スプレッドシートのYIELDDISC関数とは
YIELDDISC関数は割引証券(無利息証券)の年利回りを価格に基づいて計算するGoogleスプレッドシートの会計関数です。この関数は証券の取得価格と償還価値から、満期までの期間に対する年換算利回りを算出する際に利用されます。
基本構文はYIELDDISC(受渡日, 満期, 価格, 償還額, 日数の計算方法)で表現され、5つの引数を指定して使用します。この関数は債券や手形などの割引証券投資において、投資効率性の評価や比較分析を行う際の重要な指標を提供します。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
YIELDDISC関数の基本的な引数設定
受渡日と満期はDATE関数やTO_DATE関数を使用して正確な日付形式で入力する必要があります。価格引数には証券の購入価格を、償還額引数には満期時の償還価値をそれぞれ数値で指定する仕組みとなっています。
=YIELDDISC(DATE(2024,1,15),DATE(2024,12,31),98.5,100,1)
この例では2024年1月15日に98.5で購入し、同年12月31日に100で償還される証券の年利回りを計算しています。最後の引数「1」は実際日数/実際日数の日数計算方法を指定しており、米国財務省証券の計算基準に準拠した形式です。
日数計算方法の詳細な設定パラメータ
日数計算方法は0から4までの整数値で指定し、各値は異なる金融業界標準に対応しています。デフォルト値の0はNASD 30/360方式を採用し、月を30日、年を360日として計算する米国証券業界の標準的な手法を表します。
=YIELDDISC(A2,B2,95,100,2)
=YIELDDISC(A2,B2,95,100,3)
パラメータ2は実際日数/360日方式、パラメータ3は実際日数/365日方式をそれぞれ適用します。これらの設定により、投資対象となる証券の発行地域や取引慣行に応じて、最も適切な利回り計算基準を選択できるようになっています。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介