株式会社サードスコープは、AIによる業務支援プラットフォーム「Kanata」を、日本とシンガポールでリリースすることを発表しました。
株式会社サードスコープがKanataを発表
「Kanata」リリースの背景には、企業における生成AI活用の拡大があります。同社は生成AIを中心としたAI活用支援を通じて、法人向け業務支援SaaSとして同サービスを展開すると発表しました。
また、株式会社サードスコープは、「テクノロジー×UI/UXデザイン」に強みを持つクリエイティブカンパニーです。創業以来、AIを活用したシステム開発において、マーケティング戦略やUI・UX設計から、開発や活用支援までをワンストップで手がけてきました。
さらに、「Kanata」は、最新のAI技術を中心としたプロダクト設計によって、業務効率化を支援するプラットフォームです。LLM(Large Language Models)を直感的に活用できるデザインを採用し、日々の業務を通じて、使いやすさを高める構造を目指しているとのことです。
Kanataで紹介された機能例
株式会社サードスコープは、生成AIを活用したDX支援に取り組む株式会社ピアズと共同で、「ゼロからAI」などのサービスを展開しています。同サービスで紹介された主な機能例は、次の3点です。
- eラーニング × AIによる対話型学習
- 社内プロンプトの共有・管理機能
- 議事録生成とAIによるネクストプラン提案
例えば、eラーニング機能では、AIチャットアプリを組み合わせることで、受講者がその場で質問できる仕組みを提供します。理解度に応じた追加説明や例示、小テストで定着が進み、学習ログからつまずき傾向も可視化できる構成です。
あわせて、プロンプトライブラリーでは、有用なプロンプトを業務資産として共有・管理できます。個人のノウハウを組織へ蓄積し、検索や再利用による作業時間短縮や品質平準化、属人化防止につなげる考えを示しました。
さらに、要約アプリでは、議事録の自動生成に加え、AIによるネクストプラン提案にも対応します。「決まったこと」と「次にやること」を整理し、担当や期限、優先度の可視化を支援する仕組みを紹介しました。
Generative AI LSTX in Tokyoを開催
「Kanata」の正式リリースを記念し、勉強会&交流会イベント「Generative AI LSTX in Tokyo 〜 生成AI活用最前線」が東京で開催されます。同イベントの主な概要は、次の3点です。
- 開催日:2026年5月7日(木)
- 開催場所:GMO Yours・フクラス
- 日本やイギリス、シンガポールにおけるAI活用や課題などの事例共有
また、イベント開催の背景には、生成AI活用に関するノウハウ蓄積が進む一方で、新たな課題も顕在化している状況があります。国や地域、企業ごとの共通点や差異を整理し、次のステージへ進むことを目的とした取り組みです。
さらに、「Generative AI LSTX」は、複数国横断型の勉強会&交流会として2026年にスタートしました。AI活用事例だけではなく、企業が抱える課題についても共有する場として展開されています。
Kanataのサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社サードスコープ |
| 対象サービス | Kanata |
| 主な機能 | eラーニング×AIによる対話型学習 社内プロンプトの共有・管理 議事録生成とAIによるネクストプラン提案 |
| 導入実績 | 国内の上場企業30社以上への導入 |
| 対象 | 法人向け業務支援SaaS |
| 料金プラン | エンタープライズプラン |
| 今後の方針 | 月額定額制プランの2026年6月中旬リリース予定 |
trends編集部の一言
生成AIの活用が広がる中で、学習支援やプロンプト共有までを一体化した構成は、注目したい取り組みだと感じます。単なるチャット活用にとどまらず、組織内の知見を蓄積しやすい設計は、実務運用を意識した方向性ではないでしょうか。
特に、議事録生成とネクストプラン提案を組み合わせた機能は、会議後のタスク整理に課題を抱える企業にとって、検討材料の一つになりそうです。担当や期限、優先度まで整理できる構成は、日常の業務の見直しにも活用余地がありそうだと感じます。
また、eラーニングとAIチャットを組み合わせた対話型学習は、社内教育の効率化という観点でも関心を集めるでしょう。生成AIの導入支援だけではなく、教育や情報共有まで含めた統合型サービスの動向は、今後も注目されそうです。
References
- ^ PR TIMES. 「サードスコープ、AIによる業務支援プラットフォーム「Kanata」をリリース | 株式会社サードスコープのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000071080.html, (参照 26-05-09).
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