株式会社アイトリガーは、SNSを中心とした短尺動画を生成AIで制作する仕組みを、マーケティングリソースソリューション「AXer(アクセル)」の新たな提供リソースとして追加しました。
AXer(アクセル)導入の背景にあるSNS動画制作の構造的な課題
SNSや短尺動画は、集客における主要な接点として定着しています。一方で、1本制作するたびに素材の撮影・収集、カット編集、テロップ入れ、ナレーション収録と工程が積み重なりました。本数を増やそうとするほど人の手と時間が必要になり、更新頻度そのものが上がらなくなります。
株式会社アイトリガー自身のTikTok運用でも、同じ課題を抱えていました。動画の制作と編集はほとんどが手作業で、投稿本数を増やすことがボトルネックになっていたのです。SNS運用は、更新の頻度と本数が成果に直結するため、制作スピードの頭打ちは機会の取りこぼしに直結します。
AXer(アクセル)が目指す人とAIでの制作工程の設計し直し
今回の取り組みは、便利な編集ツールを導入することではありません。動画制作という業務そのものを、人とAIで設計し直すことです。つくりたい動画のパターンに応じて組み方は変わります。
自社のTikTok運用での一例では、AIに短尺の素材を複数生成させ、1本につなぐ編集とテロップ作成までをAIで自動化しました。音・テロップ・シーンのつながりの違和感までAIが確認して整え、仕上げのナレーション部分には音声合成APIを組み込んでいます。多様な声や言語を選べる自由度も確保されました。
こうして、撮影や編集、収録と人の手で積み重ねていた工程が、素材づくりから仕上げまで途切れずにつながります。人は企画と最終確認に集中できる体制です。
AXer(アクセル)が提供するショート動画制作リソースの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | 株式会社アイトリガー |
| サービス名 | AXer(アクセル) |
| カテゴリ | マーケティングリソースソリューション |
| 新リソースの内容 | SNS短尺動画の生成AIを活用した制作フロー |
| 対象フロー | 素材生成・編集・テロップ・ナレーション付与まで一貫対応 |
| 提供形態 | 単体SaaSではなく、各社の運用体制・素材・ブランドに合わせて実装 |
| 位置づけ | マーケティングAXの一環 |
| 本社所在地 | 東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階 |
| 英語表記 | AiTRIGGER Inc. |
trends編集部の一言
「動画を増やしたいのに制作が追いつかない」という課題は、SNSを活用するマーケティング担当者に共通の悩みです。業界全体としては、制作リソース不足が施策の幅を制約する状況が続いており、今回の取り組みはその構造的な問題に正面から向き合っています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、ツールを導入するだけでは運用が定着しないという課題は業界横断で語られてきたテーマです。この取り組みが単体SaaSの提供ではなく、各社の体制やブランドに合わせて実装する形をとっている点は、定着まで見据えた設計として、注目に値するのではないでしょうか。SNS動画制作フローを人とAIで再設計する試みは、マーケティング運用体制における一つの方向性として今後も注目される動きです。
References
- ^ PR TIMES. 「動画制作の工程をAIで再設計。ショート動画を制作する仕組みをAXerの新リソースに追加 | 株式会社アイトリガーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000035950.html, (参照 26-06-21).
