株式会社 日立ソリューションズ・クリエイトは、「サイバーセキュリティトレーニング」に経営層向け研修「サイバー脅威トレンド研修(フロンティアAI編)」を追加し、2026年7月からの提供開始を発表しました。
経済産業省による重要インフラ事業者との意見交換や内閣総理大臣による対策の早期具体化の指示など、国家レベルでの対応が急務となっています。フロンティアAIを悪用したサイバーリスクへの対処が国家レベルの課題として急浮上していることを背景に、企業からの相談も多数寄せられる中で提供されます。
サイバー脅威トレンド研修(フロンティアAI編)の開発背景
2026年、数千件規模の高深刻度のゼロデイ脆弱性を自律的に発見するフロンティアAIが登場しました。これにより、AIがサイバー攻撃・防御の双方において、従来の対応スピードや体制に大きな影響を与えつつあることが明らかになっています。
フロンティアAIの登場による影響を受け、株式会社 日立ソリューションズ・クリエイトには「フロンティアAIの出現を踏まえ、経営層はどう対応すべきか」といった相談が多数寄せられてきました。経営層には、技術的詳細よりも経営視点でリスクを正しく理解し、対応方針の検討につなげるための知識と判断軸が求められています。
サイバー脅威トレンド研修(フロンティアAI編)の2つの柱と提供内容
「サイバー脅威トレンド研修(フロンティアAI編)」は、主に次の2点で構成されています。
- 国内外の政府・金融機関・重要インフラ事業者が緊急対応を迫られたリアルな事例をもとに、フロンティアAIがもたらすサイバー脅威の最新動向を経営視点で解説する「脅威を知る」パート
- 社内体制の整備やインシデント発生時の対応方針策定など、経営判断に直結する実践的な視点を習得する「経営に活かす」パート
受講後は、フロンティアAIを悪用したサイバー脅威の潮流を自ら捉え、セキュリティ投資の優先順位付けと安全な事業推進を両立する「判断指針」を形成できるよう支援するものです。
なお、各AIモデルに関する内容は、各社および関係機関が一般公開している情報に基づくものであり、固有の脅威への個別対応を保証するものではありません。
サイバー脅威トレンド研修(フロンティアAI編)の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社 日立ソリューションズ・クリエイト |
| 研修名 | サイバー脅威トレンド研修(フロンティアAI編) |
| 対象 | 経営層 |
| カテゴリ | サイバーセキュリティトレーニング(経営層向け研修) |
| 提供開始予定 | 2026年7月 |
| 主な学習内容 | フロンティアAIによるサイバー脅威の最新動向把握 経営判断に直結する対応方針の検討視点 セキュリティ投資の優先順位付けと判断指針の形成 |
| 本社所在地 | 東京都品川区 |
| 代表者 | 取締役社長 南 章一氏 |
trends編集部の一言
2026年に数千件規模のゼロデイ脆弱性を自律的に発見するフロンティアAIが登場したという事実は、サイバーセキュリティを「IT部門の課題」と捉えてきた従来の認識を根底から揺さぶるものです。業界全体としては、経営トップが直接関与すべき最重要課題としてサイバーリスクを位置づけ直す動きが加速しています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、顧客データの取り扱いや広告配信システムのセキュリティは経営判断に直結するテーマです。技術担当者だけに委ねる時代から経営層が自ら判断軸を持つ時代への転換が求められていると捉えられます。「脅威を知る」と「経営に活かす」という2段階の構成は、技術的な詳細よりも判断軸の獲得を優先した設計であり、経営層向け研修における新たなアプローチとして業界内でも注目される切り口と言えます。
References
- ^ PR TIMES. 「フロンティアAI時代のサイバーリスクに備える経営層向け防御研修を提供開始 | 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000060440.html, (参照 26-06-26).
