スプレッドシートのTO_DATE関数とは
TO_DATE関数は、指定された数値を日付に変換するGoogleスプレッドシートのパーサー関数です。この関数は数値またはセルへの参照を引数として受け取り、その値を1900年12月30日からの日数として解釈して日付形式に変換するという仕組みになります。
値に数値または数値を含むセルへの参照を指定すると、TO_DATE関数は値を12月30日からの日数と解釈して日付に変換した値を返します。負の値はこの基準日より前の日付として解釈され、小数値は午前12時以降のその日の時刻を示すという特性があります。
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数値からの基本的な日付変換方法
TO_DATE関数で数値から日付への変換を行う際は、基本構文TO_DATE(値)
を使用します。引数には直接数値を指定するか、数値が含まれているセルへの参照を入力することで日付データに変換可能です。
=TO_DATE(25405)
この例では数値25405を日付に変換し、スプレッドシート上で日付形式として表示されます。セルに記録された数値データを活用する場合は、=TO_DATE(A2)
のようにセル参照を引数として指定する方法が効率的です。
TO_DATE関数は、日付を指定したN関数の逆で、メニューバーから表示形式→数字→日時を選択するのと同等です。つまり数値データを日付表示形式に変更する処理と同じ効果を関数として実現できるため、自動化された日付処理に適用できます。
小数値を含む時刻付き変換処理
負の値はこの日より前の日付として解釈され、小数値は午前12時以降のその日の時刻を示します。小数部分が含まれた数値を引数に指定した場合、日付だけでなく時刻情報も同時に変換されるという仕様があります。
=TO_DATE(40826.4375)
この数式では整数部分40826が日付を表し、小数部分0.4375が時刻(10時30分)を表現しています。値が数値や数値を含むセルへの参照でない場合、TO_DATE関数は値をそのまま返します。つまり数値以外のデータ型が引数として渡された場合は、変換処理を行わずに元の値を出力するという動作となります。
TO_DATE関数では、セルに直接入力した場合と同様の数値形式の自動変換は行われません。そのため日付のような文字列を引数に指定しても自動的な日付変換は実行されず、数値データのみが処理対象となるという制限があるのです。
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