スプレッドシートのDATE関数とは
DATE関数は指定された年、月、日の数値パラメータを組み合わせて日付形式に変換するスプレッドシート関数です。この関数を使用することで、数値データから統一された日付フォーマットを生成でき、データベースやレポート作成において一貫性のある日付管理を実現できます。
Google スプレッドシートでは1900年日付システムを採用しており、1899年12月30日を起点として日数をカウントする仕組みになっています。DATE関数の構文はDATE(年, 月, 日)
で表現され、各パラメータには数値のみが有効で文字列を入力した場合は#VALUE!エラーが返されるという仕様です。
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年パラメータの指定方法と計算規則
年パラメータの入力方法には特殊な計算規則が適用され、0から1899までの値を入力した場合は自動的に1900が加算されて最終的な年が決定されます。例えばDATE(119,2,1)
と入力した場合、119+1900=2019年として処理され、結果として2019年2月1日の日付が生成される仕組みです。
DATE(119,2,1)
// 結果: 2019年2月1日
DATE(0,1,1)
// 結果: 1900年1月1日
1900年から9999年までの範囲では入力された数値がそのまま年として使用され、DATE(2024,12,31)
のような入力では直接2024年12月31日として処理されます。ただし年パラメータが0未満または10000を超える場合は#NUM!エラーが発生し、関数の実行が停止するという制限があるため注意が必要です。
小数点を含む数値が年パラメータに入力された場合、DATE関数は自動的に小数部分を切り捨てて整数値として処理します。このためDATE(2024.8,1,1)
と入力しても2024年1月1日として認識され、小数点以下の値は無視されて計算が実行されます。
月日パラメータの自動調整機能
月パラメータに13以上の値や負の数値を入力した場合、DATE関数は自動的に年月を調整して正しい日付に変換する機能を持っています。DATE(2024,13,1)
と入力すると13月は存在しないため、自動的に翌年の1月として2025年1月1日に修正されて結果が返されます。
DATE(2024,13,1)
// 結果: 2025年1月1日
DATE(2024,0,15)
// 結果: 2023年12月15日
日パラメータについても同様の自動調整機能が働き、存在しない日付が指定された場合は次月に繰り越されて計算されます。DATE(2024,2,30)
のように2月30日という存在しない日付を指定すると、2月は28日または29日までしかないため3月1日または3月2日として自動修正される仕組みです。
負の数値を日パラメータに入力した場合は前月からの逆算が実行され、DATE(2024,3,-5)
と入力すると3月から6日前の日付である2月23日として処理されます。この機能により複雑な日付計算を単純な数式で実現でき、カレンダー作成や期日管理において柔軟な日付操作が可能になります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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