株式会社Cynthiaは、2026年6月15日にBtoB営業AIツール「Nudge HQ」を正式リリースしました。
Nudge HQが自社営業で実証した開封率56.3%の実データ
リリースに先立ち、株式会社Cynthia自身の営業活動でNudge HQを使用したところ、未接点企業への新規営業メール(コールドメール)において、開封率56.3%・クリック率14.1%(直近192件)を記録しました。一般にBtoBメールの開封率は20〜25%前後とされており(出典:シャノン「メルマガ開封率の平均は?」2026年)、これは読者が自ら購読したメルマガの平均値です。初対面の営業メールがこの水準を2倍以上上回りました。
開封トラッキング導入後の日別実績は、以下の通りです。
- 6月9日:送信4件 / 開封率100.0% / クリック率50.0%
- 6月10日:送信40件 / 開封率45.0% / クリック率10.0%
- 6月11日:送信50件 / 開封率66.0% / クリック率20.0%
- 6月12日:送信34件 / 開封率47.1% / クリック率11.8%
- 6月15日:送信64件 / 開封率57.8% / クリック率10.9%
- 合計:送信192件 / 開封率56.3% / クリック率14.1%
日によるばらつきを含めても、最も低い日で45.0%です。一般的なBtoBメール(オプトイン配信)の平均開封率20〜25%前後を、すべての日で上回っています。
Nudge HQが開封される理由と6つの機能
Nudge HQは「誰に・何を送るか」を、AIが1社ごとに考える設計です。業種・エリアを指定するだけでターゲット企業のリストを自動生成し、メールアドレス・代表者名まで自動で取得します。
各企業のニュースや採用動向をAIが分析し、「今、投資余力のありそうな企業」を見極めてからアプローチする仕組みです。届いても買えない相手への無駄撃ちを減らします。
主な機能は、以下の6点です。
- 業種・エリア指定によるターゲットリスト自動生成
- ニュース・採用動向をもとにした予算余力の判定
- 企業HPをもとにした1社ごとの完全パーソナライズメール生成
- AIと人間の共同作業による件名選択・学習機能
- 返信パターンを業種別に学習する精度向上AI
- 追客メール自動配信と3ヶ月後の自動再アプローチ
件名の生成においては、AIが1社ごとに複数の候補を提示し、送信者がその中から選択・編集できます。開封率の高かった件名パターンはAIが学習して、次の件名生成に反映されます。人間が最終確認するからこそ、相手企業に合わせた調整が可能です。
「送信ボタン」は必ず人間が押すNudge HQの設計思想
Nudge HQは完全自動化を行いません。1社ごとのメール文の最終確認と送信は、必ず人間が行う設計です。お断りの返信を受け取った場合は追客を自動停止し、人間が内容を確認して営業NGリストに加え、再営業リストに浮上しないよう管理します。
「無駄な工数だけをAIに任せ、お客様との信頼に関わる判断は人間が行う」という思想が、Nudge HQの設計全体に貫かれています。営業担当者が1社ずつ調べて文面を変えたパーソナライズメールを自力で送れるのは、1日あたり50〜100通が限界です。
Nudge HQは、リスト作成やパーソナライズ、追客、再営業という「メールを送る前と後」の工数を自動化します。人にしかできない仕事(商談やクロージング)に、人の時間を集中させる。これがNudge HQの設計思想です。
Nudge HQの概要・料金プラン
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | Nudge HQ |
| カテゴリ | BtoB営業AIツール |
| 提供開始日 | 2026年6月15日 |
| リリース形態 | 正式リリース |
| 無料トライアル | 14日間(100ユニット付き) |
| Lightプラン | 月額¥98,000(税別)/2,000ユニット〜 |
| 上位プラン | Standard・Pro・Enterprise(詳細は問い合わせ) |
| 初期費用 | 無料 |
| 1ユニットの定義 | 1社へのアプローチ権 |
| 開発元 | 株式会社Cynthia |
| 所在地 | 神奈川県横浜市 |
| 代表取締役 | 原 和真 |
| 公式サイト | https://nudge-hq.co.jp/?utm_source=prtimes&utm_medium=referral&utm_campaign=launch_release |
trends編集部の一言
未接点企業への新規営業メールで開封率56.3%という数値は、一般的なBtoBメールの平均水準20〜25%前後と比べると、インパクトが大きいです。マーケティングの現場においてコールドアプローチの開封率改善は共通の課題となっており、件名の一つひとつをAIが学習して、精度を高めていく設計は業種を超えた可能性を示しています。
営業支援AI市場全体としては、「どこに・何を送るか」の判断コスト削減と、担当者の商談集中という二軸で製品の差別化が進んでいます。日本の営業職が労働時間の約25.5%を非効率な業務に費やし、年間約8,300億円の経済損失に相当するという試算(HubSpot Japan、2019年)は、マーケティング業界の文脈に置き換えても実感しやすい数字です。「送信ボタンは必ず人間が押す」という設計は、AIの完全自動化に慎重な市場において、段階的なAI受容を促す一事例として注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「26歳が1人で開発したBtoB営業AI「Nudge HQ」本日正式リリース。自社営業での開封率は56.3% | 株式会社Cynthiaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000183649.html, (参照 26-06-17).
