株式会社FLUEDは、AIデータオペレーションズプラットフォーム「DataSango(データサンゴ)」の取扱を開始しました。
DataSango提供開始の背景
国内BtoB企業ではMA/CRM/SFAの導入とそれらをベースにしたAI活用が進む一方で、現場では「同一企業・人物の重複登録」「「株式会社」「(株)」など表記ゆれの混在」「業種や従業員規模、所在地などの欠損」といったデータ品質課題が残り続けています。こうした課題は、AIアウトプットの品質低下やレポートの信頼性低下、自動化フローのエラー、セグメント精度の低下などを招く要因となりました。
FLUEDは、BtoBマーケティング・営業DXの戦略策定からBPO・実務までを一気通貫で提供してきました。その過程で、生成AIやワークフロー自動化を成果につなげるためには「整ったCRMデータ」という土台が不可欠であることを、現場で繰り返し確認してきました。DataSangoの取扱開始は、CRMデータ整備という共通課題に対し、ノーコードで自動化できる専用ソリューションをクライアントへ提供することを目的としています。
DataSangoの主な機能
DataSangoが提供する主な機能は以下のとおりです。
- プロスペクト:500万社以上の企業データベースから条件抽出した企業・部署データをCRMへ自動登録
- マージ:独自ルールで重複レコードを検出し、優先度設定に基づいて自動統合
- クレンジング:会社名・電話番号・住所などの表記ゆれを設定ルールで自動統一
- エンリッチメント:500万社以上のデータベースと連携し、法人番号や業種、従業員規模・所在地などを自動付与・定期更新
- トランスフォーム:複数カラムの条件を組み合わせ、新たなセグメント・分類値をノーコードで自動生成
- AIエンリッチメント:「会社概要」「直近のニュース」など、任意に定義したフィールドをAIがウェブ調査して自動入力
- AIトランスフォーム:「社長」「代表取締役」「CEO」といった自由記述の表記をAIが意味を解釈して構造化データへ自動変換
既存のCRM/SFAと併用可能で、現在ベータ版として無料プラン(クレジットカード登録不要)から利用を開始できます。
DataSangoに関するFLUEDとのパートナーシップと今後の展望
FLUEDは、BtoBマーケティング・営業DXの専門家集団として、DataSangoの導入提案からCRM運用設計、データ整備ルールの策定、運用定着までを一貫支援します。既存のMA/CRM/SFA運用支援および生成AI活用支援と組み合わせ、データ品質を起点とした営業DXを提供する方針です。
中期的には、SaaS企業や製造業、IT企業をはじめとするBtoB領域の中堅・大企業を中心に支援を展開する計画です。MA/CRM/SFAの導入・運用支援におけるデータ整備フェーズの標準化、生成AIエージェントやワークフロー自動化導入の前提となる「データ基盤クレンジング」プロジェクト、自社プロダクト「FINDFOLIO」を含む法人データSaaSと連携したエンリッチメント運用の3つを主要テーマとして位置づけています。
株式会社FLUED 代表取締役 松永 創氏は次のように述べています。「BtoBマーケティング・営業DXの現場で支援を重ねるなかで、最大のボトルネックはツール選定でも施策設計でもなく、CRMデータそのものの品質であると痛感してきました。DataSangoは、重複・表記ゆれ・欠損といった、これまで人手で延々と対応してきた課題をノーコードで自動整備できる、現場目線の極めて実用的なプラットフォームです」
DataSangoおよびFLUEDの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サービス名 | DataSango(データサンゴ) |
| カテゴリ | AIデータオペレーションズプラットフォーム |
| 提供元 | 株式会社Mer |
| 取扱企業 | 株式会社FLUED |
| 企業データベース規模 | 500万社以上 |
| 料金プラン | 無料プランあり(クレジットカード登録不要・ベータ版) |
| 対応CRM/SFA | 既存システムと併用可能 |
| 取扱会社所在地 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内 JPタワー14階 |
| 取扱会社URL | https://flued.jp/ |
trends編集部の一言
500万社以上の企業データベースを活用した自動エンリッチメントという規模感は、改めて目を引きます。マーケティングの現場でもリスト整備やセグメント設計に費やす時間は想像以上に大きく、「データが整っていないと施策の精度が上がらない」という感覚は、業種を問わず、共通しているのではないでしょうか。
生成AIやワークフロー自動化の導入が加速するなかで、「ツールを入れる前にデータを整える」というアプローチは、業界全体としてもあらためて注目されつつある論点と言えます。マーケティング業界の文脈に置き換えると、MAやCDPの活用精度がCRMデータの品質に直結するため、DataSangoのようなデータ整備専用ツールの存在は、BtoB施策の精度向上を検討する上で重要な選択肢になりつつあります。
ノーコードで重複・表記ゆれ・欠損を自動整備できる点も、現場での導入ハードルを下げる設計として機能します。同種サービスでは無料プランによるスモールスタート型の導入が業界全体として広がっており、CRMデータ整備の自動化は業界横断で加速しているテーマです。
References
- ^ PR TIMES. 「BtoBマーケ・営業DX支援の㈱FLUED、AIデータオペレーションズプラットフォーム「DataSango」の取扱を開始 | 株式会社FLUEDのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000072051.html, (参照 26-05-23).
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