先日このようなnoteを発見しました。
どうやら、ChatGPTを含めた複数のAIチャットボットをひとつの画面で利用できる「ChatALL」というソフトが、Githubに公開されているようです。
今回は、ChatALLの特徴やメリット、実際の使い方について解説します。
この記事を読むことで、ChatALLでできることや複数のAIチャットボットをひとつの画面で管理できるメリットについて理解できるので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
ChatALLとは
ChatALLとは、Chat GPTやBing AI、Google BardなどのAIチャットボットをひとつの画面上で同時利用できるソフトです。
ChatALLはGithubに公開されているオープンソースプロジェクトなので、パソコンを持っている方でLinuxやmacOS Windowsで利用できます。
ChatALLで利用できるAIチャットボットの種類は下記の通りです。
先日このようなnoteを発見しました。
- ChatGPT 3.5
- ChatGPT 4.0
- Open AI API 3.5
- Open AI API 4.0
- Bing Chat Creative
- Bing Chat Balanced
- Bing Chat Precise
- LMSYS
- Bard
- Wenxin Qianfan
- iFlytek Spark
- MOSS
- Gradio
数多くのAIチャットボットに対応しているところがChatALLの特徴です。
ChatALLを利用するメリット
ChatALLは複数のAIチャットボットへ同時に質問できるので、それぞれの特徴を踏まえた回答を同時にチェックできます。
たとえば、ChatGPTとBing AIはGPTという大規模言語モデルを利用しているのに対し、BardはGoogle独自の「PaLM 2」という大規模言語モデルを活用しています。それぞれ利用している言語モデルが異なるので、回答にも違いが出てきます。
ChatALLを使って各AIチャットボットへ同時に命令することで、さまざまな視点や表現を得られるのがメリットです。
ChatALLの使い方
今回は、MacBookを使ってChatALLを導入する方法と、具体的な使い方について実際の画面を用いて解説します。
まず、下記のGithubページへアクセスします。
https://github.com/sunner/ChatALL/releases
アクセスしたあとスクロールすると、上記のように「Assets」という欄が表示されます。Assets内で自分が利用しているOSと同じ名前の「.dmg」ファイルをクリックすると、インストールが開始します。
インストールしたファイルをクリックするとChatALLのアイコンが表示されます。
従来であればそのアイコンをクリックすればアプリを開けるのですが、今回は開発元が未確認という理由でクリックするだけではソフトを開けません。
そのため、下記の手順でChatALLを開きます。
- Macの「Finder」を開いて、「アプリケーション」をクリックする
- ChatALLのアイコンを「control」ボタンを押しながらクリックする
- ソフトウェアを開く際の警告画面が表示されるので、そのまま「開く」をクリック
上記の手順で進めることでChatALlを開くことができます。
上記がChatALLの操作画面です。シンプルなインターフェースで使いやすいところが魅力。画面右下に、ChatALLで利用できるAIチャットボット一覧が表示されています。
色が薄いアイコンは未接続で、色が濃いアイコンはすでに接続されている状態になります。たとえば、ChatGPTのアイコンは未接続状態なので、クリックしてログインすることで利用できるようになります。
ChatGPTだけでなく、Bing ChatやBardもアカウントにログインする必要があります。
上記画面のようにアイコンの色が濃くなったら利用可能。反対に、アクティブ状態のアイコンをクリックすると、色が薄くなって非アクティブになります。
命令は画面左下にある入力欄を利用します。今回は、「あなたの特徴について300文字以内で教えてください」という命令を入力してみました。
すると、上記のようにChatALLの画面内に複数のAIチャットボットによる回答が表示されました。ひとつの命令に対して複数の回答が欲しいときや、各チャットボットの得意不得意を把握するのに便利そうですね。
複数のAIチャットボットを活用している方は、タブを移動する手間が省けるのでぜひ活用してみてくださいね!
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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