株式会社ポテックはAIネイティブなレセコン一体型電子カルテ「AIカルテ」を発表しました。
AIネイティブ設計で再構築した電子カルテの特徴
「AIカルテ」開発の背景には、従来の電子カルテがAI機能を後から「上に乗せる」設計になっていたという課題がありました。レセコンと電子カルテを、ひとつのアーキテクチャに統合し、AIが診療・記録・請求の全工程に自然に介在することを前提に、データ構造・ユーザー体験・連携インターフェースをゼロから設計しています。
設計上のポイントは3つです。第一に診療記録や処方、会計データをAIが扱いやすい構造で保持する「AIネイティブ設計」を採用しました。第二に診療記録と請求情報の二重入力や整合性の問題を構造的に解消する「レセコンと電子カルテの一体再構築」を実現しています。
第三のポイントとして、外部AIサービスや院内システムとの安全な接続を実現する「開かれた」設計を採用しています。具体的には、標準的なAPIへの対応に加え、生成AIエージェントとの接続標準であるMCP / Model Context Protocolにも対応した設計となっています。
同設計により、医療機関は自院の方針に合ったAIや業務システムを柔軟に組み合わせて活用できます。個別のAI機能や診療科特化モジュール、料金プランなどの詳細は今後の段階的なアップデートに合わせて順次公開される予定です。初期協力医療機関として参加することによって、開発段階からプロダクトに関与できる点も特徴のひとつです。
初期協力医療機関の募集概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社ポテック |
| 対象サービス | AIカルテ(レセコン一体型電子カルテ) |
| 募集対象 | クリニック・診療所・中規模医療法人(診療科不問) |
| 募集枠 | 限定3施設 / 先着順 |
| 提供条件 | 利用料:半年間無料 / 初期費用:本体利用費用は無料(データ連携が発生する場合は別途相談) |
| 募集期間 | 2026年6月30日まで(先着順・埋まり次第終了) |
| 正式版(GA)リリース予定 | 2026年9月 |
| 申込方法 | コーポレートサイト内お問い合わせフォーム |
trends編集部の一言
レセコンと電子カルテを「後付けでつなぐ」のではなく、最初からひとつのアーキテクチャとして設計し直すというアプローチは、医療ITの文脈では相当に踏み込んだ判断です。自分自身もSaaS系プロダクトの取材をする中で、レガシーシステムの上にAIを「乗せる」構造の限界を実感する場面があり、データの持ち方そのものがAI活用の深度を左右するという感覚は現場でも共有されていると感じました。MCP / Model Context Protocolへの対応を明示している点は、接続標準としての設計姿勢を示すものとして注目しておく価値があるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「AIネイティブなレセコン一体型電子カルテ「AIカルテ」を発表 | 株式会社ポテックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000106806.html, (参照 26-05-15).
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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