米国ServiceNow, Inc.がProject Arcを発表、デスクトップからデータセンターまでAIガバナンスを拡張
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米国ServiceNow, Inc.は2026年5月5日(米国時間)、NVIDIAとの提携拡大を発表しました。
ServiceNowがProject Arcを発表
提携拡大には、エンタープライズ向け自律型デスクトップエージェント「Project Arc」の導入が含まれます。事前に構築されたワークフローを必要とせず、複数のツールやシステムを横断しながら、マルチステップの業務実行に対応する構成です。
また、新たな自律型エージェントが実行するアクションは、サンドボックス化されたランタイム環境であるNVIDIA OpenShell内で動作します。ポリシーベースの管理機能を備え、隔離された状態に保たれ、監査可能で、企業環境において、安全であることを保証すると説明しました。
さらに、自律型エージェントの運用管理では、ServiceNow AIコントロールタワーがアクションを統制します。ポリシー設定や動作監視に加え、読み取られたファイルや実行されたコマンド、APIコールなどをログへ記録する仕組みです。
加えて、Project ArcはServiceNow Action Fabricを基盤とし、ServiceNow構成管理データベース(CMDB)をベースに稼働します。デスクトップアプリやエンタープライズコラボレーションツール、メール環境でも、統制された実行に対応する設計だと説明しました。
ServiceNow AIコントロールタワー統合の概要
ServiceNowは、ServiceNow AIコントロールタワーと、NVIDIA Enterprise AI Factory検証済みデザインとの統合完了も発表しました。今年3月の「NVIDIA GTC」でプレビュー公開されていた機能であり、今回正式統合に至った形です。
AIコントロールタワーでは、規制対応や可視化機能の拡張も進めています。主な対応機能は次の3点です。
さらに、同統合では、検出やインベントリから、リアルタイムの可観測性、コンプライアンス監視、修復までを含むライフサイクル管理への対応も進めています。大規模AIモデルワークロードの管理範囲を、インフラストラクチャ層まで広げる構成です。
あわせて、ServiceNowとNVIDIAは、オープンなベンチマークスイート「NOWAI-Bench」も推進しています。EnterpriseOps-GymはITサービスマネジメントやカスタマーサービス、人事ワークフローを対象とし、EVA-Benchは音声エージェント評価に対応すると発表しました。
ServiceNowとNVIDIAの提携概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表主体 | 米国ServiceNow, Inc. NVIDIA |
| 発表日 | 2026年5月5日(米国時間) |
| 対象サービス | Project Arc ServiceNow AIコントロールタワー |
| 主な内容 | エンタープライズ向け自律型デスクトップエージェントの導入 AIガバナンス機能の統合拡張 |
| 実行環境 | NVIDIA OpenShellによるサンドボックス環境 |
| 管理機能 | ポリシーベース管理 監査ログ記録 動作監視 |
| 対象領域 | デスクトップからデータセンターまでのAIガバナンス |
| 関連ベンチマーク | NOWAI-Bench EnterpriseOps-Gym EVA-Bench |
trends編集部の一言
Project ArcとAIコントロールタワーを組み合わせ、デスクトップからデータセンターまでを統制対象に広げた点は、注目したい動きだと感じます。特に、監査ログやポリシーベース管理を前提とした構成は、長期間稼働する自律型エージェント運用における現実的な論点を反映しているのではないでしょうか。
また、AIエージェントが複数システムを横断して、動作する場面が増える中で、実行履歴やアクセス状況を一元的に管理する仕組みの重要性は高まりそうです。インフラ層まで含めて可観測性やコンプライアンス監視を統合する構成は、今後の企業向けAI運用設計でも参考になる事例だと考えます。
References
- ^ PR TIMES. 「ServiceNow、NVIDIAとの提携により、エージェンティックAIのガバナンスをデスクトップからデータセンターへと拡張 | ServiceNow Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000029239.html, (参照 26-05-09).
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