株式会社ワークスアプリケーションズは、プロダクトポートフォリオを業務やデータ、AIを統合するプラットフォームへ進化させるとともに、新事業「OXYG(オクシグ)」を本格的に始動しました。
HUEのAI-drivenな業務プラットフォームへの進化と3層構造への再編
近年、日本企業ではAI活用が進み、業務の効率化や高度化が実感され始めています。一方で、その活用は個別業務や一部領域にとどまり、企業全体の変革にまで広がっていないケースも少なくありません。こうした課題に対応するため、株式会社ワークスアプリケーションズ(以下、WAP)は従来のソフトウェア製品群を統合構造へと再設計しました。
HUEは、以下の3つのコンポーネントで構成される統合事業ブランドとして体系化されます。
- HUE Composable ERP(HUE ERP):基幹システム
- HUE Business Platform(HUE BP):業務基盤
- HUE Data Platform(HUE DP):データ基盤
「HUE ERP」は、日本の大手企業に特有の複雑な業務要件に対応する「Fit to Japan Standard」を前提とし、アドオンに依存しない設計によりデータ構造の分断を防ぎます。「日本企業の業務実行を支える統一的な業務データ構造」の実現を目指した設計です。
「HUE BP」は、ERPやSaaS、レガシーシステムに分散した業務プロセスを統合し、「AIが業務を理解・実行できる業務基盤」として機能します。人とAIが共通の業務フロー上で連携し、業務の自動化や高度化を実現しました。「HUE DP」は、企業内に分散するデータを横断的に統合・活用可能な状態へ整理し、「AIによる学習や分析、意思決定を支えるデータ基盤」として機能します。
新事業OXYGによる企業変革支援
WAPは、企業変革を支援する新事業「OXYG(オクシグ)」を本格展開します。基盤の整備だけでは変革は進みません。OXYGは、AI活用やDXを進める企業に対し、構想策定にとどまらず、現場への定着まで伴走するサービス事業として位置づけられています。
OXYGは、HUEに付随するサービスではなく、企業変革の定着までを支援する独立したサービス事業です。一方で、HUEと組み合わせることによって、業務基盤と変革支援を一体的に提供します。AIを前提とした業務再設計やデジタルワークフォースの構築に加え、人とデジタルの役割の再定義を含めた組織体制の設計まで踏み込み、変革の実行と定着まで伴走します。
株式会社ワークスアプリケーションズの会社概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ワークスアプリケーションズ |
| 代表取締役CEO | 秦修氏 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区 |
| 創業 | 1996年(日本発のERPパッケージベンダーとして) |
| 主要事業 | プラットフォーム事業 / サービス事業 |
| 主要製品・サービス | HUE(HUE ERP / HUE BP / HUE DP)、OXYG(オクシグ) |
| HUEページ | https://www.worksap.co.jp/hue/ |
| OXYGページ | https://www.worksap.co.jp/oxyg/ |
| コーポレートサイト | https://www.worksap.co.jp/ |
trends編集部の一言
「個別業務での活用にとどまり企業全体の変革に広がらない」という課題感は、業界を問わず共通のテーマです。マーケティングの現場でも、ツール導入は進むものの、組織全体への浸透には別の支援が必要だという声がたびたび聞かれてきました。業務基盤(HUE)と変革伴走(OXYG)を独立した事業として並列展開する構造は、こうした現場の実態への応答として注目されます。
特に、OXYGをHUEの付随サービスではなく独立事業として位置づけた点は、「ツールを売るだけでは変革は起きない」という認識が事業設計に反映された形です。業界全体としては、AI活用の定着支援を独立事業として切り出す動きは今後加速するとみられており、二本柱型の事業モデルはマーケティング業界の文脈においても、ツール普及期から定着支援期への構造転換を象徴する取り組みとして注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「WAP、「HUE」をAI-driven Platformへ進化 「HUE」と「OXYG」の二本柱で日本企業の業務変革へ | 株式会社ワークスアプリケーションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000372.000011485.html, (参照 26-06-05).
