REMODELA株式会社とニッポンインシュア株式会社は、「入居時点検」および「AI退去立会」を組み込んだ新たな保証商品を共同開発しました。
REMODELAとニッポンインシュアが着目した賃貸管理業界の課題
賃貸管理業界では、退去時の原状回復費用をめぐるトラブルや入居時の物件状態の記録不備に起因する紛争が大きな課題となっています。国土交通省の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』が整備される一方で、現場では目視による立会いと紙ベースの記録が主流です。
担当者の経験や判断に依存する属人的な運用が続いており、管理会社の人手不足も深刻化しています。立会い業務の効率化と品質の標準化が急務となっていました。
REMODELAの「入居時点検」と「AI退去立会」を組み込んだ保証商品
本商品が付帯するサービスは、以下の2つです。
- 入居時点検:スマートフォンで物件状態を撮影・データ化
- AI退去立会:動画解析で傷や汚れを客観的に抽出・費用算出
「入居時点検」では、入居時の記録データと退去時の記録を比較することによって、責任範囲を明確化し、公正な原状回復判定の基盤を構築しました。「AI退去立会」では、AIによる動画解析技術を活用して、退去時の室内状況を客観的に分析します。賃借人からの報告内容を踏まえ、『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』・賃貸借契約書・入居年数を総合的に勘案して費用負担を算出し、入居者の合意を取り付けることでトラブルを未然に防止できる仕組みです。
「AI退去立会」導入によるオーナー・管理会社・入居者へのメリット
本商品がもたらすメリットは、関係者ごとに異なります。主な内容は以下の通りです。
- オーナー:入居者とのトラブルリスクの軽減。従来合意が取れなかった事案にも代位弁済の適用が可能に
- 管理会社:退去立会業務のコスト削減と判定品質の平準化。人材不足の解消に貢献
- 入居者:客観的な記録に基づく公平な原状回復負担の実現。24時間365日、自分の都合のよい時間に対応可能
入居者にとっては、立会い日程の調整が不要です。管理会社側でも、判定品質の平準化に寄与します。
REMODELAとニッポンインシュアの新保証商品の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品区分 | 保証商品(家賃債務保証サービスへの付帯) |
| 共同開発 | REMODELA株式会社 × ニッポンインシュア株式会社 |
| 付帯サービス数 | 2つ(入居時点検・AI退去立会) |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 活用技術 | AIによる動画解析 |
| 参照ガイドライン | 国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』 |
| REMODELA所在地 | 大阪市北区中崎西2-2-1 東梅田八千代ビル2階 |
| REMODELA代表 | 福本 拓磨氏 |
| ニッポンインシュア所在地 | 福岡市中央区天神二丁目14番2号 福岡証券ビル6階 |
| ニッポンインシュア代表 | 坂本 真也氏 |
trends編集部の一言
「入居時点検」と「AI退去立会」を保証商品に組み込む設計は、単なるサービス付帯にとどまらない構造的な工夫です。入居時のデータを退去時の判定根拠として活用するという一連のデータ活用の流れは、業界全体として「記録の蓄積が判定精度を高める」という方向性への転換を示唆しています。
マーケティング業界の文脈に置き換えると、顧客接点ごとにデータを記録・比較し一気通貫でつなぐ設計への関心は業界横断で高まっており、入退去時のデータ連携を前提とした運用設計は、賃貸管理のDX化における一つの方向性として業界全体でも注目される動きと捉えられます。
References
- ^ PR TIMES. 「ニッポンインシュア×リモデラ「入居時点検・ AI退去立会」付保証商品を共同開発 | REMODELA株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000075721.html, (参照 26-06-09).
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