一言
今回のFirefox 127リリースでは、利便性とセキュリティのバランスを取った改善が目立つ。特にWindows環境でのFirefox自動起動は、ブラウザ中心の作業スタイルに合致した仕様と言える。一方でmixed contentの自動HTTPSアップグレードなど、ユーザーが意識せずセキュアな通信環境が確保される点も重要だ。
パスワードマネージャーへのアクセス制御強化は、昨今のリスクに即したセキュリティ対策と評価できる。利便性を損なわずに必要十分な認証を求めるのは容易ではないが、適切な落とし所を見出している。ただしハードウェアセキュリティキーなどのサポートはまだ不十分で、マルチファクター認証の選択肢が広がることを期待したい。
Screenshotsの拡張はヘビーユーザー待望の改善だろう。技術ドキュメントの作成などでは、プレーンテキストと画像の組み合わせが欠かせない。キャプチャの幅が広がれば、外部ツールに頼ることなくFirefox単体で完結できるようになる。細やかな操作性の向上が、結果的に大きな効率化に繋がるはずだ。
全体を通して、ユーザー目線に立った丁寧なブラッシュアップの姿勢が感じられるリリースである。今後は、プライバシーサンドボックスやCSSネスティングへの対応など、Webプラットフォームの変革への追随も求められよう。変化の激しい環境下でも、Firefoxならではの存在価値を発揮し続けられるかがカギを握る。
References
- ^ mozilla. 「Firefox 127.0, See All New Features, Updates and Fixes」. https://www.mozilla.org/en-US/firefox/127.0/releasenotes/, (参照 24-06-13).
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