株式会社HRBrainは、社内版生成AI「Brain」において、人材配置や社員名簿などの他のHRBrainサービス画面からシームレスに「Brain」を呼び出せる新機能をリリースしました。
Brainの人材配置画面からAIをシームレスに呼び出す機能の詳細
企業の人事において、人材配置の意思決定には、スキルや経歴などのデータを読み取るだけではなく、「なぜこの人がこのポジションに適しているか」といった深い思考が求められます。これまで「HRBrain 人材配置」などを利用して人材配置を検討する際、データを見るだけでは判断しきれず「AIの示唆を得たい」と思う場面があっても、「Brain」を使うたびに画面を移動する必要があり、活用のハードルとなっていました。
今回の機能では、人材配置を検討しながらその画面上で「Brain」に問いかけ、候補者の適性や配置の妥当性を即座に検証できる環境を実現するために開発されました。「Brain」との対話を人材配置の画面からシームレスに行えることによって、データから一歩踏み込んだAIの示唆をリアルタイムで意思決定に活かすことが可能です。
新機能の主な特徴は次の3点です。
- 利用中の画面を切り替えずにワンクリックで「Brain」を呼び出せる
- 埋め込みチャットの会話が「Brain」本体のチャット履歴に自動保存される
- チャットウィンドウを閉じても会話内容がそのまま保持される
ボタンをワンクリックするだけで画面右サイドにチャットウィンドウが表示されるため、人材情報や異動候補者の適性をその場で確認できます。画面上でやり取りした会話は「Brain」本体のチャット履歴にも自動で保存されるため、繰り返し使う問いかけやナレッジの蓄積にも活用できます。
また、作業途中でチャットウィンドウを閉じても、「Brain」アイコンを再クリックすれば前回の続きからすぐに再開が可能です。
BrainおよびHRBrain会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供企業 | 株式会社HRBrain |
| サービス名 | Brain(社内版生成AI) |
| 新機能 | 他のHRBrainサービス画面からのシームレスな「Brain」呼び出し |
| 対応画面 | HRBrain 人材配置、社員名簿など |
| 主な機能 | 画面切替なしのチャット呼び出し 会話の自動保存・履歴管理 チャットウィンドウを閉じても会話内容を保持 |
| 本社所在地 | 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー5階 |
| 代表取締役CEO | 堀 浩輝氏 |
| 設立 | 2016年3月1日 |
trends編集部の一言
「AIツールを使いたいが、画面を行き来するのが面倒で結局使わなくなる」という声は、マーケティングの現場でも聞かれます。ツールの機能そのものより、ワークフローへの組み込みやすさが実際の活用率を左右するという構図は、業界を問わず共通した課題でした。
業界全体としては、社内AIツールの導入後に活用率が伸び悩む要因として「操作の文脈切り替えコスト」が繰り返し指摘されており、埋め込み型のUI設計はその課題への有力なアプローチとして注目されてきました。マーケティングの文脈に置き換えると、施策の検討画面を開いたまま競合データや過去の数値をAIに問いかけられる状態は、思考の流れを途切れさせずに済むという意味で大きな違いが生まれます。
「Brain」を呼び出すためだけに作業を中断するコストが積み重なれば、どれだけ優れたAIも使われなくなるリスクは否定できません。今回の設計は、そうした「使い続けてもらうための摩擦除去」という課題への一つの応答として、注目しておく価値があるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「HRBrain、従業員のデータベース上で社内版生成AI「Brain」の利用が可能に。人材配置案にAIの示唆を即座にプラス、根拠ある「適材適所」の意思決定を加速 | 株式会社HRBrainのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000023143.html, (参照 26-06-24).
