GoogleがMeetの操作バー刷新、Material 3デザインで利便性向上へ

• GoogleがMeet画面下部の操作バーのデザインを刷新
• ミュート状態やアクティブ状態がわかりやすいデザインに変更
• 機能性は変わらず、今後1年かけてMeetのUIをさらに改善予定

GoogleはWorkspaceブログにて、Meetの段階的な改善計画を明らかにした。

GoogleはMeetのUIデザインをMaterial 3デザインシステムを使用する取り組みを進めている。今回発表されたのは、通話中の画面下部にある操作バーのデザイン刷新だ。リニューアル後の操作バーは、ミュート状態やアクティブ状態を色と形状の変化で視覚的に強調するようになった。^[1]

このアップデートは、ウェブブラウザ版Meetをはじめ、ピクチャーインピクチャーモード、Google DocsやSlidesなど他のアプリ内に埋め込まれたMeet、ライブストリーミング視聴時、会議室のハードウェアなど、幅広いシーンで適用される。ただし、今回のリリースではデザインのみの変更で、機能面での変更はない。

Googleは今後1年をかけて、Meetの見た目と操作性をさらに改善していく予定だ。新たな発見や直感的なアクセスを促進するUI設計により、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指すという。今後のアップデートにも注目が集まる。

リリースは6月11日から順次開始され、まずは個人アカウントを対象に展開。Google Workspaceユーザーへは7月上旬以降に提供される見通しだ。管理者による設定の必要はなく、エンドユーザーは自動的に新しいデザインを目にすることになる。

GoogleがMeetの操作バーのデザイン刷新を発表したことで、同社のコミュニケーションツールの利便性がさらに高まることが期待できる。近年、リモートワークの浸透に伴い、ビデオ会議ツールは働く人々にとって不可欠なインフラとなっているが、使い勝手の良さは生産性に直結する重要な要素だ。シンプルで視認性の高いUIデザインは、ユーザーの心理的負荷を軽減し、会議への集中力を高めるだろう。

一方で、Meetに限らずコミュニケーションツールのUI改善は、アクセシビリティの観点からも重要な意味を持つ。視覚や聴覚、運動機能などに障がいを持つ人々にとって、操作のしやすさは社会参加の機会均等に直結する。多様なユーザーを念頭に置いたデザインが課題だ。

References

1. ^ Google Workspace Updates. 「 Google Workspace Updates: Updated design for meeting controls in Google Meet 」. https://workspaceupdates.googleblog.com/2024/06/updated-design-for-meeting-controls-google-meet.html, (参照 24-06-13).

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