鈴鹿サーキットがIVRyの音声AIを導入、4事業の電話応対で約45%の自動化を達成
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株式会社IVRyは2026年4月21日、ホンダモビリティランド株式会社が運営する鈴鹿サーキットに、対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」が導入されたことを発表しました。
鈴鹿サーキットへのアイブリー導入で電話応対業務が半減
鈴鹿サーキットでは、性質の異なる4事業への問い合わせが月間数千件規模で一つの窓口に集中しており、各施設の専門知識が異なるなかで全ての質問に対応する負荷が課題でした。夜間は代表電話をホテルへ転送していたものの、専門外の質問への対応が難しく、顧客体験を損なう懸念も生じていました。
アイブリーの導入によって、AIが自動振り分けを担い、受電業務の約45%が自動化されたことでスタッフあたりの電話応対業務が半減しています。電話応対に割かれていた人的リソースを、企画立案や営業活動へ振り向けられるようになり、「顧客満足度の向上」と「スタッフが主体的に活躍できる組織づくり」の両立を図った形です。
アイブリー導入で実現した運用改善と従業員保護
鈴鹿サーキットでは、アイブリー導入後、現場のオペレーション面と顧客体験の双方で複数の成果が報告されています。F1チケット発売日やレース時の宿泊キャンセル受付開始時など、着電状況に応じた応答設定を、社外への依頼や追加コストなしで現場スタッフが即座に変更できる運用体制が整いました。主な導入効果は次の4点です。
- 受電業務の約45%を自動化
- 現場主導での即時設定変更が可能に
- 月間数千件の着電データを可視化
- 録音アナウンスでカスハラを抑止
通話開始時の録音アナウンスが抑止力となり、スタッフが心理的負担を感じるような電話が事実上ゼロになったことも、注目される成果です。月間数千件の着電データを、自動文字起こしで可視化し、応対品質の振り返りやデータに基づくサービス改善につなげるCS向上サイクルも稼働し始めています。
鈴鹿サーキットにおけるアイブリー導入の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 導入施設 | 鈴鹿サーキット |
| 運営企業 | ホンダモビリティランド株式会社 |
| 導入サービス | 対話型音声AI SaaS「アイブリー」 |
| 提供企業 | 株式会社IVRy |
| 対象事業 | モータースポーツ アミューズメント リゾート、交通教育 |
| 自動化率 | 受電の約45% |
| 夜間対応 | SMSで適切なWebサイトへ誘導 |
| 今後の展望 | 全社展開とデータドリブンなCS向上 |
trends編集部の一言
4事業にまたがる月間数千件の問い合わせを、一つの窓口で処理していたという背景を読むと、現場が抱えていた負荷の大きさが伝わってきます。自分の業務でもリード問い合わせの振り分けに時間を取られることがあるため、AIが一次対応を担って人的リソースを企画や営業に回せる仕組みは参考になりました。
F1チケット発売日のような突発的なピークに、現場スタッフが追加コストなしで応答設定を即変更できる点は、季節キャンペーンやセール時に問い合わせが急増する業態でも活かせそうです。着電データの可視化からCS向上サイクルを回すアプローチは、「電話」という非構造化データの活用事例として具体的な指針を得られる内容でした。
References
- ^ PR TIMES. 「鈴鹿サーキットが対話型音声AI SaaS「アイブリー」を導入。電話応対の45%を自動化 | 株式会社IVRyのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000056805.html, (参照 26-04-21).
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