豊島区は6月15日、本庁舎1階総合案内ブース付近においてAIアバターによる窓口の無人対応の実証実験を開始しました。
豊島区本庁舎でAIアバター「AVACOM」を活用する背景
本区では、AIをはじめとするデジタル技術を活用したさらなる行政サービス向上への取り組みを進めてきました。現在、本庁舎1階の総合案内では、案内先の窓口が多岐にわたるなど対応の多様化と複雑化が進んでおり、多くの問い合わせに日々対応してきました。
こうした背景のもと、今回の実証実験を実施します。情報政策課の担当者は「デジタル技術は日々進化しており、今回の実証実験をはじめとして、AI等のデジタル技術を活用し、今後も区民サービスの向上を目指していきます」とコメントしました。
今後は、来庁者の利用状況や効果等を踏まえ、導入に向けた検討が進められます。
AVACOMによる総合案内実証実験の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 実施主体 | 豊島区 |
| 活用サービス | AVITA社「AVACOM」 |
| 実施期間 | 令和8年6月15日~令和9年3月31日 |
| 設置場所 | 豊島区本庁舎1階 総合案内ブース付近 |
| 対応言語 | 英語・中国語・韓国語(翻訳機能) |
| 有人切替機能 | AI解決困難な場合、遠隔オペレーターに切替可能(1人体制) |
trends編集部の一言
自治体の総合案内という、問い合わせ内容が極めて多様な現場にAIアバターを投入する点が今回の注目ポイントです。自治体の窓口業務DXという領域においては、チャットボットや案内システムの導入が各地で進んでいます。AIと有人対応をシームレスに切り替える仕組みは、業種を問わず現場運用の課題を直接解消する設計として注目を集めました。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、顧客接点における「AI自動対応と人的対応の最適な切り替え」は業界横断で語られてきたテーマであり、自治体窓口での実装事例は、その設計思想の実践例として業界全体に示唆を与える動きと捉えられます。多言語対応をあわせて実装している点も、窓口業務のAI活用における実践的なアプローチです。
令和9年3月末まで続く実証期間で蓄積されるデータが、導入判断にどう機能するか注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「庁舎1階総合案内にてAIアバターによる実証実験を開始! | 豊島区のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000165139.html, (参照 26-06-17).
