Zoom Communications, Inc.は、Model Context Protocol(MCP)サーバーの機能拡張を発表しました。
Zoom MCPサーバー機能拡張で10以上の業務システムに対応
今回の機能拡張では、連携する AI 環境内で Zoom のミーティング要約、文字起こし、レコーディング、メモ、アクションアイテムに直接アクセスできます。コラボレーション履歴への参照も同様に可能です。
AI ツールが横断できる連携先は、Zoom Meetings、Chat、Phone、Canvas の各プロダクトに対応します。さらに Salesforce、Workday、ServiceNow など 10 種類以上のサードパーティ プラットフォームに及びます。組織全体のコンテキストをまたいだ推論が可能になりました。今後数ヶ月で追加の連携機能も順次展開される予定です。
最高エコシステム責任者の Brendan Ittelson 氏は、機能拡張の意義を次のように語っています。「AI ワークフローは、組織内コンテキストに基づいて動作できるようになることで、大幅に強力になります。開発者や組織は、コンテキストをより深く理解したワークフローや体験を構築できるようになりました。」
Zoom MCP機能拡張の主要5機能
今回の MCP 機能拡張の主な内容は、次の5点です。
- AI ツールを横断した会話インテリジェンス(ミーティング要約・文字起こしへのアクセス)
- エンタープライズ システムを横断したエージェント型検索(10 種類以上のプラットフォーム対応)
- 開発者ワークフロー向け OpenAI Codex プラグイン(コーディング環境へのミーティング インテリジェンス統合)
- AI ワークフローを横断した My Notes インテリジェンス(メモ・要約・アクションアイテムのクロス参照)
- クロス プラットフォームでの組織内コンテキスト活用(断片的な検索の低減)
これらの機能は現在、OpenAI の Codex および Anthropic の Claude 上で利用可能です。
Salesforce のアカウント情報、Workday の従業員記録や休暇残日数、ServiceNow のチケットやインシデントデータなど、多様な業務データを横断した推論が実現します。
Zoom My Notes機能の拡張とセキュリティ
Zoom の My Notes は、Zoom Meetings、Microsoft Teams、Google Meet に対応する AI を前提に設計された個人向けノート作成機能です。
対面での会話にも対応しており、単にミーティング内容を文字起こしするだけではなく、会話内容を記録・整理し、具体的なネクスト アクションへと変換します。
今回の拡張により、個人向けミーティング インテリジェンスが、Zoom の MCP サーバーを通じて利用可能になりました。Claude や ChatGPT などのサードパーティ製 AI プラットフォーム上で、メモ、要約、アクション アイテムをツールや環境をまたいで確認できます。
すべてのミーティング データは、Zoom プラットフォーム全体に適用されているエンタープライズ レベルのセキュリティ、プライバシーおよびアクセス制御のもとで管理されています。
Zoom MCP機能拡張の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発表企業 | Zoom Communications, Inc. |
| 発表日 | 2026年5月18日 |
| 対象機能 | Model Context Protocol(MCP)サーバー |
| 対応AI環境 | OpenAI Codex、Anthropic Claude |
| 連携システム数 | 10 種類以上のサードパーティ プラットフォーム |
| 主な連携先 | Salesforce、Workday、ServiceNow 等 |
| 本社所在地 | 米国カリフォルニア州サンノゼ |
| 設立 | 2011 年 |
| 公式サイト | zoom.com |
trends編集部の一言
10 以上の業務システムを横断してエージェント型検索が動作するという点は、ツールの乱立に悩む現場にとって具体的なインパクトです。業界全体としては、単一ツール内での AI 活用から「複数システムを横断するコンテキスト共有」へと、論点が移りつつあるのではないでしょうか。
マーケティングの現場でも、CRM やプロジェクト管理ツール、コミュニケーション ツールをまたいで情報を探す手間は、日常的な課題として繰り返し語られてきました。My Notes が、ミーティング外の環境でも参照できるようになった点も注目されます。会話を記録するだけではなく行動につなげる文脈として他の AI ツールへ持ち越せる設計は、マーケティング業界の文脈に置き換えると「情報の文脈ごと AI に渡す」という方向への実務的な転換を象徴する動きと読み取れます。
References
- ^ PR TIMES. 「Zoom、MCP 機能を大幅拡張 エージェント型検索対象を 10 以上の業務システムに拡大、OpenAI Codex 向けプラグインも提供開始 | ZVC JAPAN 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000046792.html, (参照 26-05-27).
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