株式会社エージェンテックは、AI資料動画化サービス「AI Shorts」のコア機能について、特許(特許第7858999号)を取得しました。
AI Shortsが特許取得した技術の概要
取得した特許の名称は「トークスクリプト生成プログラム、トークスクリプト生成システム、及びトークスクリプト生成方法」です。特許番号は、特許第7858999号で、登録日は令和8年5月7日です。
本技術は、文書ファイルを読み込んでその内容と「プレゼンテーション視聴者に関する情報」を関連付け・比較し、最適なトークスクリプト情報を自動生成します。さらに音声情報の生成、スライドショーおよび動画ファイルの生成、URL共有までを一連のプロセスとして実行します。
AI Shortsによるターゲット属性に応じた動画生成が解決する課題
労働力不足や働き方改革に伴い、ビジネスシーンにおける説明や案内、提案といった業務を動画化・デジタル化する動きが急速に進んでいます。しかし、既存の多くのサービスは「一つの資料から全員に向けて同じ説明をする動画」を生成するにとどまっていました。
実際のビジネスや教育の現場では、経営層や現場担当者、新規顧客、社内の新入社員やベテラン従業員など、「誰に伝えるか(視聴者の属性)」によって強調すべきポイントや表現のトーンが異なります。本特許技術は、1つのベース資料からターゲット層を指定するだけで、視聴者属性と資料内容を自動で関連付け・比較し、最も響くトークスクリプトを自動で出し分けて動画化までをシームレスに完結させます。
特許を取得したAI Shortsの主要機能
「AI Shorts」に搭載される本特許技術の主な機能は、以下の通りです。
- 文書ファイルを読み込んでシステムに記憶させる読込機能
- AIキャラクターと資料内容を比較・関連付けるスクリプト自動生成機能
- 生成済みスクリプトをシステム上で編集・修正できる編集機能
- 確定スクリプトから音声情報を自動生成・設定できる音声生成機能
- ページめくりと音声を連動させたスライドショー生成機能
- 配信・保存に対応した動画ファイルの全自動生成機能
- スライドショーや動画を即座に共有するURL自動発行機能
これらの機能により、高度で属人的になりがちだった「相手に合わせたコミュニケーション」を自動化できる技術です。今回の特許取得により、同社の技術力が特許庁より公的に認められた形です。
AI Shortsのサービス概要と会社情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | AI Shorts(エーアイ・ショーツ) |
| サービス区分 | 動画作成サービス(法人向けクラウドサービス) |
| 特許番号 | 特許第7858999号 |
| 特許登録日 | 令和8年5月7日 |
| 導入実績 | 200社を超える企業 |
| 会社名 | 株式会社エージェンテック |
| 代表取締役社長 | 金 淙採氏 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区西神田二丁目4番16号 レ・ジェイドクロス千代田神保町 301 |
| 設立 | 2004年1月 |
| 公式サイト | https://www.agentec.jp/ |
trends編集部の一言
「一律の説明動画」から「視聴者属性に合わせた動画の自動出し分け」へという技術的な転換は、コミュニケーション設計の文脈で注目に値します。マーケティングの現場でも、同じ資料から「経営層向け」「現場担当者向け」「新規顧客向け」のメッセージをそれぞれ用意する作業は、毎回かなりの手間がかかるものです。動画生成AI市場全体としては、「一律配信から属性別パーソナライズへ」という流れが定着しつつあり、業界横断で応用できる可能性を示唆しています。
導入実績が200社を超えているという事実は、実務での有効性がある程度検証されてきたことを示しています。今回の特許取得により、技術の独自性が公的に認定されたことで、競合との差別化をより明確に打ち出せる段階に入ったのではないでしょうか。説明や提案、研修など「伝える業務」を多く抱える組織におけるコミュニケーション課題の解決策として、同領域のDX動向としても注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「【特許取得】AI資料動画化サービス「AI Shorts」、資料からターゲットに合わせてトークスクリプトを自動生成する新技術の特許を取得 | 株式会社エージェンテックのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000102832.html, (参照 26-05-23).
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