株式会社Galanteは、AIエージェント型スカウトプラットフォーム「Social Recruit(ソーシャルリクルート)」を正式にリリースしました。
採用における2つの課題に向き合うSocial Recruit
従来の採用では、退職理由の約半数を占める「人間関係・社風の不一致」を入口で見抜くことができませんでした。スキルは教育で変えられても、価値観の不一致は変えられません。だからこそ、入口での相性の見極めが定着の分かれ道です。
カルチャーフィットの高い人材の入社90日定着率は約95%以上に達する一方、ミスマッチの場合は約70%まで落ち込むというデータもあります。相性は、定着とパフォーマンスを左右する経営課題そのものです。
もう一つの課題が、採用資産の死蔵です。企業が蓄積してきた応募者データの多くは、選考終了とともに活用されずにいます。
過去にスキル不足で見送った候補者が、今は他社でエースとして活躍しているケースが、業種や規模を問わず多くの企業で起きています。株式会社Galanteはこの仕組みを「タレントリサイクル」と定義し、テクノロジーによって、過去のご縁との再会を可能にする設計としました。
Social Recruitの5ステップで完結するサービスフロー
「Social Recruit」は、データインポートからスカウト送信まで5ステップで自動完結します。主なフローは以下の通りです。
- データインポート:自社の応募者データ・名刺・各種データを一括で取り込む
- 情報取得:AIエージェントが蓄積データをアップデートし、最新の状態で把握する
- 独自分析:独自のロジックで候補者の本質的な傾向を分析する
- カルチャーフィットスコアリング:分析結果を統合し、自社との適合度をスコア化する
- 自動スカウト送信:AIが一人ひとりに最適化した文面を自動生成・送信する
担当者が対応するのは「データのインポート」と「スコア閾値の設定」の2つだけです。一部機能(対応範囲の拡大・分析軸の追加等)は、リリース後に順次提供・拡張される予定でした。
Social Recruitが掲げる「農耕型採用」と人間力採用の思想
「Social Recruit」の根幹にあるのは「農耕型採用」という考え方です。外部データベースから新規母集団を毎回獲得するのではなく、自社が適法に保有する過去応募者データという「自分の畑」を耕します。使うほど採用資産が蓄積される設計です。
株式会社Galanteは「人間力採用」を掲げており、理念に共感したカルチャーマッチ人材が組織を強く成長させると考えています。「Social Recruit」では定性的データと独自の分析を組み合わせ、履歴書では見えない「その人のあり方」や「インサイト」を可視化します。カルチャーフィットスコアリングは特許出願準備中です。
株式会社Galanteは、戦略設計やブランディング、SNS実装までを一気通貫で手がける総合マーケティング支援会社でもあります。スカウトで振り向いてもらった候補者が、企業のSNSを見てさらに惹かれていく構図です。「点」であるスカウトと「面」である企業ブランド構築が噛み合ったとき、採用は「離脱されない縁」になると、同社では考えています。
Social Recruit サービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社Galante |
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 代表者 | 甲斐龍之介氏 |
| サービス名 | Social Recruit(ソーシャルリクルート) |
| サービスカテゴリ | AIエージェント型スカウトプラットフォーム |
| 主な特徴 | カルチャーフィットスコアリング(特許出願準備中) タレントリサイクル(過去応募者データの再活用) AIによるパーソナライズ・スカウト自動送信 |
| サービスフロー | データインポート→情報取得→独自分析→スコアリング→自動送信の5ステップ |
| 担当者作業 | データインポートとスコア閾値設定の2つ |
| 事業内容 | マーケティング支援、キャスティング、制作、運用、AIエージェント型スカウトプラットフォーム「SOCIAL RECRUIT」の開発・提供 |
| サービスサイト | social-recruit.jp |
trends編集部の一言
入社90日定着率がカルチャーフィットの高低で約95%以上と約70%に分かれるというデータは、採用の文脈を超えたインパクトのある数字です。採用市場全体としては、スキル評価だけではなくカルチャーフィットを採用の入口で測定しようとする動きが広がりつつある現状です。マーケティング業界でも「スキルは高いが組織の空気と合わない」という局面は珍しくなく、相性の見極めが後工程のコストを大きく左右するという感覚は、業界を問わず、共有されているのではないでしょうか。
過去応募者データを「自分の畑」として耕す「農耕型採用」という発想は、マーケティング業界の文脈に置き換えると、既存顧客リストの再活性化施策と構造が重なります。新規獲得コストが上がり続ける中で、すでに接点のある層を掘り起こすアプローチの有効性は、採用市場でも同様に議論されつつある現状です。スカウトと企業ブランド構築を一体で設計するアプローチは、採用マーケティングの新たな潮流として業界全体から注目されています。
References
- ^ PR TIMES. 「AIで、EQを見抜く。Galante、カルチャーフィット型AIスカウト「Social Recruit」を正式ローンチ | 株式会社Galanteのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000102600.html, (参照 26-06-26).
