株式会社オープンエイトは、AIビジネス動画編集クラウド「Video BRAIN」(ビデオブレイン)が日鉄興和不動産株式会社の分譲マンションブランド「LIVIO」(リビオ)に採用されたことを発表しました。
Video BRAIN導入の背景
マンション引き渡し時の入居説明会は、売主や管理会社、司法書士・引っ越し会社など複数の関係者が、手続きや書類の記載方法を案内する場です。従来は、対面で実施していましたが、共働き世帯の増加やペアローンの普及を背景に、休日に夫婦の予定を合わせて来場する形式は顧客にとって大きな時間的負担となっていたのが実情です。
また、今後の自社販売・引き渡し件数の拡大を見据え、限られた人員体制でも品質を維持しながらスケールできる仕組みの構築も課題でした。LIVIOブランドとして物件・担当者によらず、説明品質を一定水準に保ちたいという考えのもと、説明動画の内製化によるオンライン入居説明会の実現に向け、Video BRAINの導入が決定しました。映像制作の専門知識がなくても現場の各担当者が自ら動画を制作・更新できること、また月額固定で複数コンテンツを継続的に内製できる点が、導入の決め手となっています。
Video BRAIN導入による4つの効果
2026年1月に実施した初のオンデマンド配信型入居説明会では、以下の成果が確認されました。
- 顧客全体満足度90%以上、内容の理解度90%以上を達成
- 「現在の方式での継続開催を希望する」という回答が80%を超え
- 担当者や物件によらず一定品質の説明動画を提供できる体制を構築
- 対面開催で必要だった関係者の休日出勤や会場設営工数を大幅に削減
現場担当者が自ら動画を更新・改善できる環境により、物件ごとの内容変更や手続き変更への迅速な対応も可能になりました。自社販売の拡大に向けたスケーラブルな運用体制の基盤が整ったことも、成果のひとつです。
日鉄興和不動産株式会社 販売統括部 瀧川チーフマネージャー氏は、今回の取り組みについて次のように述べています。「初回の実施で顧客満足度90%超という結果をいただけたことは、方向性の正しさを確認できた成果です。一方で、オンライン化によって、初めて見えてきた課題もあり、どこをデジタルで補い、どこに人の介在を残すべきかを具体的に議論できるようになったことも、大きな収穫でした」
Video BRAINおよびオープンエイト概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | Video BRAIN(ビデオブレイン) |
| カテゴリ | AIビジネス動画編集クラウド |
| 提供元 | 株式会社オープンエイト |
| 導入先ブランド | LIVIO(リビオ)/日鉄興和不動産株式会社 |
| 活用用途 | マンション引き渡し時の入居説明会のオンデマンド動画配信 |
| プラットフォーム | OPEN8 Platform(Video BRAINや、AIナレッジマネジメント「Open BRAIN」などで構成) |
| 累計導入社数 | 累計約1,000社 |
| 代表者 | 代表取締役社長 兼 CEO髙松雄康氏 |
| 本社所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町 2-1-6 WeWork日比谷パークフロント |
| 設立 | 2015年4月10日 |
| 事業内容 | エンタープライズ向け生成AI技術を活用したDX事業 |
trends編集部の一言
初回実施で顧客満足度90%以上、継続希望が80%を超えという数字は、単なるデジタル化の成功事例にとどまりません。業界全体としては、「対面でなければ伝わらない」という前提が崩れ始めた象徴的なケースとして捉えられます。
マーケティングの現場でも、説明資料やオンボーディングコンテンツを動画化する動きは加速していますが、「作れる人が限られる」という壁に阻まれることが多いです。現場担当者が専門知識なしに動画を内製・更新できる仕組みは、そうした課題への実践的な応答として、業界内でも注目が集まっています。
References
- ^ PR TIMES. 「オープンエイト、日鉄興和不動産へ「Video BRAIN」の提供を開始 | 株式会社オープンエイトのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000013460.html, (参照 26-06-17).
