米国ServiceNow, Inc.は、2026年5月6日(米国時間)、ServiceNow Studio内の「Build Agent」の一般提供を開始したと発表しました。
Build Agentが開発環境との接続を拡張
IT部門がセキュリティを確保するよりも速いスピードで、ガバナンスが効かないアプリが増加し、「シャドー開発」の問題が深刻化している状況です。開発者はServiceNow AI Platformの完全なコンテキストとガバナンスを維持しながら、任意の環境から開発を行えるようになります。
「Build Agent」は、CursorやWindsurf、Claude Code、GitHub Copilotへコアスキルを拡張しています。主な機能は次の3点です。
- 任意のIDEやAIコーディングエージェントからの構築
- Anthropicのモデルを搭載した長いコンテキストセッション
- 外部のパートナーツールと接続するMCPクライアント機能
また、Build AgentはMCPクライアントとして外部ツールとも接続し、Figmaのデザイン仕様やMiroの要件、GitHubのコードコンテキストを取り込むことが可能です。ServiceNow AI Platformへ展開されたアプリケーションは、監査証跡やセキュリティチェックなどの機能を継承する設計となっています。
AI Agent StudioとAEMCを順次提供
Build Agentは、新規アプリ開発だけではなく、既存アプリケーションの拡張にも対応しています。AIエージェント作成やガバナンス管理に関する主な特徴は、次の3点です。
- ガイド付きの対話型作成体験を提供するAI Agent Studio
- アプリ内へのAIエージェントのデフォルト組み込み
- 追加費用なしで提供されるApp Engine Management Center (AEMC)
「App Engine Management Center (AEMC)」は、AI支援による開発から展開までのガバナンス確保を支援します。さらに「カスタム指示(Custom Instructions)」機能では、各組織が独自の開発標準やポリシーをBuild Agentへ反映できる仕様です。
ServiceNow Build Agentの機能概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表主体 | ServiceNow, Inc.(NYSE: NOW) |
| 発表日 | 2026年5月6日(米国時間) |
| 対象サービス | Build Agent AI Agent Studio App Engine Management Center (AEMC) |
| 主な機能 |
自然言語プロンプトによるアプリ構築 AIエージェント構築 ガバナンス管理 |
| 連携可能ツール | Cursor Windsurf Claude Code GitHub Copilot Figma Miro |
| 対象ユーザー | 開発者 プラットフォーム管理者 ビジネスアナリスト |
| 提供時期 | Build Agentスキル:2026年4月より提供 Build Agent MCPクライアント:2026年第2四半期予定 AI Agent Studio:2026年第2四半期予定 AEMCフリーミアムティア:2026年第3四半期予定 |
trends編集部の一言
AIコーディングツールの普及によって、企業内でのガバナンス確保が大きなテーマになりつつあると感じます。開発者が日常的に利用するCursorやGitHub Copilotとの接続も特徴です。ServiceNow AI Platform側で統制を維持する設計は、実務面でも注目されそうです。
また、FigmaやMiroなど外部ツールとの連携を通じて、設計や要件定義の情報まで取り込める点も興味深い要素ではないでしょうか。コード生成だけではなく、開発プロセス全体をAI支援へ広げる動きとして、今後のエンタープライズ開発の参考事例になりそうです。
AEMCやカスタム指示(Custom Instructions)によって、各組織が独自ポリシーを反映できる構成も印象的でした。AI活用が進むほど、利便性だけでは、なく統制設計の重要性も高まるため、他社の導入方針にも影響を与える可能性があります。
References
- ^ PR TIMES. 「ServiceNow Build Agentが、ガバナンスを標準搭載し、主要AIコーディングツールに全対応 | ServiceNow Japan合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000203.000029239.html, (参照 26-05-11).
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