株式会社AIrkaizは、映像制作や広告制作、提案資料作成の前工程を支援するAI絵コンテ生成ツール「StoryBuilder」を正式リリースしました。
StoryBuilderが解消する絵コンテ作成の初期工程ボトルネック
映像制作や広告制作の現場では、企画の方向性が決まった後も「構成整理」「カット割り」「絵コンテ作成」「演出共有」「クライアント確認」「修正」に多くの時間がかかる工程です。動画広告、SNSショート動画、サービス紹介動画、採用動画など映像を活用する場面が増える一方で、制作前工程の多くは今なお人力の作業と確認往復に依存しているのが実情でした。
StoryBuilderは、この「企画はあるのに、絵コンテ化で止まる」という制作初期のボトルネックを解消するために開発されました。単なる画像生成ツールではなく、「構成を考える」「カットに分ける」「イメージ画像を作る」「演出を整理する」「関係者に共有する」を一連の流れとして支援する、制作前工程向けのAIツールとして位置づけられています。
StoryBuilderの主な機能と対応フォーマット
StoryBuilderの主な特徴は以下の通りです。
- テキスト入力から絵コンテをリアルタイム生成
- 16:9横動画・9:16縦動画に対応
- ラフ絵・線画・フォトリアルから画像スタイルを選択可能
- カット番号・画面イメージ・セリフ/ナレーション・演出メモ・秒数をPDF出力
- 会議中・打ち合わせ中に絵コンテのたたき台を短時間で作成
制作フローとしては、サービス・商品情報から映像構成案を生成し、ターゲットや訴求軸に合わせてカット割りを自動作成します。各カットの画面イメージや内容、セリフ/ナレーションを整理した上で、演出メモや秒数まで含んだ絵コンテとして出力される仕組みです。作成した絵コンテの修正を打ち合わせ中や提案準備中に反映でき、企画段階のアイデアを制作チームやクライアントに共有しやすい形へ変換する役割も担います。
代表の小林海斗氏は「カット割り、イメージ制作、内容整理、セリフやナレーション、演出メモ、秒数設計といった工程は、制作の品質を左右する部分でありながら、多くが人力に依存していました。StoryBuilderは、こうした工程をAIで支援することによって、制作担当者がより本質的な企画や演出、クリエイティブ判断に集中できる環境を目指します」と説明しています。AIrkaizは、制作担当者がより本質的な企画や演出、クリエイティブ判断に集中できる環境を目指す方針です。
StoryBuilderの初期パートナー企業30社限定募集と提供概要
正式リリースと並行して、実制作現場でのフィードバックをもとに、StoryBuilderを共同で改善していく法人向けの初期パートナー企業募集が30社限定で継続されています。対象は、映像制作会社や広告代理店、事業会社のマーケティング部門・SNS動画制作会社など、AIを制作ワークフローに導入したい企業です。
初期パートナー企業への提供内容は、初期価格の継続適用や導入・運用支援、プロダクト共同設計への参加機会です。さらに、先行機能の優先提供や公式LP等での初期パートナー企業としての紹介も含まれます。応募多数の場合は、業種や用途、導入目的のバランスを踏まえて選定される場合があります。
StoryBuilderサービス概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | StoryBuilder(ストーリービルダー) |
| 開発元 | 株式会社AIrkaiz(エアカイズ) |
| 提供形態 | クラウド型SaaS |
| 利用形態 | 法人・個人を問わず1ユーザーから利用可能 |
| 対応フォーマット | 16:9横動画・9:16縦動画 |
| 主な機能 | カット割り自動生成、画面イメージ生成、セリフ/ナレーション生成、演出メモ生成、秒数設計、PDF出力、修正・再生成機能 |
| 初期パートナー募集 | 30社限定(継続募集中) |
| 代表者 | 小林海斗 / 佐々木海刀 |
| 所在地 | 愛知県清須市上条二丁目17番地13 |
| HP | https://airkaiz.co.jp/ |
trends編集部の一言
映像制作の前工程で「企画はまとまっているのに絵コンテ化で止まる」という状態が現場の共通課題として、業界を超えてリアリティのある状況です。マーケティング業界の文脈に置き換えると、コンテンツ制作の上流工程における「構成整理と関係者共有」のボトルネックは業界横断で語られてきたテーマであり、テキスト入力だけでカット割りから演出メモまで出力される仕組みは、提案スピードと制作前工程の効率化を同時に変える動きとして注目されます。
生成AIツールが「作るもの」から「構成するもの」へシフトしつつある流れは、マーケティング業界の文脈に置き換えると、コンテンツ制作の上流工程そのものが変わることを意味しているといえるでしょう。1ユーザーから試せる設計と初期パートナー企業募集の組み合わせは、まずは小さく導入して現場フィードバックを積み上げていくアプローチとして、業界全体の導入モデルとしても参考になるのではないでしょうか。
References
- ^ PR TIMES. 「AI絵コンテ生成ツール「StoryBuilder」を正式リリース。法人・個人を問わず1ユーザーから利用可能に | 株式会社AIrkaizのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000176735.html, (参照 26-07-03).
